会社元先輩でChicago Boothの一年生の方から紹介され、9月から発音訓練専門学校の「ザ・ジングルズ」に通っている。
前のEntryに書いたように、所謂受験予備校に行かないと決めていたので、何かしら特定の分野で英語力を鍛えるという性質のものでないと行く気になれないでいた。
しかし、Stanford GSB説明会でアドミやアメリカ人Alumniとまともに会話ができず、英会話力の不足を痛感したので、何かもっとうまく話せるようにならないものか、と考えていた。そんな折、その先輩との会話の中で、「一日5分の訓練で本当に英会話力が上がる」と勧められたのがこの学校。
英会話学校に基本的にValueを見出していない自分は、今まで英会話学校に通ったことはなかったが、この無料体験レッスンに行ってド肝を抜かれた。
およそ「英会話学校」という定義が似合わない程、特殊な訓練がそこにあったからである。
胸部から腹部にかけての筋肉の構造、日本人が発声に使う筋肉を説明され、英語がうまく話せない理由を科学的に説明、それを克服するために、英語発音に必要な筋肉を毎日朝晩5分の訓練により強化しましょう、という授業内容。
全く未体験のアプローで、実際発生して少しでも間違っていると鋭く「違います」と先生から指摘される、という内容には只ならぬプロフェッショナリズムを感じ、即決で通うことにした。
1コース個人レッスン45分×8回+発音テスト2回で11万円と、1レッスン当たり1万円で決して安くないが、価格に見合った授業内容であると思う。
実際毎日朝晩5分を訓練に充てているが、発音のレベルが上がっていくのが如実に実感でき、これはすごいと感じている。
2月に今のコースが終わる予定で、次はもう1レベル上のコースを受講するか、これで終わりにするかわからないが、きちんと毎日欠かさず訓練を続けることにしよう。
2015年夏(Class of 2017)からの米国MBA留学を目指す、某仕事人の軌跡
2010年10月28日木曜日
2010年10月24日日曜日
TOEFL受験会場選び(東京・千葉)
前回Entryのとおり、TOEFL第1回目にて出鼻をくじかれてしまったが、ここでうなだれていてはイカン!と鞭を打ち、早速リカバリーを、と思い今後のスケジュールや受験事情ををもっと丁寧に調べてみた。
すると受験会場選びはどうやら大切とのことがわかった。
隣の人との距離、間仕切りがあるか、この2点はテストに集中するためには特に重要とのこと。確かに、Speaking sectionで自分が一生懸命聞いているのに、隣でSpeak loudされてしまったら、ペースが乱されそうだ。
いろいろググっていたら、会場の口コミサイトを発見。これを見ればおおよそ会場の雰囲気がつかめる。
定評のあるプロメトリックのテストセンターのどこかで予約をしようと思ったが、今は2nd round出願に向けてスコアメイクのラストスパートをする人が多のだろうか、評価が高い会場はほとんど予約満席のようだ。
出張など不確定要素はあるが、まぁ最悪かぶっても60ドル払って日程動かせばいいか、ということで、近々にも次回受験日を11/21(日)か11/27(土)に設定しようと思う。
また、TOEFLゼミナールの短縮版模試(無料)を来週10/30(土)に、留学ジャーナルのFull range模試(8400円)を11/13(土)に設定し、次回TOEFLを無駄なトライアル試験にしないようにしよう。なお、留学ジャーナル模試は、自分のPCで入金から2週間以内にオンデマンドに取り組むタイプと、会場で本番さながらに行われる2パターンがあるが、本番が勝負の場であることを念頭に置き、後者を選択した。(全国主要都市で開催されている模様)
理想的には年内に105点以上、更には目指せ109点、という気合いだが、これを実現するためには、11月、12月中旬に再度受験して、そのどちらかで結果を残さなければならない。と考えると、本当に時間が限られており、忘年会シーズンを迎えるがこれをうまくかわしながら勉強時間をしっかり確保していかなければならない。
逆にTOEFL初日の辛酸が効いて、模試などを駆使しながら年内にいい点を取れる様頭を動かすきっかけになったので、まぁよしとするか。
すると受験会場選びはどうやら大切とのことがわかった。
隣の人との距離、間仕切りがあるか、この2点はテストに集中するためには特に重要とのこと。確かに、Speaking sectionで自分が一生懸命聞いているのに、隣でSpeak loudされてしまったら、ペースが乱されそうだ。
いろいろググっていたら、会場の口コミサイトを発見。これを見ればおおよそ会場の雰囲気がつかめる。
定評のあるプロメトリックのテストセンターのどこかで予約をしようと思ったが、今は2nd round出願に向けてスコアメイクのラストスパートをする人が多のだろうか、評価が高い会場はほとんど予約満席のようだ。
出張など不確定要素はあるが、まぁ最悪かぶっても60ドル払って日程動かせばいいか、ということで、近々にも次回受験日を11/21(日)か11/27(土)に設定しようと思う。
また、TOEFLゼミナールの短縮版模試(無料)を来週10/30(土)に、留学ジャーナルのFull range模試(8400円)を11/13(土)に設定し、次回TOEFLを無駄なトライアル試験にしないようにしよう。なお、留学ジャーナル模試は、自分のPCで入金から2週間以内にオンデマンドに取り組むタイプと、会場で本番さながらに行われる2パターンがあるが、本番が勝負の場であることを念頭に置き、後者を選択した。(全国主要都市で開催されている模様)
理想的には年内に105点以上、更には目指せ109点、という気合いだが、これを実現するためには、11月、12月中旬に再度受験して、そのどちらかで結果を残さなければならない。と考えると、本当に時間が限られており、忘年会シーズンを迎えるがこれをうまくかわしながら勉強時間をしっかり確保していかなければならない。
逆にTOEFL初日の辛酸が効いて、模試などを駆使しながら年内にいい点を取れる様頭を動かすきっかけになったので、まぁよしとするか。
2010年10月23日土曜日
記念すべき最悪のTOEFL受験1回目
今日はTOEFLの受験日だった。
まだAM10時になぜEntryを書いているかというと、試験が受けられなかったからだ。
朝から今日はついていなかった。いつもはすいている松屋は激混み。No more放置駐輪のおっさんがいつもノーマークのチャリ置きスポットに今日はいて注意される。2時間強もかけて千葉から神奈川工科大学というやたら遠い場所にいくため、電車でCD-ROMを使って勉強使用しようとしたらPCが不具合。どうも調子が悪い。
で、30分前に会場に到着。
情報を漏えいしません的な宣誓書を書き、さっさと身分証明して入室しようとしたとき、異変に気付いた。周りの人らはみなパスポートを持っている。
しまった。TOEFL受験にはパスポートがMustとのこと。運転免許証やらなんやらでどうにかなると思った自分が甘過ぎた。
TOEFL受験者の読者の方は、なーんだバカだなぁ、とご覧になっているだろう。
その通り!!取り付く島もありません。全くの不覚である。。。
私費留学のため資金をコツコツと貯めている傍ら、なけなしの金を払って受けたTOEFL。気合を入れて今週は会社を毎日18時には切り上げ、家で平均3~4時間勉強。朝も毎日1時間勉強していたので、@4~5時間みっちりトレーニングして迎えた第1回目受験。が、ほんとに情けない凡ミスにより門前払いをくらってしまった。
注意事項というものは、きちんと読んでおくべき。
「これから留学の過程で面倒な宣誓書やRegisterの処理を要請されるだろうが、おろそかにせずきちんと読むように」
という教訓なんだろうね。
また、TOEFL試験を受けると決めてからは、今までののらりくらりの勉強とは違って俄然集中力が増したし、勉強時間へのコミットも上がった。という意味では、今回当日受けられなかったことは相当痛かったが、TOEFL勉強のプロセスから考えると無駄ではなかった。
と、失敗から学ぶことで、ドブに捨てた1万7000円から少しはリターンを得ようと試みる。
とはいえ、勉強料にしてはやたらと高くついた1万7千円だった。。。
ほんともったいねーーー!!!!往復4時間&1万7000円返せETS!!!と腹いせに書いてみる。そして書いたらすっきりしたので、ごめんなさい僕が甘かったです。と反省もしてみる。
ビジットの熱いEntryを書き連ねた直後にこんな情けないEntryで、本当に申し訳ありません。
こんなおっちょこちょいな日も、たまにはあります。どうかご勘弁を。(開き直った訳ではありません。自分への戒めです。)
次回は仕事などの兼ね合いから、1ヶ月後だなぁ。早速次回受験を早めに予約します。
まだAM10時になぜEntryを書いているかというと、試験が受けられなかったからだ。
朝から今日はついていなかった。いつもはすいている松屋は激混み。No more放置駐輪のおっさんがいつもノーマークのチャリ置きスポットに今日はいて注意される。2時間強もかけて千葉から神奈川工科大学というやたら遠い場所にいくため、電車でCD-ROMを使って勉強使用しようとしたらPCが不具合。どうも調子が悪い。
で、30分前に会場に到着。
情報を漏えいしません的な宣誓書を書き、さっさと身分証明して入室しようとしたとき、異変に気付いた。周りの人らはみなパスポートを持っている。
しまった。TOEFL受験にはパスポートがMustとのこと。運転免許証やらなんやらでどうにかなると思った自分が甘過ぎた。
TOEFL受験者の読者の方は、なーんだバカだなぁ、とご覧になっているだろう。
その通り!!取り付く島もありません。全くの不覚である。。。
私費留学のため資金をコツコツと貯めている傍ら、なけなしの金を払って受けたTOEFL。気合を入れて今週は会社を毎日18時には切り上げ、家で平均3~4時間勉強。朝も毎日1時間勉強していたので、@4~5時間みっちりトレーニングして迎えた第1回目受験。が、ほんとに情けない凡ミスにより門前払いをくらってしまった。
注意事項というものは、きちんと読んでおくべき。
「これから留学の過程で面倒な宣誓書やRegisterの処理を要請されるだろうが、おろそかにせずきちんと読むように」
という教訓なんだろうね。
また、TOEFL試験を受けると決めてからは、今までののらりくらりの勉強とは違って俄然集中力が増したし、勉強時間へのコミットも上がった。という意味では、今回当日受けられなかったことは相当痛かったが、TOEFL勉強のプロセスから考えると無駄ではなかった。
と、失敗から学ぶことで、ドブに捨てた1万7000円から少しはリターンを得ようと試みる。
とはいえ、勉強料にしてはやたらと高くついた1万7千円だった。。。
ほんともったいねーーー!!!!往復4時間&1万7000円返せETS!!!と腹いせに書いてみる。そして書いたらすっきりしたので、ごめんなさい僕が甘かったです。と反省もしてみる。
ビジットの熱いEntryを書き連ねた直後にこんな情けないEntryで、本当に申し訳ありません。
こんなおっちょこちょいな日も、たまにはあります。どうかご勘弁を。(開き直った訳ではありません。自分への戒めです。)
次回は仕事などの兼ね合いから、1ヶ月後だなぁ。早速次回受験を早めに予約します。
2010年10月22日金曜日
米国東海岸ビジット総括
今回の東海岸ビジットを経て、実に多くの学びと、課題と、反省が得られた。
◆スクールの特徴
まず、各スクールの特徴がはっきりとしていることがわかった。
Top校の在校生と話していて、「まずは受かってから考えるべき。最終的には米国ならTop5のどこかに行ければ、どこの学校でも学びたいことを学べるし、あまり変わらないよ。」と聞くことは今回ビジットを含めて多いが、とはいえ授業のスタイルや集まってくる学生には相当程度違いがあることを実感した。
色んな切り方はあるが、一つ書いてみるなら、こんなのがあるかと思う。
横軸が授業の傾向、縦軸が卒業後輩出する人間の傾向、という軸で切ってみた。
授業がConceptualでLeaderやGeneral managerを輩出することを狙っているのがHBS。その教育システムは、賛否両論あるが少なくとも自分は魅力を感じた。限りなく実務者を求めるMIT、研究者気質を持ったChicago、金融業界の実務者を送り出すWharton、といった様に、自分の中ではこの様にざっくり整理した。
ビジットを通して、行きたいところは見つかった?と聞かれれば、HBSかChicago、というのが現時点での回答。
HBSは最もUncomfortableな環境だったから、逆に成長の場になるだろうと思った。今の会社に貼った時の動機と極めて近い。自分は元来アウトローにガンガン道なき道を切り開くときに一番ドライブがかかる人間。伝統的なCommunityは息苦しいし、前例踏襲なんてクソ喰らえと思って生きてきた。
ただMajorityの考え、EstablishmentされたCommunityの価値観がわからなければ、大きな動きを世の中に仕掛けていくことには限界がある。敢えて対極的な思想で動く人間の中に身を投じることで、彼らの考えがわかり、自分自身も今までにない思考回路を身につけることができるかもしれない。
それでいて、個性を失わずにいれば、その組織に新たな思想を流しこめるかもしれないし、いつかその環境を飛び出しても、Majorityの考えがわかったアウトローとなり、結果世の中を動かせるかもしれない、こう思って今のお堅い企業にいる。
HBSとStanfordを並べると、官僚組織とベンチャーの対立構造が想起されるのではないだろうか。性に合っているのはStanford、対極にあるのはHBSと、自分には整理される。HBSに魅かれるのは、ブートキャンプの様な環境で、徹底的にHBS流思考回路を叩きこまれ、Establishment達のコミュニティへの切符を手に入れることが同時にできるからと思っている。
いつか独立するとしても、Establishment達とのネットワークは必ず生きてくるだろう。そんな意味を込めてHBSが行ける行けないに関わらず、志願レベルが上がった。
次にChicago。理論を理論として学ぶのを追求するに最高の環境と思った。HBSの様な軍人養成所は別だが、MITはほのぼの過ぎて理論の追及がさして感じられないし、Whartonでは証券アナリストかCFAの試験勉強をすれば書いてありそうな数式を学ぶ機会が多そうだし、アカデミックレベルで言えば、Chicagoが一番本気度が高いとの印象であったためだ。
意外とアントレが多いのも魅力。またWhartonがCorporate finance寄りであるのに対し、ChicagoがInvestment寄りであり、ここには大きな違いがある。自分は投資により企業経営を活性化していきたい立ち位置なので、これが合致するのがChicagoではないかと思っている。
◆キャリアパス
日本人在校生との会話の時間の大半をキャリアパスに関する議論に充てただけあって、様々な角度から考える機会を得た。
Wharton在校生とは「外資系×ドメスティックビジネス」「日系×グローバルビジネス」のトレードオフについて議論した。MIT在校生とは、商社とPEのValue Upの違いを、「機能ごと海外に持ち出す商社」と、「特定の地域に集積してきた企業同士を繋げるPE」に分けて議論を展開。Chicagoでは極めつけ、キャリアパスを実現する場として、商社内完結か外資を渡り歩くかを語り、大きなInsightを得た。
ここまで複眼的にキャリアパスを考慮できたのは、まさにビジットで多くのバックグラウンドから集まった在校生と突っ込んだ会話ができたからであり、行動を起こした成果と言える。
商社内でキャリアを形成するのであれば、当然社費を考えるべきで、今回のビジットにより社費の可能性がゼロから2くらいまで上昇したことは意味があったことと言える。
◆「サイドをとる」ことの重要さ
ビジットの前提として、会社を辞めて私費で行くというサイドをとっていたがゆえに、私費の思考回路から会う人を選び、キャリアについてリスクリターンについて考えた。会社を辞めるという覚悟を定めたから、今いる会社がとてつもなく別れ惜しい会社に見えるようになった。
サイドをとることによって、見える視点が切り替わるし、話す内容も変わってくる。サイドを取ると、同じくサイドを取った人から突っ込んだ話を聞ける。逆サイドの人からは、逆サイドに引き込むようなロジックで言葉を投げかけられる。彼らのロジックに耳を傾けると、なるほど一理ある。
こうした議論はサイドをとらずして起こり得ない。「社費私費どちらも考えている」と曖昧なスタンスでいると、話す内容も一般論を超えず、相手も議論に乗ってくれない。PEという指定をしなければ、Value Upをキーワードを口にしなければ、今回ビジットでできたような発見はなかっただろう。
今自分がとっているサイドがあるから、全て見つかったのだと思う。サイドをとることも重要だし、サイドを取ってみたら、そのサイドが好ましくないことがリアルにわかるかもしれない。その時は逆サイドに修正すればいい。ただサイドを真に決めていないうちは、逆サイドに修正できる道を残しておくべき。何事も意思決定のプロセスにあたっては、情報収集→分析→決断というプロセスがあるもので、サイドを取るというのは、情報収集→分析までは修正できるが、決断→実行としてしまうと修正できなくなることが多い。
サイドを取って情報収集→分析まで行い、最後に覚悟を持って決断すればよいのである。決断までの時間にサイドを取ったがゆえに得られた突っ込んだ情報とその分析を重ねて、真に進むべき道を自分なりに定めたい。
◆英語力
これは相当痛感した。「サイドを取る」にも繋がるが、1年半後にその場にいて、授業で発言をすることをリアルに想定したところ、全く自分が授業についていけないレベルだと思い知らされた。ものすごいスピードで議論が展開していくのを、聞いて、考えて、すぐに発言に変換しなければならない。
日本での勉強姿勢が甘かったことを如実に感じ、TOEFLテストも何やら言い訳をつけて受けていないのも情けなく思われた。
早速TOEFLを受けるが、それ以外にも、英語で会話をする機会を作り出さなければ、テストは何とかいったとしても、留学実現後に得られるものに雲泥の差が出てくるはず。今から留学中を見据えた英語力訓練を考慮しなければならない。
◆最後に
ということで、ビジットレポートの総括としては、「さらに加速して、キャリアパスを煮詰め、スコアを取り、英語コミュニケーションの機会を増やす」ことを今後推進していく、という一言に括られるだろう。
変な憧れや、MBAインフレみたいなものは終息した今、残っているのは受験プロセスといういばらの道、英語圏での戦いに備えた訓練、キャリアパスという壮大な課題だ。これら一つ一つに妥協せずに取り組んでいくことのみであるので、抜かりなく取り組んでいきたい。
最後に、ここで書くことで直接的には届かないこと承知の上だが、この場を借りてお世話になった日本人在校生と日本の諸先輩方に厚くお礼申しあげる。

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◆スクールの特徴
まず、各スクールの特徴がはっきりとしていることがわかった。
Top校の在校生と話していて、「まずは受かってから考えるべき。最終的には米国ならTop5のどこかに行ければ、どこの学校でも学びたいことを学べるし、あまり変わらないよ。」と聞くことは今回ビジットを含めて多いが、とはいえ授業のスタイルや集まってくる学生には相当程度違いがあることを実感した。
色んな切り方はあるが、一つ書いてみるなら、こんなのがあるかと思う。
横軸が授業の傾向、縦軸が卒業後輩出する人間の傾向、という軸で切ってみた。
授業がConceptualでLeaderやGeneral managerを輩出することを狙っているのがHBS。その教育システムは、賛否両論あるが少なくとも自分は魅力を感じた。限りなく実務者を求めるMIT、研究者気質を持ったChicago、金融業界の実務者を送り出すWharton、といった様に、自分の中ではこの様にざっくり整理した。
ビジットを通して、行きたいところは見つかった?と聞かれれば、HBSかChicago、というのが現時点での回答。
HBSは最もUncomfortableな環境だったから、逆に成長の場になるだろうと思った。今の会社に貼った時の動機と極めて近い。自分は元来アウトローにガンガン道なき道を切り開くときに一番ドライブがかかる人間。伝統的なCommunityは息苦しいし、前例踏襲なんてクソ喰らえと思って生きてきた。
ただMajorityの考え、EstablishmentされたCommunityの価値観がわからなければ、大きな動きを世の中に仕掛けていくことには限界がある。敢えて対極的な思想で動く人間の中に身を投じることで、彼らの考えがわかり、自分自身も今までにない思考回路を身につけることができるかもしれない。
それでいて、個性を失わずにいれば、その組織に新たな思想を流しこめるかもしれないし、いつかその環境を飛び出しても、Majorityの考えがわかったアウトローとなり、結果世の中を動かせるかもしれない、こう思って今のお堅い企業にいる。
HBSとStanfordを並べると、官僚組織とベンチャーの対立構造が想起されるのではないだろうか。性に合っているのはStanford、対極にあるのはHBSと、自分には整理される。HBSに魅かれるのは、ブートキャンプの様な環境で、徹底的にHBS流思考回路を叩きこまれ、Establishment達のコミュニティへの切符を手に入れることが同時にできるからと思っている。
いつか独立するとしても、Establishment達とのネットワークは必ず生きてくるだろう。そんな意味を込めてHBSが行ける行けないに関わらず、志願レベルが上がった。
次にChicago。理論を理論として学ぶのを追求するに最高の環境と思った。HBSの様な軍人養成所は別だが、MITはほのぼの過ぎて理論の追及がさして感じられないし、Whartonでは証券アナリストかCFAの試験勉強をすれば書いてありそうな数式を学ぶ機会が多そうだし、アカデミックレベルで言えば、Chicagoが一番本気度が高いとの印象であったためだ。
意外とアントレが多いのも魅力。またWhartonがCorporate finance寄りであるのに対し、ChicagoがInvestment寄りであり、ここには大きな違いがある。自分は投資により企業経営を活性化していきたい立ち位置なので、これが合致するのがChicagoではないかと思っている。
◆キャリアパス
日本人在校生との会話の時間の大半をキャリアパスに関する議論に充てただけあって、様々な角度から考える機会を得た。
Wharton在校生とは「外資系×ドメスティックビジネス」「日系×グローバルビジネス」のトレードオフについて議論した。MIT在校生とは、商社とPEのValue Upの違いを、「機能ごと海外に持ち出す商社」と、「特定の地域に集積してきた企業同士を繋げるPE」に分けて議論を展開。Chicagoでは極めつけ、キャリアパスを実現する場として、商社内完結か外資を渡り歩くかを語り、大きなInsightを得た。
ここまで複眼的にキャリアパスを考慮できたのは、まさにビジットで多くのバックグラウンドから集まった在校生と突っ込んだ会話ができたからであり、行動を起こした成果と言える。
商社内でキャリアを形成するのであれば、当然社費を考えるべきで、今回のビジットにより社費の可能性がゼロから2くらいまで上昇したことは意味があったことと言える。
◆「サイドをとる」ことの重要さ
ビジットの前提として、会社を辞めて私費で行くというサイドをとっていたがゆえに、私費の思考回路から会う人を選び、キャリアについてリスクリターンについて考えた。会社を辞めるという覚悟を定めたから、今いる会社がとてつもなく別れ惜しい会社に見えるようになった。
サイドをとることによって、見える視点が切り替わるし、話す内容も変わってくる。サイドを取ると、同じくサイドを取った人から突っ込んだ話を聞ける。逆サイドの人からは、逆サイドに引き込むようなロジックで言葉を投げかけられる。彼らのロジックに耳を傾けると、なるほど一理ある。
こうした議論はサイドをとらずして起こり得ない。「社費私費どちらも考えている」と曖昧なスタンスでいると、話す内容も一般論を超えず、相手も議論に乗ってくれない。PEという指定をしなければ、Value Upをキーワードを口にしなければ、今回ビジットでできたような発見はなかっただろう。
今自分がとっているサイドがあるから、全て見つかったのだと思う。サイドをとることも重要だし、サイドを取ってみたら、そのサイドが好ましくないことがリアルにわかるかもしれない。その時は逆サイドに修正すればいい。ただサイドを真に決めていないうちは、逆サイドに修正できる道を残しておくべき。何事も意思決定のプロセスにあたっては、情報収集→分析→決断というプロセスがあるもので、サイドを取るというのは、情報収集→分析までは修正できるが、決断→実行としてしまうと修正できなくなることが多い。
サイドを取って情報収集→分析まで行い、最後に覚悟を持って決断すればよいのである。決断までの時間にサイドを取ったがゆえに得られた突っ込んだ情報とその分析を重ねて、真に進むべき道を自分なりに定めたい。
◆英語力
これは相当痛感した。「サイドを取る」にも繋がるが、1年半後にその場にいて、授業で発言をすることをリアルに想定したところ、全く自分が授業についていけないレベルだと思い知らされた。ものすごいスピードで議論が展開していくのを、聞いて、考えて、すぐに発言に変換しなければならない。
日本での勉強姿勢が甘かったことを如実に感じ、TOEFLテストも何やら言い訳をつけて受けていないのも情けなく思われた。
早速TOEFLを受けるが、それ以外にも、英語で会話をする機会を作り出さなければ、テストは何とかいったとしても、留学実現後に得られるものに雲泥の差が出てくるはず。今から留学中を見据えた英語力訓練を考慮しなければならない。
◆最後に
ということで、ビジットレポートの総括としては、「さらに加速して、キャリアパスを煮詰め、スコアを取り、英語コミュニケーションの機会を増やす」ことを今後推進していく、という一言に括られるだろう。
変な憧れや、MBAインフレみたいなものは終息した今、残っているのは受験プロセスといういばらの道、英語圏での戦いに備えた訓練、キャリアパスという壮大な課題だ。これら一つ一つに妥協せずに取り組んでいくことのみであるので、抜かりなく取り組んでいきたい。
最後に、ここで書くことで直接的には届かないこと承知の上だが、この場を借りてお世話になった日本人在校生と日本の諸先輩方に厚くお礼申しあげる。

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ラベル:
B-School情報,
受験勉強全般,
熱い話
2010年10月20日水曜日
Chicago Booth & Kelloggビジットレポート
あっという間に最終日。もう風邪はすっかり治り、力が漲ってきていた。
もっとも寒いと思われたChicagoの街に防寒対策バッチリで乗り込んだが、この一週間で一番暖かく、街では夜なのに半そで姿の人もちらほら見えた。
Downtownにある会社元先輩(Boothに留学中)の家に泊めてもらい、一杯やってから就寝。
翌朝は徒歩電車で学校まで共に向かった。シカゴはとにかくビルが高く、これには驚いた。
駅から一直線に学校へ向かう学生に紛れ、校舎まで。今までで一番きれいな校舎との印象を受けた。
アドミオフィスでビジット資料一式とネームプレートをもらい、授業へ。ここからどっぷりBoothの授業へと浸かった。
【Strategic Development】
製品を通してどうビジネスモデルを構築するか、成長するに当たりどういったステップで製品をリリースしていくか、それが産業にどう影響を与え、自社の収益に寄与するのか、というCorporate StrategyとMarketingを融合した様なテーマの授業であった。
Web Musicを例に、Product, User, Advertisement, Supplierなど複数の要素を図示し、それぞれがどう有機的に結びついてビジネスモデルが形成されるかをディスカッションベースに時間をかけ明らかにしつつ、時々理論を用いながら具体例を抽象化していた。プロダクトライフサイクルが実ビジネスで形成される様子も解説されていて、学問らしさを感じる内容だった。
1時間半程で休憩に入り、また授業が開始。どうやら2時間ぶっつづけの様で、アドミのInfo sessionも気にかかったが、授業は絶対この場でないと味わえないことを考慮し、そのまま出席することにした。
後半は教授の力作プレゼンテーション資料を中心に、理論を学ぶ授業内容。先輩から「シカゴは米国一(世界一かもしれない)多くノーベル経済学賞受賞者を輩出している大学で、研究者肌の教授が多い」と聞いていたが、まさにその内容にふさわしい、学問として優れた理論を学べる場だなという印象を受けた。
内容は、ビジネスモデルを評価するプロセスの紹介だった。簡単に纏めると、以下。
1.Business Drivers
市場規模・成長性・収益性、競合、コストなど、マクロ寄りの外部環境を分析する
2.Critical Assumption
ビジネスの成功を左右する前提条件のうち、インパクトの大きい前提条件を絞り込む
3.Causal Factors
Critical assumptionに影響を与える要因を特定する
4.Assessment
自社が取りうるリスク許容範囲において取り組みたい優先度の高い順に事業を並べる
これを、複数のチャートや統計などを用いてよくまとまったプレゼンテーションにまとめていた。勿論ビジネスの現場を科学しているから、現場なしには語れない話ではあるが、これまで見た他校の授業の中で最もアカデミックに仕上げられた授業であった。
そんなこんなで3時間に及ぶ授業が終わり、ランチタイムへ。
【日本人在校生とのランチ】
ふらふらと食堂に来た。やはり校舎どこを見渡してもきれいである。
このランチでは、ビジット最終日にふさわしい腹落ちがある会話だった。
対応してくれたのは2年生でGoldman sachs→Bain capital(世界的PEファンド)出身のKさん、1年生で総合商社から社費派遣中のAさん、同じ会社(!)から社費派遣中のIさんだった。Wharton、MITでのキャリアに関する話の続きで、事業のValue Upを図るPEファンドがあるはずで、そこへ移ればよりアグレッシブに事業のValue Upに専念できるだろうという仮説を持っているという話から切り出した。このテーマに関しては、まさに自分が予てから興味があったBain Capital出身のKさんがいたことに加え、総合商社から派遣されたAさんがステップ的には自分の目指す姿と近かったこともあり、大いに盛り上がった。まず、議論の結論を纏めた以下の表をご覧頂きたい。
要は、キャリアパスを概念レベルで成長ステージ順に並べた場合、今いる総合商社から転職をしてもしなくても、やりたいことは実現できるので、あとはリスク許容度・体力・価値観に合わせて転職するか否かを選択するかのみである、という点に着地したのだ。
順を追って議論を振り返ってみよう。まず、こんな質問をKさんに投げてみた。
「自分はPEへの転職を見据えてMBA留学を考えているが、PEで投資と事業経営の両輪に携わり、特に投資先のValue Upを手掛ける事はできるのか?カーライル出身のWharton在校生に聞いたところ「PEは限りなくフィナンシャルインベスターだ。」と言っていたが、Bain Capitalのスタンス含めて教えて欲しい。」
答えはこうだ。Value Upに力を入れているPlayerとそうでないPlayerがいて、前者はBain Capital・ユニゾン・アドバンテッジドパートナーズ、後者はカーライル・KKRだと。Bain Capitalで言えば、組織は①投資案件を発掘する「投資管理チーム」と②投資後の投資先のValue Upを図る「ポートフォリオチーム」の2つから構成されている。ただし②にJoinするためのスペックとして、コンサルでの経験値が高いか事業会社で利益責任を負う立場を務めた経験があることが求められ、MBA上がりの若造では相手にされないか、運よく加われても結果が出せずいつクビになるかわからないとのこと。これは他のValue Up特化型ファンドでも変わらないだろうと言っていた。
そこでKさんの提案としては、MBA留学後は一旦コンサルに入り経験を2~5年積み、それからPEファンド(Bain Capitalと今から特定する必要はない)に移るのでもいいのではないかというものだった。
ただこれはあくまで一般的なキャリアパスであり、議論の対象は「そもそもPEの先も含めて、何がしたいのか?」へと移った。自分はこう答えた。(上の図に沿って説明する)
「事業会社」で駆け出しの社会人生活でビジネスの基礎を学び、「MBA留学」で知識と経験の整理を行い、基礎力養成に一旦ピリオドを打つ。卒業後は「戦略and/or金融のプロフェッショナル」の性質を持った仕事に従事し、経営者として重要なスキルを身につける。次に事業会社の経営幹部となり自らの手で会社を動かし、最後に事業会社の社長として落ち着くか、投資家となって次なる事業家達をインスパイアする存在となりたい。そうして日本もしくは世界に価値を創造していきたい、と。
するとKさんは外資系金融やコンサルでよくあるキャリアパスとそっくりだと言う。プロフェッショナルとして他人の買収案件や経営戦略を考え続けているといつか飽き、自分のアカウントでビジネスをしたくなり、事業会社に移りたがる。その事業会社で上り詰めるか転職を更に行い、最終的には事業会社の社長か投資家として落ち着く、と。
総合商社から社費で派遣されているAさんがここで口を開いた。Aさんは放送会社や金融会社を買収する専門部隊で8年間(たしか)務めたが、買収のプロとして今後も生きるより事業全体をマネジメントする立場になりたいとのことで、その能力を高めるためMBA留学に社費で来ている。将来は勿論元の会社に戻り、投資先の事業経営に携わり、ゆくゆくはグループ会社の経営者になりたい、とのことだった。彼はMBA後転職をしなくても総合商社というマルチセクターの企業のリソースを最大限活用すれば、先に筆者が言った様なキャリアパスは描けるとの意見を持っていた。
違いは、先の図の下半分に書いたような差異だ。若干単純化しているので必ずしも当てはまらないかもしれないが、まぁざっくり言えば大きなズレはないだろう。この部分は会社の評価・給与制度の話なので直ぐには変えられらないので、リスク許容度(総合商社にいれば雇用と収入が保証されていることの意義は大きい)、体力(外資系での激務に体がついていくか)、価値観によりけりでどちらかを選ぶというのが着地点となった。
加えて、日本の国益にどれだけインパクトを与えられるかという観点から外資系キャリアチェンジ型と総合商社完結型で比較してみた。筆者が、国益のためなら日本のインダストリーに深く根ざしていて、かつ日系企業である商社の方がよく、あくまで海外の投資家の利益の為に働く外資系よりはいいのだと思うと意見した。するとKさんがこう答えた。
「自分は日本の為にBain Capitalで働いてきた。PE産業が定着していない日本において、横並びの日系大企業の動きを待っていたのでは、いつまで経っても溝は埋まらない。だが誰かがパイオニアとして良い事例を作っていけば、大企業も意義を確認して産業が盛り上がるかもしれない。日本の産業が将来的に弱体化すると懸念されるなかで、PE投資がもっとメジャーになり数多くの日本企業が再生したなら、間接的ではあるが国益への寄与以外の何物でもないはずだ。」
確かに日本で事業を行う会社に投資し、その日本の会社のビジネスを支えるのであれば、それは日本の為に働いていることにほかならない。このロジックが構築されたことにより、先の「外資系キャリアチェンジ型」「総合商社完結型」のいずれも自分のやりたいことは実現され、あとは正解不正解のない選択の領域に入るのだとの着地点を得た。
こんな議論を2時間近くに亘り繰り広げたお陰で、結局Chicago Boothの情報はあまり取れなかったが(以下箇条書き)、それ以上に大きな収穫があったし、ドンマイ俺。
・例年1学年当たり550~600人、内日本人7~8人程度
・Core授業は一切なし、全てElectiveであり、自分の興味に応じて深掘りできる。6人一組のLearning teamがアサインされるので、その学生とは濃いネットワーク作りができるが、それ以外は努力しないと広がらない。
最後はエッセイ&学校選びのTipsとPost MBAのCareer opportunityに関する小話で締めくくった。一言で書くと、自分のバックグラウンドを活かして入りやすいTop5スクールに入ってしまえ、とのTips。米国で就職するなら、トップスクールの中でも名前は重要になるが、日本においては、Top5(HBS、Stanford GSB、Wharton、Chicago、MIT Sloan)のどれであっても「トップ校MBAホルダー」と括られてしまうとのこと。日本に帰ってくることを前提にするのであれば、その5つに入っていればよく、またトップスクールの授業はどれも充実しており、極論すればどこでも自分の興味と努力次第でどの分野についても習熟度を高められるため、とのアドバイスだった。
(まぁ今回のビジットを通してスクール毎の授業スタイルが結構異なっていることを認識したので、贅沢を言えばトップスクールの中でも自分が行きたいところを選びたいが。)
あっという間にランチタイムは2時間近くが過ぎ、在校生達は授業へと向かっていった。ここでの発見がいかに大きかったか、今振り返っても思う。
さて、この日は少々忙しいが、午前中はここらで区切りをつけて、午後はKelloggへ行ってみることにした。向かう途中でChicago大学内の広々としたキャンパスが美しかったのでカメラに収めておいたので、どうぞ。
【Kellogg】
到着したのは夕方で、授業が受けられる時間帯ではなかったので、キャンパス内を散策する程度に留めておいた。パープルがスクールカラーなので、やたら我が出身大学である紫紺がトレードマークのM大学を彷彿とさせる見栄えだった。校舎は古びた感じで若干残念だったが、キャンパスはミシガン湖沿いにあり、景色がとてもきれいだった。
Kelloggを後にして、シカゴ市内をさっと観光。六本木ヒルズや丸ビルが50何階だの言っているが、シカゴのDowntownには、70~100階クラスのビルがバンバン立っており、日本の高層ビルなど比じゃない程のスケール感だった。
世の中広いものだ、と感心しながら街を歩いた。
【Chicago日本人在校生との夕食】
最後の夜は会社元先輩との夕食。Carsan'sというシカゴで2強の一角を占めると言われている老舗店で、バスケ選手、野球選手、政治家、起業家などシカゴ生まれのスター達の写真とそのサインが所狭しと張られていた。中にはシカゴを代表するあのスターのサインもあった。
全部食べたら1キロは太りそうなどっぷりとしたステーキをほおばりながら、少々内輪ネタになるが、自分たちがいる(いた)会社がいかに恵まれた環境であるかを語ったと同時に、その素晴らしい会社を辞めることに対する意見を出しあった。
まずその先輩曰く、会社を辞める時、さんざん周りから「なぜそんなにいい会社を辞めるのか」と問われ続けたという。実際辞めてみるとそれ以上のレベルの働く場が意外と少なく、本当にいい会社だと気付いたとのこと。ただ、その素晴らしい環境を脱してまで私費で(といってもこの方はフルブライト奨学生なので授業料は支給されているが)来ることは、人生の挑戦とも言うべき経験で緊張感があり、絶対に後戻りできないという背水の陣で将来を考える日々を強いられるので、それはそれで人間を強くする良い経験だ、と語っていた。
2軒目は名前は忘れたがシカゴ一高いビル(世界で5番目の高さ)の96階にあるBarへ。先輩の同級生で某銀行から私費で来ている方も加わった。男3人でめちゃめちゃ雰囲気が良く夜景が最高に美しいBarで、熱い語りが展開された。
まず、20年後日本がどれだけ国内マーケットを軸に食っていけるか保証がないなかで、海外でも生きていける、日本にいてもグローバルベースで戦っていける力を養うために、もっと日本人は海外へ繰り出して行くべきである、という議論から開始。日本人の英語力が他国を圧倒的に下回るレベルであり、これにはもっと危機感を感じなければいけないし、危機感を感じたならそれに対処する行動を取らなければいかん、という話題となった。
同時に、自分はHKSにも行った通り、日本という国家全体の将来を考えて個人が行動を起こすべきだという考えを持っており、この発想で動く人間が世の中にもっと増えなければならないと論じた。
実際日本人MBA留学の人数も減少傾向を続け、世界の中での日本のプレゼンスがみるみる落ちている。この傾向に歯止めをかけるべく、我々の世代が立ち上がらなければならない。今まではアメリカの庇護のもと、日本企業特有の護送船団方式で何とか生き延びてきたが、これからはアメリカがどこまで日本を支援するか不確定である。
この先日本が放置されたとき、自分たちの頭で動かないと置き去りにされてしまう時が来るかもしれない。その時には恐らく、今の20~30代の若者が国の主力世代になっているだろう。いざ主力世代になって、準備ができていなかったがゆえに路頭に迷っていては、国は間違いなく潰れる。来るべき時に備え、今から打てる手段を講じていかなければならないと、それぞれが代わる代わる語った。
最後には、とは言え英語力の低さには日々口惜しい程に低いから鍛えないとね、と帰国子女でない先輩とその同級生が話しているのを間近にして、テストで単純に点が取れるだけでなく(勿論取れないと留学できないので欠かせないが)、それ以上にまともにコミュニケーションできるレベルに達するまで、能力向上を目指し続けるのがいいのだろうなぁ、とぼんやり思った。
こうして濃密なビジット週間最後の夜は締めくくられた。
2010年10月18日月曜日
MIT Sloanビジットレポート
ビジットツアー3日目。
体調悪化のピークを迎えた様で、熱に加え鼻水と喉の痛みも加わり、最悪のコンディションだったが、解熱剤を投与し宿をチェックアウト。この日も割と過密スケジュールの一日。
【日本人在校生とのBreak fast Meeting】
会社元先輩より紹介頂き、総合商社から社費派遣で留学されている方からお時間を頂いた。アポ取りの際に、「弊自宅で朝食を採りながらで構いません」と言葉を頂いたので、留学後の生活感もイメージできるからいいか、と思い、お言葉に甘えてみることにした。
当日着いて驚き、ドアを開けるなり綺麗な奥さんがお出迎え、食卓には鮭のグリル、納豆、御飯、味噌汁と、見るもご丁寧な朝食を用意頂いており、逆に相当恐縮してしまった。とは言いながら、一旦会話のスイッチが入ると、会話は盛りあがった。
まず自己紹介。商社の金融事業部門にいること。商社のいわゆる事業投資ビジネスに携わっているが、投資後のValue Upを行うに苦心しており、いっそのことPEファンドに移ってドラスティックに取り組んだ方がよいのではないか、という考えを展開した。
この方は非常にスマートだった(将来役員まで昇格しそうな風格がある)。この方の所属する商社でも同じ問題はあるという。海外投資案件を行うには、まず現地パートナーを探し、JVを設立する。新規参入になればなるほどパートナー選びが重要になる。なぜなら知らない国でいきなり商社がValueを出せるはずはなく、基本的には現地パートナーに任せきりに近い状態になる。こういう「飛び石投資」の場合、商社が投資先をValue Upを発揮するには限界があるのだと彼は言っていた。
逆に商社がValue Upを行える状況についてはというと、複数産業関連のビジネスで既にある程度のネットワークがある国だという。例えば某国の車両部品メーカーA社に資本参画しようとした場合、別の部署が既に日系メーカーB社の産業機器の輸出事業を行っていれば、A社により質の高い部品製造機器を格安で納入したり、A社がロジスティクスに課題を持っていれば、物流会社C社を紹介する、と言ったように、商社のネットワークを使ってValue Upに貢献することができる。
これと実は表裏一体の現象がBostonで起きているという。Bostonはシリコンバレー程知名度はないが起業家が多い有数の街だとのこと。多くのベンチャー企業がBostonを目指して集まってくるというのだが、これは資金供給者(投資家、債権者)が多く、アライアンスを組める他の中小企業、自身がベンチャー企業であるがゆえにカバーできない機能(ITインフラ、広告代理店、営業コンサル etc)をサービスとして提供する企業が多いためだという。産業と機能が集積しているからこそ、多くの企業が集まるのだという。
つまり、産業の集積を自社&日系企業の力を使って「外部に持っていく」総合商社と、産業の集積があるがゆえに「外部から集まってくる」中小企業の共通点を、見事に描いたのだ。これには「なるほど!」と感心した。
更に話はPEファンドへ。Bostonで成功しているPE(1名~数十名)ファンドの共通点はその方なりに分析すると、「手の届く範囲」で投資及びValue Upを行っている点とのことだった。Boston内で、月1回は必ず対面できて、投資先のビジネス発展の為に自分の人脈を紹介する場合、すぐに繋げる距離にある、これがハンズオンの投資をできる条件であり、もっともValue Upを発揮できやすい環境である、との話だった。
PEでも商社でも、自分が馴染のない地域、産業などに無計画に投資すると「飛び石投資」になってしまい、Value Upに厳しさが伴うだろう。既にValue Upのネタが集積している場所での投資を試みるか、Value Upのネタを丸ごと持って行ける場所で投資を試みるか、このどちらかができれば大いに投資先の事業価値向上に寄与できるのではないか、との話だった。
後で考えてみると、上記の商社的な発想により企業や機能を左右繋げる外部的なアクションでValueを発揮することも、事業再生などにみられる企業体質を内側から作り直すことでValue Upを図ることもあり、このどちらの観点からもValue Upができることを認識しておくのが大事だと思う。
ここでの会話もまた、意義があるものだった。
その他彼との会話内容を箇条書きしておく。
・MITを選んだ理由は①Managementをシステム的に整理する"System dynamics"を研究する著名教授がいたから、②Bostonは学者・医者・研究者・起業家が集い人脈形成ができると考えたから、③エネルギー出身なのでエネルギー分野に強いと言われるMITがいいと思ったから、の3点
・授業に全て数字で番号が付けられており、さすが工学系と思わせるほど
・雪がひどいため、学生は校舎から徒歩5分程の場所にある2棟のタワーマンションの何れかに住む場合が多い
それから学校へ。ここでビジット担当のYさんに引き継ぎ、以降聴講、日本人とのランチへと対応頂いた。
【Industrial economics for strategic decisions】
ミクロ経済学が実社会にどう結び付くかを理解する授業。MITの名物教授とのことで、学生の意見を引き出しながら、理論の理解が必要なところは自ら説明する、というスタイルだった。囚人のジレンマがこの日の主題で、2社間での価格設定により互いの利益が上下する中であなたならどうする?という投げかけを教授が行い、学生はそれぞれの戦略を唱えていた。終盤で教授が再度理論(数式)でその日のTakeawayを確認して授業が終了、まとまりのある内容だった。
【日本人在校生とのランチ】
日本人在校生1・2年生バランス良く集まって頂いた。バックグラウンドはコンサル、政府系銀行、証券会社、総合商社と、技術系が一人もいなかったのが意外だった。
まず彼らが挙げたのがBostonという街の過ごしやすさ。白人の入植地である背景から、白人約8割を占める。学者が多く集まる街柄であるため治安が大変よく、学校間の情報交換も活発。冬は雪に閉ざされるものの、小さな街であるがゆえに活動には不便はないとの話があった。
全体的に在校生がほんわかしていて、HBSで感じたような鬼気迫る勢いは感じられなかった。聞くところによると、MITではカリスマではなく、Mildなリーダーを求めているとのことだ。"Hands & Minds"という学校特有の言い回しに特徴づけられる、「自分でやって、人に見せる」といういかにも日本の製造業的な価値観(というか世界的に製造業に共通することなのか?)が似合う校風であるとのことであった。
MITの特徴を聞くと、特に在校生が挙げたのが、「Labo」という特定のテーマのもとに、学校で学んだセオリーをActivateする活動の場であった。主要なのは以下で、複数のLaboを掛け持ちすることは可能だが、それぞれが割とヘビーなので、多くの学生が1つを選択するとのこと。各Labo内で5~6人程度のチームを組み、ここでメンバーの深い絆が形成されるらしい。
-Global Labo
-Entrepreneur Labo
-Sustainable Labo
-Finance Labo
-China Labo
また、2つ目の大きな特徴として、Club activityが活発で、毎日の様にそこらでGuest Speakerを招いての講演、Partyがあり、課外活動が充実していることを挙げていた。
インターンについても話題となった。ちょうど在校生の一人が有力PEファンドのBain Capital(日本法人)にインターンしたとの話があったので、詳しく聞いてみた。Whartonでのカーライル出身者との会話を踏まえ、投資後のValue UpにBain Capitalがどの程度コミットしているか聞いたところ、「商社でやっている程深くValue Upしていないのではないかという印象を持った。加えて、案件の絶対数が少なく、インターン生である自分に無理やり仕事をつくっている感があった」とのアンサーだった。ここでもまたPEに対する疑念が湧いたが、まぁ冷静に分析を続けてみるかと、割り切ることにした。
他のインターンについては、よくあるパターンだが、IBかコンサルが多く、次いで最近はPEが流行っており、それ以外は個別に興味を持った企業へドアノック方式で機会を見つけるとのことであった。
IBとコンサルに関して面白い話があったので、一つ。IBとコンサルにMBAホルダーが殺到する理由はよく、留学中の借金を返済する近道であるから、と言われる。そのためインターンは就職活動の一環であり、それゆえインターン先として最もメジャーな場である、ここまでは普通の話だ。
在校生から聞いた話によると、インターンは採用側から見れば「体力テスト」と位置付けていることが多いとのこと。敢えて消化しきれない程の業務量を与え、一定期間働かせまくったあげく、体質的に仕事に耐えられなければ不採用、耐えられればオファーを出す、との話もあるようだ。確かに採用する側される側ともこれを知らずに採用し、体か精神を壊してしまっては互いにUnhappyだ。人には体質というコントロールに限界がある領域が存在する。無理せずそれを見極め、自分の身の丈にあった労働環境を選ぶのは、賢明な人生を送るに欠かせないのだろう。
在校生から聞いた話によると、インターンは採用側から見れば「体力テスト」と位置付けていることが多いとのこと。敢えて消化しきれない程の業務量を与え、一定期間働かせまくったあげく、体質的に仕事に耐えられなければ不採用、耐えられればオファーを出す、との話もあるようだ。確かに採用する側される側ともこれを知らずに採用し、体か精神を壊してしまっては互いにUnhappyだ。人には体質というコントロールに限界がある領域が存在する。無理せずそれを見極め、自分の身の丈にあった労働環境を選ぶのは、賢明な人生を送るに欠かせないのだろう。
その他の会話内容は以下列挙しておく。
・1学年当たり350人、内日本人10人程度
・MITはエネルギー系ベンチャーに強い
・1st semesterのみCore、残りは全てElective
・LBS、IE、INSEADと交換留学制度あり
・PEはMITよりHBSが圧倒的に強い
【System dynamics】
ゲストスピーカーによる講義。GMのテレマティクス(車にGPSを取り付けて、事故時の自動通報、盗難時のエンジンオフ遠隔操作、タイヤ圧のチェック等を行うサービスをいう)開発に携わってきたマネージャーがスピーカーだった。どっぷりと太ったチョビ髭のオッサンで、コミカルなジョークを飛ばして良いキャラだった。先ずは口コミで認知を広めて収益を上げる。収益を上げて広告予算をつけて広告を打ち、更に売上を上げる。更に売上が上がることでR&D予算が確保され、サービスの質が向上する。サービスの質が向上されれば・・・といったように、プロダクト成長のダイナミズムを表現していて、興味深い内容であった。
【Advanced corporate finance】
風邪と時差ボケによる不眠が続いているためか、強烈な睡魔に襲われ意識が所々飛んでしまった。ただ聞きとった内容はBSPLから単年度CFを計算し、一定の前提を置きながら5年間の事業計画を作成するというもので、仕事で日常的にやっているここと重なる部分が多く理解に苦しまなかった。ここでもある程度学生から意見を引き出しつつも、誰が説明しても変わりのない理論については、教授が解説するというもので、ディスカッションとは明分されていた。
と、こんなところであった。MIT全体的な印象としては以下。
・日本人の英語力が低い人が散見された。他Internationalもしかり
・製造業のバックグラウンドがあるからか、授業も学生もほのぼのした雰囲気だった
・勉強の中身そのものよりも、Guest Speakerから学べる機会が多そう
・正直、強い憧れや吸い込まれる魅力は感じなかった
これはある意味で、(甘く見ている訳でなく)自分がそこそこの努力をすれば入れそうだな、という印象の裏返しかもしれない。届かないレベルとも感じなかったし、かといってそのレベルに届いて本当に満足できるのか、という疑念も湧いた訳であった。
MITの様なプレッシャーの少ない環境でのびのびやるか、HBSの様にブートキャンプ方式で無理矢理レベルアップするか、同じBostonという街においてどちらの学校に入るかで、全く違う学生生活と卒業後のキャリアが開けている様な気がした2日間であった。
2010年10月16日土曜日
HKS (Harvard Kennedy School)ビジットレポート
せっかくHBSまで来るのだからHKSも見ようと思い、ビジット出発直前に東京で会ったHBS・HKS Dual degree卒業生から紹介してもらっていた方とお会いした。
【HKS日本人在校生の方との面談】
結構年上の方だったので話を伺うと、ミドルキャリア向けの1年プログラムで留学されている方だった。
ざっくばらんに話したが、自分はMBAとのDual degreeを前提としている点、年齢差が10歳ほどあった点から、あまり話が噛み合わず30分程度で話がもたなくなり終了。以下聴取した情報を箇条書き。
・HKSには様々なプログラムが全5つ用意されている。
MPP:米国官僚向けに用意されたプログラムで、ほぼアメリカ人が受講する
MPA:所謂一般的な公共政策修士プログラム
MPA2:(忘れた)
MPA-ID:各国財務省または政府系金融機関向けのプログラム。勤務経験最低7年必要。
MPA Mid Career:MBAで言えばExective1年コースで、ミドルキャリア向けプログラム
・HKSに来る前は広告代理店にいたが、政府系シンクタンクに出向していた経験もあり、また一企業だけでなく広い視野から物事を考える力が欲しくてHKSに留学した
・全コースで約900人在籍。内日本人は全コースで11人。
・International比率が6割と高い
・今までは漠然としたイメージで政治や社会問題(政策的なアプローチという意味で)を捉えてきたが、HKSで世界中から来た学生達と具体的にそれらについて語ることで、リアルに理解を深めることができるようになった。
この後授業を聴講することとなったが、その在校生の授業はなかったので、大教室で適当に聴講しようということになり、それらしいところを探し当てた。「じゃ、あとは自分で教授に許可取って聴講するならして下さい。」と割とそっけないパスを出され、彼はその場を後にした。
【Health care】
あっさりと聴講許可が出たので授業に参加することに。受講生の顔触れをみると、年齢がバラバラで、出席者間の会話があまりない様子が伺えた。授業テーマは「Private ssectorのInsurance companyが国家のHealth care systemにおいていかなる機能を果たしているか」だった。ゲストスピーカーを招き、講義形式で授業が行われた。この日も時差調整が済んでいないお陰で、どうしようもなく耐えがたい睡魔に襲われ、気合で目を開けているのがやっとで、ほとんど授業内容は頭に入らなかった。(本当に申し訳ありませんでした・・・)
HBSの方との夕食が当初より遅れたので、会社先輩(この方だけにはMBA留学のことを本音で話している)から紹介してもらったHKSの別の日本人在校生に連絡してみた。偶然にも都合がいいらしく、すぐに会うことに。
【日本人在校生とのプチ飲み】
かなり気さくな方で、会うなり簡単にキャンパスの紹介をしてくれた。
17時を回っていたこともあり、「軽く一杯いきますか」とお誘い頂き、近くのBarへ。HKSの在校生御用達の場所で、国の行く末や理想像を語り合う議論が日夜繰り広げられているという。
この方は4年間日系メーカーで研究職として働いた後、海外で力を発揮したくなり、外資大手IT企業の研究職の門を叩いた。すると直接外国人の研究職を雇うつもりはないが、日系メーカーと米国に合弁会社を作っているので、形式的にはその日系メーカーへ転職してもらい、すぐにその合弁会社へ出向する段取りとすることで内諾したい、との回答があり、日系メーカーに転職。
4年間駐在生活を送り、研究職以外の力をつけたいとの理由から社費でMBA(MIT Sloan Extectiveコース)留学を経験した。HKSには、現在関わっているビジネスが政策や規制と密接に絡む原子力発電事業であることから、政府サイドからの視点でものごとを捉え、かつ世界的なネットワークを構築するため、留学を志願、社費で1年間留学しているという、少々変わったキャリアの方だった。
かなり前向きでパッションを持った方だったので、ついつい自分もいつもの熱い語りになり、海外留学を志す根幹となる意識について語った。
依然高いIntegrityを持つ日本国民ではあるが、今後は高齢化のHeavy loadを抱え人口は減少を継続、日本が生き残っていくためには①海外のライバル達と伍していく国際競争力(競争力の定義は様々だが、経済力を軸として話したい)を純血主義を貫いたまま保持するか、②国境を開放し世界から労働力を集め、衰える国力の下支えをし、外資規制を緩和し日本経済をより解放するしかないと考えている。
つまり、鎖国しながら自前で海外と戦うか、開国し海外の力を利用し生き残るという2つの選択になるのだと。前者は純血主義と言っても、海外とアライアンスを組むなり飽和する日本市場以外へJapan projectを輸出する(経産省が旗振りしている新経済成長戦略に見られる)など、海外で戦っていかねばならず、後者は勿論日本に外国人が増えるのであるから、いずれの選択肢をとるにしても、海外への強い関心と、国際コミュニケーション能力(英語力・異文化理解力)が必要不可欠なのである。
翻って周りに目を向けてみると、政治家はコロコロ変わり国のビジョンを明確に打ち出せず、未来を担っていくべき若者は内向きのリスク回避志向が強まる傾向にあり、こんな日本を憂う政治論を年齢構わず誰としようともまともに議論ができる状況にない(知識不足と政治について語るのを半ばタブー視する社会的風潮)など、書けばキリのない程日本には問題が山積している。
今後国境が益々意味をなくす世界のダイナミズムの中で、このような問題意識を自分が抱えているなら、まずは自分が海外に飛び出して力を蓄えて、一人でも多くの国際感覚、国際競争力を持った日本人を増やそう、というのが根底にある。
これが源流となり現在の自分が属する民間セクター、総合商社、金融事業などとブレイクダウンした結果ビジネスを学ぶMBAに行き着いたのである。その一方で、源流から日本の国家戦略として語るのであれば、すなわち政策であり、公共政策を学ぶというのは十分意義のあることであると思いKennedy校とのDual degreeに挑戦してみようかと思っていると話した。
「源流の問題意識が日本の国家論に関わるものであれば、MPA(中でもHKSは絶品)は勉強するには絶好の環境だし、むしろHKSだけへの留学でも十分Make senseすると思う。ただ実際問題Government sectorは稼げないから、Dual degreeでビジネススクールを卒業して財産を築いてから、政界に転身するなんていうのもいいかもね(苦笑)」
と笑いを交えながら真剣に答えてくれ、更にHKSのDual degreeはMBAと出願する同タイミングで合格しないと実現できないこと、Harvard以外のMBAとのDual degreeもできる(その場合、1年目MBA→2年目MPA、3年目半々となる)ことを教えてくてくれた。
こんな熱い語りをしながらも、実は風邪で無理をおしながら在校生の方のペースでビールを飲み、かなり意識が朦朧としていたため、先方のありがたい御話を記憶にあまり留められなかったのは少々残念だった。だが、その他にはこんなことを話したと記憶している。
・HKSに入ってよかったのは、政府系の人間が何を考えているかを、彼らのコミュニティに入って初めて理解ができたこと。
・HKSでは高度な政治の議論をする機会が多いので、MBAで土台を作ってからHKSに来るといい
・HKSにはResearch fellowsという研究専門職の方がおり、Study groupなどで身近な接点を持つことができる。
・日本人からは政府各省(外務省、財務省等)、各省傘下(JICA、JETRO)、日銀など政府系の方が多数を占めるが、最近は民間も増えてきた。
終盤は受験についてのアドバイスタイムになった。面白かったのは、MBA留学を道半ばに諦めた人の多さについての話。毎年Top10校に合格するのはざっくり10人程度、そのうち半数は被っているので、5人×10校=毎年100人くらい留学を実現している計算になる。(いかにも研究職らしい分析。蛇足。)だが毎年夏に開催されるアドミの学校説明会に行けばそれを遥かに超える人がいるのに気づくだろう。即ちそれは、諦める人間がいかに多いかを如実に示している、と。結局多くの日本人志願者は中途半端に英語を勉強した揚句、テストで結果が出ず、時間が経ち尻すぼみに諦めてしまう人が多い、という話だった。
TOEFLも難しいし、GMATも難しい。だらだらやると本当に時間があっと言う間に過ぎてしまうので、緊張感を持って、短期集中で結果を出せる様、冗談じゃなく死に物狂いで頑張ってください、そしてまずはビジットから帰ったら即刻TOEFLの試験を今月中に受け、以降は最低月1回は受けるようしてください、とのメッセージをくれた。
こういう厳しいことを言ってくれる人がどれだけ有難いか身にしみながら、合格への決意を新たに、別れを告げた。

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【HKS日本人在校生の方との面談】
結構年上の方だったので話を伺うと、ミドルキャリア向けの1年プログラムで留学されている方だった。
ざっくばらんに話したが、自分はMBAとのDual degreeを前提としている点、年齢差が10歳ほどあった点から、あまり話が噛み合わず30分程度で話がもたなくなり終了。以下聴取した情報を箇条書き。
・HKSには様々なプログラムが全5つ用意されている。
MPP:米国官僚向けに用意されたプログラムで、ほぼアメリカ人が受講する
MPA:所謂一般的な公共政策修士プログラム
MPA2:(忘れた)
MPA-ID:各国財務省または政府系金融機関向けのプログラム。勤務経験最低7年必要。
MPA Mid Career:MBAで言えばExective1年コースで、ミドルキャリア向けプログラム
・HKSに来る前は広告代理店にいたが、政府系シンクタンクに出向していた経験もあり、また一企業だけでなく広い視野から物事を考える力が欲しくてHKSに留学した
・全コースで約900人在籍。内日本人は全コースで11人。
・International比率が6割と高い
・今までは漠然としたイメージで政治や社会問題(政策的なアプローチという意味で)を捉えてきたが、HKSで世界中から来た学生達と具体的にそれらについて語ることで、リアルに理解を深めることができるようになった。
この後授業を聴講することとなったが、その在校生の授業はなかったので、大教室で適当に聴講しようということになり、それらしいところを探し当てた。「じゃ、あとは自分で教授に許可取って聴講するならして下さい。」と割とそっけないパスを出され、彼はその場を後にした。
【Health care】
あっさりと聴講許可が出たので授業に参加することに。受講生の顔触れをみると、年齢がバラバラで、出席者間の会話があまりない様子が伺えた。授業テーマは「Private ssectorのInsurance companyが国家のHealth care systemにおいていかなる機能を果たしているか」だった。ゲストスピーカーを招き、講義形式で授業が行われた。この日も時差調整が済んでいないお陰で、どうしようもなく耐えがたい睡魔に襲われ、気合で目を開けているのがやっとで、ほとんど授業内容は頭に入らなかった。(本当に申し訳ありませんでした・・・)
【日本人在校生とのプチ飲み】
かなり気さくな方で、会うなり簡単にキャンパスの紹介をしてくれた。
17時を回っていたこともあり、「軽く一杯いきますか」とお誘い頂き、近くのBarへ。HKSの在校生御用達の場所で、国の行く末や理想像を語り合う議論が日夜繰り広げられているという。
この方は4年間日系メーカーで研究職として働いた後、海外で力を発揮したくなり、外資大手IT企業の研究職の門を叩いた。すると直接外国人の研究職を雇うつもりはないが、日系メーカーと米国に合弁会社を作っているので、形式的にはその日系メーカーへ転職してもらい、すぐにその合弁会社へ出向する段取りとすることで内諾したい、との回答があり、日系メーカーに転職。
4年間駐在生活を送り、研究職以外の力をつけたいとの理由から社費でMBA(MIT Sloan Extectiveコース)留学を経験した。HKSには、現在関わっているビジネスが政策や規制と密接に絡む原子力発電事業であることから、政府サイドからの視点でものごとを捉え、かつ世界的なネットワークを構築するため、留学を志願、社費で1年間留学しているという、少々変わったキャリアの方だった。
かなり前向きでパッションを持った方だったので、ついつい自分もいつもの熱い語りになり、海外留学を志す根幹となる意識について語った。
依然高いIntegrityを持つ日本国民ではあるが、今後は高齢化のHeavy loadを抱え人口は減少を継続、日本が生き残っていくためには①海外のライバル達と伍していく国際競争力(競争力の定義は様々だが、経済力を軸として話したい)を純血主義を貫いたまま保持するか、②国境を開放し世界から労働力を集め、衰える国力の下支えをし、外資規制を緩和し日本経済をより解放するしかないと考えている。
つまり、鎖国しながら自前で海外と戦うか、開国し海外の力を利用し生き残るという2つの選択になるのだと。前者は純血主義と言っても、海外とアライアンスを組むなり飽和する日本市場以外へJapan projectを輸出する(経産省が旗振りしている新経済成長戦略に見られる)など、海外で戦っていかねばならず、後者は勿論日本に外国人が増えるのであるから、いずれの選択肢をとるにしても、海外への強い関心と、国際コミュニケーション能力(英語力・異文化理解力)が必要不可欠なのである。
翻って周りに目を向けてみると、政治家はコロコロ変わり国のビジョンを明確に打ち出せず、未来を担っていくべき若者は内向きのリスク回避志向が強まる傾向にあり、こんな日本を憂う政治論を年齢構わず誰としようともまともに議論ができる状況にない(知識不足と政治について語るのを半ばタブー視する社会的風潮)など、書けばキリのない程日本には問題が山積している。
今後国境が益々意味をなくす世界のダイナミズムの中で、このような問題意識を自分が抱えているなら、まずは自分が海外に飛び出して力を蓄えて、一人でも多くの国際感覚、国際競争力を持った日本人を増やそう、というのが根底にある。
これが源流となり現在の自分が属する民間セクター、総合商社、金融事業などとブレイクダウンした結果ビジネスを学ぶMBAに行き着いたのである。その一方で、源流から日本の国家戦略として語るのであれば、すなわち政策であり、公共政策を学ぶというのは十分意義のあることであると思いKennedy校とのDual degreeに挑戦してみようかと思っていると話した。
「源流の問題意識が日本の国家論に関わるものであれば、MPA(中でもHKSは絶品)は勉強するには絶好の環境だし、むしろHKSだけへの留学でも十分Make senseすると思う。ただ実際問題Government sectorは稼げないから、Dual degreeでビジネススクールを卒業して財産を築いてから、政界に転身するなんていうのもいいかもね(苦笑)」
と笑いを交えながら真剣に答えてくれ、更にHKSのDual degreeはMBAと出願する同タイミングで合格しないと実現できないこと、Harvard以外のMBAとのDual degreeもできる(その場合、1年目MBA→2年目MPA、3年目半々となる)ことを教えてくてくれた。
こんな熱い語りをしながらも、実は風邪で無理をおしながら在校生の方のペースでビールを飲み、かなり意識が朦朧としていたため、先方のありがたい御話を記憶にあまり留められなかったのは少々残念だった。だが、その他にはこんなことを話したと記憶している。
・HKSに入ってよかったのは、政府系の人間が何を考えているかを、彼らのコミュニティに入って初めて理解ができたこと。
・HKSでは高度な政治の議論をする機会が多いので、MBAで土台を作ってからHKSに来るといい
・HKSにはResearch fellowsという研究専門職の方がおり、Study groupなどで身近な接点を持つことができる。
・日本人からは政府各省(外務省、財務省等)、各省傘下(JICA、JETRO)、日銀など政府系の方が多数を占めるが、最近は民間も増えてきた。
終盤は受験についてのアドバイスタイムになった。面白かったのは、MBA留学を道半ばに諦めた人の多さについての話。毎年Top10校に合格するのはざっくり10人程度、そのうち半数は被っているので、5人×10校=毎年100人くらい留学を実現している計算になる。(いかにも研究職らしい分析。蛇足。)だが毎年夏に開催されるアドミの学校説明会に行けばそれを遥かに超える人がいるのに気づくだろう。即ちそれは、諦める人間がいかに多いかを如実に示している、と。結局多くの日本人志願者は中途半端に英語を勉強した揚句、テストで結果が出ず、時間が経ち尻すぼみに諦めてしまう人が多い、という話だった。
TOEFLも難しいし、GMATも難しい。だらだらやると本当に時間があっと言う間に過ぎてしまうので、緊張感を持って、短期集中で結果を出せる様、冗談じゃなく死に物狂いで頑張ってください、そしてまずはビジットから帰ったら即刻TOEFLの試験を今月中に受け、以降は最低月1回は受けるようしてください、とのメッセージをくれた。
こういう厳しいことを言ってくれる人がどれだけ有難いか身にしみながら、合格への決意を新たに、別れを告げた。

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2010年10月15日金曜日
TOEFL初受験
MBA受験を志してから、何だかんだと理由をつけて先送りにしてきてしまったTOEFL。実践は早く行った方が対策がより具体的にわかるし、テスト慣れも得点アップにつながるとのことで、来週土曜日に受けることにした。
だが、1週間ちょい先の受験となると、辺鄙な場所しか残っておらず、1時間半かけて厚木まで行かなくてはならないこととなった。
今後はHKSの在校生から教えられた様に、コンスタントに受ける様にするため、前もって受験日を決めてしまおう。
このブログを書くのもいいが、今週末、来週一週間は勉強に注力して、落胆するスコアを取らない様訓練しよう。
だが、1週間ちょい先の受験となると、辺鄙な場所しか残っておらず、1時間半かけて厚木まで行かなくてはならないこととなった。
今後はHKSの在校生から教えられた様に、コンスタントに受ける様にするため、前もって受験日を決めてしまおう。
このブログを書くのもいいが、今週末、来週一週間は勉強に注力して、落胆するスコアを取らない様訓練しよう。
2010年10月14日木曜日
HBSビジットレポート
「無く子も黙るHBS」「資本主義の士官学校」など、多くの異名を持つトップ中のトップ、HBS。ついにそのキャンパスに足を踏み入れた。
この日も生憎の雨。まだ熱が下がっていないうえ、鼻水もとまらなかったので、昨晩フィラデルフィア空港で買った風邪薬を再度投与。宿泊先からバスで向かったが、アメリカのキャンパスの広さを舐めてかかった結果、ハーバード大学の敷地の端にあるHBSに辿り着くのに時間がかかり、あわや遅刻という事態となってしまった。
授業開始間際にMBA友の会を通じて友人となったコンサルティング会社M社派遣の在校生と無事合流でき、ざっくりとHBSの基本情報を収集した。
・一学年当たり例年900人。内日本人は今年は12人。
・1クラス90人×10クラス
・1年目はCoreのみ(Electiveなし)、2年目はElectiveのみ
・教室は通年固定(教授が毎時間来てくれる)、席はセメスターごとにシャッフル
・International比率は約3割。Internationalの約7割はアメリカの高校・大学の教育を経験(留学または卒業)
・各クラスから1名ずつ、全6名のLearning teamがアサインされる。HBSは900人に全く同じペースで教えるため、別のクラスの者を集めることにより著しい認識の乖離等をスクリーニングした上で授業に臨む仕組み作りをしている。各自予習したその日の授業内容を毎朝1時間シェアしてからそれぞれのクラスに散っていく
・HBS敷地内にある寮から校舎まで徒歩3分程。地下通路で繋がっているので、冬に雪で埋もれても通学には何ら支障がない(それだけ勉強にどっぷり漬かれという意味か、苦笑)
・週に一度はパーティやイベントがある
この日のスケジュールは午前中に彼の授業2つを聴講し、1年生日本人在校生とのランチ、午後はキャンパス内をぶらり巡って、Kennedy校(公共政策大学院)へ。Kennedy校での話は後日別口で書いておこう。その後コンサルの友人と2人で軽く夕食、というHarvardづくしな一日だった。
というわけで、授業内容。一緒に教室の写真もご覧あれ。
【Technology & Operation】
製造業の生産工場において、製造の流れ(ライン型/セル型)、一人当たりの業務範囲などをどう設定するかを考察するのがこの日のテーマ。この日はシュミレーションという変則的な時間割で、午後から翌日まで時間を使い、工場を模した会場でモノづくりを実際に行う日だった。テーマに沿ったケースが予め学生には与えられてあり、教授が学生のファシリテートを行い、ディスカッションが繰り広げられた。まさにイメージしていたHBS!というほど活発かつ鋭い意見のぶつかり合いがそこにはあった。
【Finance】
事前に配布されたケースが「貧困層向けビジネスから利益を獲得することは倫理的か?」をテーマだった。貧困層に無償でサービスを提供する場合と収益を獲得する場合を想定し、インフレ率と割引率の設定を変化させることでDCFがどう動くかを見ながら、企業としてどこまで貧困層ビジネスに着手すべきかを考える授業だった。ファイナンスというと、難しい数式が出てきて、複数の企業の財務状況を比較・分析する類の授業をイメージするが、HBSでは経営判断を下すにあたってのツールとしてファイナンスを捉えているとの印象を受けた。
【日本人在校生とのランチ】
授業を2つ終えたところでランチ。食堂があまりに品がありすぎて若干気遅れしてしまう程だった。日本人がStudy roomを押さえてくれていたので、そこで話を伺った。話は主にエッセイと英語力についてだった。
<エッセイ:仕事の実績>
一部の突出した人材は既に会社を起業→上場→Exitしたとか一兆円クラスのM&Aディールで中心的な役割を果たしたなど、とても敵わないネタを持っているが、大抵は大組織の中で普通に働いてきただけだ。規模で勝負をすると先の一兆円案件の様な話を持ち出す輩に競り負けてしまうので、個別の環境下でいかに自分がチームに働きかけて動かし、結果を残したかが語る方がよほど良いとのことだった。また日本人は謙虚すぎる傾向があるので、5割くらい話を盛ると丁度良いのアドバイスがあった。
<エッセイ:Leadership>
未来のビジネスリーダーを養成するHBSでは、学校に入る以前からリーダーシップを発揮している人材を求めており、自身がリーダーシップをどう発揮したのかを論じる必要がある。日本人の典型的なタイプは「縁の下の力持ち」タイプで、羊飼いが群れを後ろから目指す方向へ誘導するといった例と一緒に用いられることが多い。これはHBS的に言うと、NGとのこと。ただでさえ控え目と思われている日本人が、日本人の中でも控え目でいたのでは、もしクラスにEnrollされても灰汁の強いHBS学生を前にShrinkすることが多いに懸念され、結果的に落とされてしまうのだという。カリスマ的なリーダーシップを発揮できる人間ならそれを書けばいいし、もし縁の下の力持ちがあり姿ならば、チームメンバーの考えを理解し纏める許容力と統制力のあるタイプであると書いた方が受け入れられるとのことだった。
<エッセイ:過去から一貫したストーリー>
通常のスクールではエッセイに書くネタは直近3年以内とするのが一般的だが、HBSでは過去からの一貫性を問われる様で、小学生から今までの成長過程と、それが今のキャリア形成及びHBSへApplyする一因になっていることを盛り込む必要があるとのことだった。
<英語力:会話能力>
ケーススタディは議論を経て形成されるため、アメリカ人とナチュラルスピードで議論を重ねられる英語力が求められており、Internationalの学生には、TOEFLハイスコアが当然と求められている。109点が足切りで、特にSpeakingの点数が重視されるとのことだが、今年の1年生ではSpeakingスコアが20点の方もいて(ReadingとListeningは満点!!)、TOEFLの内訳における足切りはないはずと言っていた。
【日本人在校生との夕食】
風邪で辛いながらもKennedy校の方と一杯やってしまい体力を蝕まれつつ、HBSの友人と夕食をする予定だったので、気力を振り絞って向かった。
友人も風邪をひいており(そういえばクラスでも咳をしている人がたくさんいたな・・・)インド料理屋でのカレーを食べたが、これまたアメリカンサイズだったので食べきれなかった。インド料理をつまみながら話した内容で特に印象的だったのは、HBSが何でもケーススタディに仕上げてしまうところ。
<iPhone事例>
AccountingでiPhoneのケースを扱う。iPhoneには機器販売後にOSアップグレードがあるため、売上の計上タイミングを3年に亘って行わなければならなかった。Appleとしては販売した年に売上を認識したいと考えており、何かしらのアクションを取らなければならなかった。さて、あなたがAppleのCEOなら、何をするだろうか?これがケース。販売手法を変える、製品に調整をかける、法律を変える等、対応策は複数考えられるだろう。答えはこうだ。Appleはロビー活動をして自社の主張を唱え、最終的には販売した当該年度に売上計上することに成功したのだった。このケースを聞いて「なるほど!」と思った。というのは、Accountingというルールに忠実な分野は、一定の知識を整理して終わりかと思っていたが、HBSでは「経営者としてAccountingに係る経営課題を認識したときに、どう判断・対応するか」という高い視点から学問をとらえていた。
と、こんなところだ。プライベートの諸々の話もしながら、夕食を終えた。
HBSでの一日を通して思った感想を率直に書くとこうだ。
・緊迫感があり落ち着かなかった
・今の自分ではここで議論をできるレベルに程遠いことを痛感しテンションがかなり下がった
何だかネガティブ感が漂っているがこれが現実。去年のちょうど今頃、思いつきで西海岸にビジットしStanford GSBの授業を聴講したとき、英語はあまり聞き取れなかったが、ビジネススクールでのOpportunityに感動し、意気揚々と帰国してきた。今回は実際に留学する気構えで、授業に自分も参加していることをリアルにイメージしながらのビジットであったから、現実問題としてこの環境でSurviveできるのかという不安(というかむしろ恐怖感)を覚えたのだと思う。まぁ要はHBSのレベルの高さに正直ビビってしまったわけだが、ここで戦うことで限られた時間の中での深い思考能力と判断力は相当に訓練され養われることは理解できた。
Kennedyスクールは後日アップする。

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この日も生憎の雨。まだ熱が下がっていないうえ、鼻水もとまらなかったので、昨晩フィラデルフィア空港で買った風邪薬を再度投与。宿泊先からバスで向かったが、アメリカのキャンパスの広さを舐めてかかった結果、ハーバード大学の敷地の端にあるHBSに辿り着くのに時間がかかり、あわや遅刻という事態となってしまった。
授業開始間際にMBA友の会を通じて友人となったコンサルティング会社M社派遣の在校生と無事合流でき、ざっくりとHBSの基本情報を収集した。
・一学年当たり例年900人。内日本人は今年は12人。
・1クラス90人×10クラス
・1年目はCoreのみ(Electiveなし)、2年目はElectiveのみ
・教室は通年固定(教授が毎時間来てくれる)、席はセメスターごとにシャッフル
・International比率は約3割。Internationalの約7割はアメリカの高校・大学の教育を経験(留学または卒業)
・各クラスから1名ずつ、全6名のLearning teamがアサインされる。HBSは900人に全く同じペースで教えるため、別のクラスの者を集めることにより著しい認識の乖離等をスクリーニングした上で授業に臨む仕組み作りをしている。各自予習したその日の授業内容を毎朝1時間シェアしてからそれぞれのクラスに散っていく
・HBS敷地内にある寮から校舎まで徒歩3分程。地下通路で繋がっているので、冬に雪で埋もれても通学には何ら支障がない(それだけ勉強にどっぷり漬かれという意味か、苦笑)
・週に一度はパーティやイベントがある
この日のスケジュールは午前中に彼の授業2つを聴講し、1年生日本人在校生とのランチ、午後はキャンパス内をぶらり巡って、Kennedy校(公共政策大学院)へ。Kennedy校での話は後日別口で書いておこう。その後コンサルの友人と2人で軽く夕食、というHarvardづくしな一日だった。
というわけで、授業内容。一緒に教室の写真もご覧あれ。
【Technology & Operation】
製造業の生産工場において、製造の流れ(ライン型/セル型)、一人当たりの業務範囲などをどう設定するかを考察するのがこの日のテーマ。この日はシュミレーションという変則的な時間割で、午後から翌日まで時間を使い、工場を模した会場でモノづくりを実際に行う日だった。テーマに沿ったケースが予め学生には与えられてあり、教授が学生のファシリテートを行い、ディスカッションが繰り広げられた。まさにイメージしていたHBS!というほど活発かつ鋭い意見のぶつかり合いがそこにはあった。
【Finance】
事前に配布されたケースが「貧困層向けビジネスから利益を獲得することは倫理的か?」をテーマだった。貧困層に無償でサービスを提供する場合と収益を獲得する場合を想定し、インフレ率と割引率の設定を変化させることでDCFがどう動くかを見ながら、企業としてどこまで貧困層ビジネスに着手すべきかを考える授業だった。ファイナンスというと、難しい数式が出てきて、複数の企業の財務状況を比較・分析する類の授業をイメージするが、HBSでは経営判断を下すにあたってのツールとしてファイナンスを捉えているとの印象を受けた。
【日本人在校生とのランチ】
授業を2つ終えたところでランチ。食堂があまりに品がありすぎて若干気遅れしてしまう程だった。日本人がStudy roomを押さえてくれていたので、そこで話を伺った。話は主にエッセイと英語力についてだった。
一部の突出した人材は既に会社を起業→上場→Exitしたとか一兆円クラスのM&Aディールで中心的な役割を果たしたなど、とても敵わないネタを持っているが、大抵は大組織の中で普通に働いてきただけだ。規模で勝負をすると先の一兆円案件の様な話を持ち出す輩に競り負けてしまうので、個別の環境下でいかに自分がチームに働きかけて動かし、結果を残したかが語る方がよほど良いとのことだった。また日本人は謙虚すぎる傾向があるので、5割くらい話を盛ると丁度良いのアドバイスがあった。
<エッセイ:Leadership>
未来のビジネスリーダーを養成するHBSでは、学校に入る以前からリーダーシップを発揮している人材を求めており、自身がリーダーシップをどう発揮したのかを論じる必要がある。日本人の典型的なタイプは「縁の下の力持ち」タイプで、羊飼いが群れを後ろから目指す方向へ誘導するといった例と一緒に用いられることが多い。これはHBS的に言うと、NGとのこと。ただでさえ控え目と思われている日本人が、日本人の中でも控え目でいたのでは、もしクラスにEnrollされても灰汁の強いHBS学生を前にShrinkすることが多いに懸念され、結果的に落とされてしまうのだという。カリスマ的なリーダーシップを発揮できる人間ならそれを書けばいいし、もし縁の下の力持ちがあり姿ならば、チームメンバーの考えを理解し纏める許容力と統制力のあるタイプであると書いた方が受け入れられるとのことだった。
<エッセイ:過去から一貫したストーリー>
通常のスクールではエッセイに書くネタは直近3年以内とするのが一般的だが、HBSでは過去からの一貫性を問われる様で、小学生から今までの成長過程と、それが今のキャリア形成及びHBSへApplyする一因になっていることを盛り込む必要があるとのことだった。
<英語力:会話能力>
ケーススタディは議論を経て形成されるため、アメリカ人とナチュラルスピードで議論を重ねられる英語力が求められており、Internationalの学生には、TOEFLハイスコアが当然と求められている。109点が足切りで、特にSpeakingの点数が重視されるとのことだが、今年の1年生ではSpeakingスコアが20点の方もいて(ReadingとListeningは満点!!)、TOEFLの内訳における足切りはないはずと言っていた。
【日本人在校生との夕食】
風邪で辛いながらもKennedy校の方と一杯やってしまい体力を蝕まれつつ、HBSの友人と夕食をする予定だったので、気力を振り絞って向かった。
友人も風邪をひいており(そういえばクラスでも咳をしている人がたくさんいたな・・・)インド料理屋でのカレーを食べたが、これまたアメリカンサイズだったので食べきれなかった。インド料理をつまみながら話した内容で特に印象的だったのは、HBSが何でもケーススタディに仕上げてしまうところ。
<iPhone事例>
AccountingでiPhoneのケースを扱う。iPhoneには機器販売後にOSアップグレードがあるため、売上の計上タイミングを3年に亘って行わなければならなかった。Appleとしては販売した年に売上を認識したいと考えており、何かしらのアクションを取らなければならなかった。さて、あなたがAppleのCEOなら、何をするだろうか?これがケース。販売手法を変える、製品に調整をかける、法律を変える等、対応策は複数考えられるだろう。答えはこうだ。Appleはロビー活動をして自社の主張を唱え、最終的には販売した当該年度に売上計上することに成功したのだった。このケースを聞いて「なるほど!」と思った。というのは、Accountingというルールに忠実な分野は、一定の知識を整理して終わりかと思っていたが、HBSでは「経営者としてAccountingに係る経営課題を認識したときに、どう判断・対応するか」という高い視点から学問をとらえていた。
と、こんなところだ。プライベートの諸々の話もしながら、夕食を終えた。
HBSでの一日を通して思った感想を率直に書くとこうだ。
・緊迫感があり落ち着かなかった
・今の自分ではここで議論をできるレベルに程遠いことを痛感しテンションがかなり下がった
何だかネガティブ感が漂っているがこれが現実。去年のちょうど今頃、思いつきで西海岸にビジットしStanford GSBの授業を聴講したとき、英語はあまり聞き取れなかったが、ビジネススクールでのOpportunityに感動し、意気揚々と帰国してきた。今回は実際に留学する気構えで、授業に自分も参加していることをリアルにイメージしながらのビジットであったから、現実問題としてこの環境でSurviveできるのかという不安(というかむしろ恐怖感)を覚えたのだと思う。まぁ要はHBSのレベルの高さに正直ビビってしまったわけだが、ここで戦うことで限られた時間の中での深い思考能力と判断力は相当に訓練され養われることは理解できた。
Kennedyスクールは後日アップする。

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2010年10月12日火曜日
Wharton ビジットレポート
10月2日土曜にニューヨークに到着後、超速で観光し、10月3日にPhiladelpiaへ移動。翌4日はWhartonビジットに一日を充てた。
10 月4日、まだ時差ボケが残っている様で、朝5時には目覚めてしまった。ベッドでじっとしてもいられず、活動開始。ユースホステルから地下鉄で15分ほどで Wharton最寄りの34th駅に到着。キャンパスエリアが広く、Whartonを発見するまで20分程かかった。
カ フェで一休みし、8:30にはアドミオフィスに到着。「荷物は預けて、リラックスしてください。」と優しい黒人のオフィサーが気遣いをしてくれた。9時前 に学生がオフィスにやって来て、自分を含む数人のVisitorをエスコートしてくれ、教室へ。授業に2つ出席し(授業内容とその感想は以下にまとめて書 いておく)、その後キャンパスツアー、ランチ、午後も授業に出席と、充実したVisit programだった。
【International corporate finance】
選択授業だったようで、出席者は7人程。思い切りハズレの授業を選んでしまったかと一瞬思ったが、授業内容はヘッジに関わるもので、ちょうど仕事でも接点があったため、興味深く聞いた。
ヘッ ジをかけなかったがために大きな損失を被った例、ヘッジをかけていたために莫大な利益を獲得した例を挙げイントロダクションを行った。次いで為替ヘッジを 用いて、2年以上のヘッジ取引を行う場合と、毎年ロールオーバー(1年ごとにヘッジ取引を更新)する場合の差異を説明し、ヘッジコストの比較を行い、具体 的なヘッジ取引の手法を解説するという内容だった。さすがファイナンススクールと言われるWhartonだけあり、プレゼン資料に平気でΣなどの数式が並 べられ、実際に計算も行われていた。
【Investment management】
実 務的に投資先をいかにマネジメントするかという点にフォーカスした授業かと想像していたが、ポートフォリオ構築に関するセオリーを学ぶ授業であった。証券 アナリストで既に学んだ内容だったので何を説明しているかは理解できた。これまた数式が次々と登場し、もはやスクールカラーの様に思えた。
【Venture capital & Entrepreneurial management】
聴講許可を取らずにしれっと座っていると、教授から呼び出され、「許可を取らずに居座るとは何事だ!今すぐ出てってくれ!」と厳しい顔つきで言われたが、苦し紛れに弁解したところ嫌々許可をくれた。
テー マはVenture企業買収の際のTerms交渉に当たってカバーすべき点についてであった。主要な項目はストックオプションの設定、IPO時の条件など 買収先企業のインセンティブ設定に関わるもの、希薄化防止や拒否権の獲得など投資家の権利及び投資資金保護に関わるものだった。Venture Capitalはこれら条件をハードネゴシエートして初めて買収に至るのであり、この過程については良く学んでおくように、とのメッセージがあった。
それにしても、厳しいオッサンだったなぁ。。。
【Lunch with Students】
実はこのセッションでは、英語力不足からほとんど内容が理解できなかった。このQAができずに留学したらどうなる!?と自分に憤りを感じつつも、時間は過ぎてしまった。
【日本人在校生とのCoffee Chat】
2 年生8人程、1年生6人程が入れ替わり集まってくれ、「Wharton=金融=ドライ」のイメージがだいぶ和らいだ。在校生のバックグラウンドは国内証 券、外資証券、総合商社、会計事務所、政府系金融機関、外資PE、起業家と、金融寄りの方が多く、男女比は6:4ほどだったと記憶している。特筆したい2 つのトピックを後ほど触れるとして、その他一般的な情報を以下列挙する。
・Whartonは米国内のReputationはHBS、Stanfordに次ぐTop3校として君臨しており、ブランドネームの威力は相当程度ある
・ペンシルバニア大学の他学部との単位交換プログラムが充実しており、ビジネスの視野以外も広められる。
・Core授業は1年生を通してあるが、Waiveが可能なので自分が既に知っている分野はスキップしてその分Electiveに充てられる。ただし、1年生のクラスでネットワークが形成される場合が多いので、過度のWaiveは控えるべき。
と、こんなところ。特筆したいトピック2つは以下。
◆PEはフィナンシャルインベスター
自分がMBA留学を志願する大きな動機の一つに、投資と事業経営をきちんと学び、投資先企業のValue Upを図れる人材になりたい、というのがある。今の総合商社の「事業投資」と呼ばれるビジネスモデルは投資した企業へ人を派遣し事業改善を行うというもの で、今の環境で「投資と投資先Value Up」をできない訳ではない。しかし、Value Up(再生も含む)のプロがいるわけでもなく、日系企業であるがゆえにドラスティックな経営改革をする様な雰囲気でもない。事業会社やコンサルティング ファームからプロを募ったPEファンドなら、それができるのではないか。
この仮説を米国大手PEファンドのカーライル出身者にぶつけてみ た。すると答えは、「Value UpはPEファンド(ことカーライルにおいては)の仕事の範疇ではない。」だった。理由はこうだ。米国本社でのインターンのこと。大手PEファンドともな ると案件の持ち込みが多く、多い時は1日5件も案件が舞い込んできて、それらの投資判断をするために時間はあっという間に過ぎてしまう。手間暇かかる案件 のValue upにかける時間はないのである。
一方日本では米国に比べればハンズオンで経営に携わるケースも多いと言われているが、こ れはPE産業が未発達であり投資案件が少なく、やることがないがゆえに経営にあれこれ口を出しているに過ぎない、との説明があった。「やることがないから (暇つぶしに)Value Upをやる」という考えは納得いく気がする半分、意気消沈が半分であった。
◆グローバルなドメスティックビジネスか、ドメスティックなグローバルビジネスか
日 系企業→MBA→外資系企業という、いかにもよくあるキャリアパス。ここには注意しなければならないことがある。この手のキャリアパスを目指す人には、大 きく2タイプがある。海外で働きたい、もしくは多国籍な組織で働きたいという「グローバル志向型」と、年功序列に縛られない成果報酬と昇進が当たり前の 「実力主義志向型」の2つだ。
後者は基本的に問題ない。外資系企業に行けば年齢など関係なく(経験や積み上げてきた人脈を使って高いパフォーマンスを出す人は勿論いるが)、実力に応じたポストが与えられていく。イメージ通りだ。
実 は前者が厄介者だ。「普段から働く同僚が多国籍、働く場所も本社支社問わず世界中のどこでも可能性がある、将来はアジア、欧米、中東どのManaging Directorにもなる可能性がある」そんなイメージのもと、MBAの経験をレバレッジして外資系(例えばマッキンゼー米国本社、P&G米国本 社など)に移籍したいと考える人は多いだろう。実際自分もそう思っていたし、今でもその可能性の有無を見極めたいと思っている。
だが、 MBA関連で会った多くの日本人に聞くと、口を揃えたように「米国社会で生きてきた日本人で、実質的なアメリカ人でない限り、米国本社で働くのは難しい」 という。となると可能性としては、外資系の日本支社に勤務するということになる訳だ。日本支社はあくまで「日本」支社であり、基本的には日本の顧客(外資 系日本法人も従業員のほとんどが日本人であろう)と対面することになるから、社内の同僚はグローバルだとしても、ビジネス上はドメスティックとなってしま うのだ。
稀に出張または短期派遣などで米国本社や世界各国で働く機会はあっても、米国本社に栄転し本社経営陣にのし上がっていくというス トーリーは、あまり考えない方がいいのではないか。一方自分は総合商社に勤務している。コロンビアへの短期派遣を経て得た持論は、総合商社は「グローバル なドメスティック企業」であるということ。世界中に拠点があり、海外とのビジネスは無数にあるが、海外駐在員の仕事の進め方は極めて日本的で、日本式の意 思決定を行い、生活も日本人を中心として回っている。数年後には日本に帰るのが前提。
このトレードオフに悩まされるが、理想的には外資系企業に勤め、世界中でビジネスをできる機会はないだろうか?こんな意見に対するフィードバックをWharton在校生に求めてみた。返ってきたのは以下。
外資系PE大手K社(日本支社)出身者:日本で生まれ育った日本人が米国本社に入れる確率はゼロに近い。人生の半分くらいをアメリカで過ごし、バイリンガルで米国文化を理解し、相当頭が良くて初めて採用される可能性が出る、というくらい道は険しい。
総合商社M社出身者:確かに総合商社は今後も日本人の純血組織を相当年数続けるだろうから、真のグローバル企業にはなってゆかないだろう。ただし、グローバ ルな環境で働きたいなら、出資先の企業に出向してしまえば実現できるとは思う。あなた(筆者)が言うグローバル企業でのグローバルビジネスは、例えばGE なら実現できるかもしれない。GEにはMBAホルダー向けに経営幹部候補生として迎える制度があり、まずは米国本社含む世界各国で研修を行い、将来的には 出身地域(日本人ならアジア)のDirectorになることを目指す、といった内容だ。やりたい事業と一致しているか不明だが、検討をしてみてはどうだろ うか?
外資系PE大手M社(日本支社)出身者:「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グローバルビジネス」のトレードオフ はまさにあると思う。自分がいた外資系中小PEは、典型的な外資系企業&国内ビジネスだった。探せば自分の理想とする「外資系企業&グローバルビジネス」 の組み合わせを実現できる企業があるはずだと思う。よく会社のことを調べてみてほしい。
総合商社S社出身者:確かに一般論でいえば、筆者の言うトレードオフはあるのとは思う。しかし、自分次第でいくらでも変えられると思う。採用の段階からその話をすれば、グローバル志向が高い人間として迎 えられるかもしれないし、自分もそれにフォーカスして仕事をして結果を出せば、自然とグローバルビジネスにInvolveされる機会が増えてくるだろうから、固定観念に縛られず考えたらいいのではないか。
なるほど、どの意見も非常に参考になった。ここまで議論を重ねて「自分は誰のために働 きたいのか?」という大きな軸を明確にする必要があると痛感した。結局は日本のために働きたいなら「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グ ローバルビジネス」のどちらでも実現できるはずだし、世界のために働きたいなら「外資系企業&グローバルビジネス」を目指せばいい、という点に帰着するの ではないかと思った。そこがブレているなら、まだ受験するには甘いですね、と自然と話すと、在校生からは「エッセイ上は勿論その点固めていないとダメだけ ど、実際はそういう問題意識への解を見つけるのと同時並行で留学準備を進めていいと思うよ。留学までに解が見いだせれば留学中はその方針に従って走ればい いし、見いだせてなくても留学中に全く異質の考えや情報が入ってきて変わる可能性は大いにあるし。」との温かい言葉を頂いた。
この議論は深淵で、今後の人生を大きく左右する重要なポイントだと思う。時間をかけて考え続けよう。
という訳で、初日から濃いビジットツアーが始まった。生憎の雨で気温が低かったせいか、体がだるくどうやら風邪をひいてしまったようだったので、Boston行きの飛行機待ちの時間に解熱剤を投与して、この日は乗り切ることにした。

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10 月4日、まだ時差ボケが残っている様で、朝5時には目覚めてしまった。ベッドでじっとしてもいられず、活動開始。ユースホステルから地下鉄で15分ほどで Wharton最寄りの34th駅に到着。キャンパスエリアが広く、Whartonを発見するまで20分程かかった。
カ フェで一休みし、8:30にはアドミオフィスに到着。「荷物は預けて、リラックスしてください。」と優しい黒人のオフィサーが気遣いをしてくれた。9時前 に学生がオフィスにやって来て、自分を含む数人のVisitorをエスコートしてくれ、教室へ。授業に2つ出席し(授業内容とその感想は以下にまとめて書 いておく)、その後キャンパスツアー、ランチ、午後も授業に出席と、充実したVisit programだった。
【International corporate finance】
選択授業だったようで、出席者は7人程。思い切りハズレの授業を選んでしまったかと一瞬思ったが、授業内容はヘッジに関わるもので、ちょうど仕事でも接点があったため、興味深く聞いた。
ヘッ ジをかけなかったがために大きな損失を被った例、ヘッジをかけていたために莫大な利益を獲得した例を挙げイントロダクションを行った。次いで為替ヘッジを 用いて、2年以上のヘッジ取引を行う場合と、毎年ロールオーバー(1年ごとにヘッジ取引を更新)する場合の差異を説明し、ヘッジコストの比較を行い、具体 的なヘッジ取引の手法を解説するという内容だった。さすがファイナンススクールと言われるWhartonだけあり、プレゼン資料に平気でΣなどの数式が並 べられ、実際に計算も行われていた。
【Investment management】
実 務的に投資先をいかにマネジメントするかという点にフォーカスした授業かと想像していたが、ポートフォリオ構築に関するセオリーを学ぶ授業であった。証券 アナリストで既に学んだ内容だったので何を説明しているかは理解できた。これまた数式が次々と登場し、もはやスクールカラーの様に思えた。
【Venture capital & Entrepreneurial management】
聴講許可を取らずにしれっと座っていると、教授から呼び出され、「許可を取らずに居座るとは何事だ!今すぐ出てってくれ!」と厳しい顔つきで言われたが、苦し紛れに弁解したところ嫌々許可をくれた。
テー マはVenture企業買収の際のTerms交渉に当たってカバーすべき点についてであった。主要な項目はストックオプションの設定、IPO時の条件など 買収先企業のインセンティブ設定に関わるもの、希薄化防止や拒否権の獲得など投資家の権利及び投資資金保護に関わるものだった。Venture Capitalはこれら条件をハードネゴシエートして初めて買収に至るのであり、この過程については良く学んでおくように、とのメッセージがあった。
それにしても、厳しいオッサンだったなぁ。。。
【Lunch with Students】
実はこのセッションでは、英語力不足からほとんど内容が理解できなかった。このQAができずに留学したらどうなる!?と自分に憤りを感じつつも、時間は過ぎてしまった。
【日本人在校生とのCoffee Chat】
2 年生8人程、1年生6人程が入れ替わり集まってくれ、「Wharton=金融=ドライ」のイメージがだいぶ和らいだ。在校生のバックグラウンドは国内証 券、外資証券、総合商社、会計事務所、政府系金融機関、外資PE、起業家と、金融寄りの方が多く、男女比は6:4ほどだったと記憶している。特筆したい2 つのトピックを後ほど触れるとして、その他一般的な情報を以下列挙する。
・Whartonは米国内のReputationはHBS、Stanfordに次ぐTop3校として君臨しており、ブランドネームの威力は相当程度ある
・ペンシルバニア大学の他学部との単位交換プログラムが充実しており、ビジネスの視野以外も広められる。
・Core授業は1年生を通してあるが、Waiveが可能なので自分が既に知っている分野はスキップしてその分Electiveに充てられる。ただし、1年生のクラスでネットワークが形成される場合が多いので、過度のWaiveは控えるべき。
と、こんなところ。特筆したいトピック2つは以下。
◆PEはフィナンシャルインベスター
自分がMBA留学を志願する大きな動機の一つに、投資と事業経営をきちんと学び、投資先企業のValue Upを図れる人材になりたい、というのがある。今の総合商社の「事業投資」と呼ばれるビジネスモデルは投資した企業へ人を派遣し事業改善を行うというもの で、今の環境で「投資と投資先Value Up」をできない訳ではない。しかし、Value Up(再生も含む)のプロがいるわけでもなく、日系企業であるがゆえにドラスティックな経営改革をする様な雰囲気でもない。事業会社やコンサルティング ファームからプロを募ったPEファンドなら、それができるのではないか。
この仮説を米国大手PEファンドのカーライル出身者にぶつけてみ た。すると答えは、「Value UpはPEファンド(ことカーライルにおいては)の仕事の範疇ではない。」だった。理由はこうだ。米国本社でのインターンのこと。大手PEファンドともな ると案件の持ち込みが多く、多い時は1日5件も案件が舞い込んできて、それらの投資判断をするために時間はあっという間に過ぎてしまう。手間暇かかる案件 のValue upにかける時間はないのである。
一方日本では米国に比べればハンズオンで経営に携わるケースも多いと言われているが、こ れはPE産業が未発達であり投資案件が少なく、やることがないがゆえに経営にあれこれ口を出しているに過ぎない、との説明があった。「やることがないから (暇つぶしに)Value Upをやる」という考えは納得いく気がする半分、意気消沈が半分であった。
◆グローバルなドメスティックビジネスか、ドメスティックなグローバルビジネスか
日 系企業→MBA→外資系企業という、いかにもよくあるキャリアパス。ここには注意しなければならないことがある。この手のキャリアパスを目指す人には、大 きく2タイプがある。海外で働きたい、もしくは多国籍な組織で働きたいという「グローバル志向型」と、年功序列に縛られない成果報酬と昇進が当たり前の 「実力主義志向型」の2つだ。
後者は基本的に問題ない。外資系企業に行けば年齢など関係なく(経験や積み上げてきた人脈を使って高いパフォーマンスを出す人は勿論いるが)、実力に応じたポストが与えられていく。イメージ通りだ。
実 は前者が厄介者だ。「普段から働く同僚が多国籍、働く場所も本社支社問わず世界中のどこでも可能性がある、将来はアジア、欧米、中東どのManaging Directorにもなる可能性がある」そんなイメージのもと、MBAの経験をレバレッジして外資系(例えばマッキンゼー米国本社、P&G米国本 社など)に移籍したいと考える人は多いだろう。実際自分もそう思っていたし、今でもその可能性の有無を見極めたいと思っている。
だが、 MBA関連で会った多くの日本人に聞くと、口を揃えたように「米国社会で生きてきた日本人で、実質的なアメリカ人でない限り、米国本社で働くのは難しい」 という。となると可能性としては、外資系の日本支社に勤務するということになる訳だ。日本支社はあくまで「日本」支社であり、基本的には日本の顧客(外資 系日本法人も従業員のほとんどが日本人であろう)と対面することになるから、社内の同僚はグローバルだとしても、ビジネス上はドメスティックとなってしま うのだ。
稀に出張または短期派遣などで米国本社や世界各国で働く機会はあっても、米国本社に栄転し本社経営陣にのし上がっていくというス トーリーは、あまり考えない方がいいのではないか。一方自分は総合商社に勤務している。コロンビアへの短期派遣を経て得た持論は、総合商社は「グローバル なドメスティック企業」であるということ。世界中に拠点があり、海外とのビジネスは無数にあるが、海外駐在員の仕事の進め方は極めて日本的で、日本式の意 思決定を行い、生活も日本人を中心として回っている。数年後には日本に帰るのが前提。
このトレードオフに悩まされるが、理想的には外資系企業に勤め、世界中でビジネスをできる機会はないだろうか?こんな意見に対するフィードバックをWharton在校生に求めてみた。返ってきたのは以下。
外資系PE大手K社(日本支社)出身者:日本で生まれ育った日本人が米国本社に入れる確率はゼロに近い。人生の半分くらいをアメリカで過ごし、バイリンガルで米国文化を理解し、相当頭が良くて初めて採用される可能性が出る、というくらい道は険しい。
総合商社M社出身者:確かに総合商社は今後も日本人の純血組織を相当年数続けるだろうから、真のグローバル企業にはなってゆかないだろう。ただし、グローバ ルな環境で働きたいなら、出資先の企業に出向してしまえば実現できるとは思う。あなた(筆者)が言うグローバル企業でのグローバルビジネスは、例えばGE なら実現できるかもしれない。GEにはMBAホルダー向けに経営幹部候補生として迎える制度があり、まずは米国本社含む世界各国で研修を行い、将来的には 出身地域(日本人ならアジア)のDirectorになることを目指す、といった内容だ。やりたい事業と一致しているか不明だが、検討をしてみてはどうだろ うか?
外資系PE大手M社(日本支社)出身者:「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グローバルビジネス」のトレードオフ はまさにあると思う。自分がいた外資系中小PEは、典型的な外資系企業&国内ビジネスだった。探せば自分の理想とする「外資系企業&グローバルビジネス」 の組み合わせを実現できる企業があるはずだと思う。よく会社のことを調べてみてほしい。
総合商社S社出身者:確かに一般論でいえば、筆者の言うトレードオフはあるのとは思う。しかし、自分次第でいくらでも変えられると思う。採用の段階からその話をすれば、グローバル志向が高い人間として迎 えられるかもしれないし、自分もそれにフォーカスして仕事をして結果を出せば、自然とグローバルビジネスにInvolveされる機会が増えてくるだろうから、固定観念に縛られず考えたらいいのではないか。
なるほど、どの意見も非常に参考になった。ここまで議論を重ねて「自分は誰のために働 きたいのか?」という大きな軸を明確にする必要があると痛感した。結局は日本のために働きたいなら「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グ ローバルビジネス」のどちらでも実現できるはずだし、世界のために働きたいなら「外資系企業&グローバルビジネス」を目指せばいい、という点に帰着するの ではないかと思った。そこがブレているなら、まだ受験するには甘いですね、と自然と話すと、在校生からは「エッセイ上は勿論その点固めていないとダメだけ ど、実際はそういう問題意識への解を見つけるのと同時並行で留学準備を進めていいと思うよ。留学までに解が見いだせれば留学中はその方針に従って走ればい いし、見いだせてなくても留学中に全く異質の考えや情報が入ってきて変わる可能性は大いにあるし。」との温かい言葉を頂いた。
この議論は深淵で、今後の人生を大きく左右する重要なポイントだと思う。時間をかけて考え続けよう。
という訳で、初日から濃いビジットツアーが始まった。生憎の雨で気温が低かったせいか、体がだるくどうやら風邪をひいてしまったようだったので、Boston行きの飛行機待ちの時間に解熱剤を投与して、この日は乗り切ることにした。

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2010年10月3日日曜日
東海岸ビジット実現の舞台裏
東海岸ビジットのレポートは後で熱く語るとして、このビジットが実現するまでのプロセスを記録しておこう。まず始めにアレンジ結果を箇条書きし、その後プロセスを時系列で振り返ってみる。苦労の結晶であるので、これからビジットされる方には、大いに活用頂ければ幸いである。
■ビジットのアレンジ結果
<凡例>
①アドミ主催のVisit Program有無
②アドミ主催のVisit Programに含まれるもの
③日本人在校生の組織化されたVisit対応有無
④日本人在校生の組織化されたVisit対応に含まれるもの
⑤日本人在校生との個別コネ
⑥アレンジ結果
◆Wharton
①有(当日受付)
②授業3つ、在校生とのランチ、Info session(9:00~16:00)
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(MBA友の会友人、会社先輩紹介)
⑥①にフル参加し、その後③のCoffee chatに参加、⑤の方もCoffee chatにJoin
◆HBS、Kennedy
①有(事前予約制)、しかし自分が行く日は対象外
②授業1つ
③無
④無
⑤有(ブログ申し出、MBA友の会友人、AGOS無料セッションで偶然社長と気が会い紹介してもらった方)
⑥⑤MBA友の会友人に1・2時間目、夕食with他在校生をアレンジしてもらった。AGOS社長紹介の方は出発直前に会い、その方からKennedy校の在校生を紹介してもらい、15時個別アポ、16時からのKennedy授業を紹介してもらう予定
◆MIT
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生とのランチ
③有
④授業、日本人在校生とのランチ
⑤有(会社元先輩紹介)
⑥出発直前までアレンジができていないことに気付き、慌てて①を予約したが、その後③で授業3つ、日本人在校生とのランチをアレンジしてもらった。⑤の方は、時間が合わず、朝イチで自宅でBreakfast MTGをすることに。
◆Chicago
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生のランチ、Info session
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(会社元先輩)
⑥①終了後、③Coffee chat。Coffee chatが11:45からなので、恐らく日本人在校生とそのままランチになると思われる。会社元先輩と夕食。日程が足りず、AM+ランチはChicago、PMはKellogとする。
◆Kellog
①有(当日受付)
②授業好きなだけ(授業が始まる20分前までにアドミでRegister)
③NA
④NA
⑤無
⑥滞在時間が短く、授業1つ見たらChicagoにとんぼ返り
■時系列での振り返り
【1月下旬】
「HBS ブログ」「MIT 留学」などで留学生のブログを読み漁り、留学のイメージを少しでも現実的なものにしようと努めた。
【2月初旬】
当時コロンビアにおり、4月に東京に帰国して以降の展開は予想できないながらも、5月GW付近に休暇が取れるだろうと見越して、格安航空券を予約。期間は4月27日~5月5日、ルートはChicago IN, New York OUT、価格は燃油サーチャージ等諸々含めて10万円程度だったか。途中に土日が入っていたので、巡れる学校は4校(Chicago、HBS、MIT、Wharton)だったと記憶している。
リスクヘッジのため、キャンセルした場合の損失が少ない旅行会社を選び、条件としては、3日程前までにキャンセルすれば、キャンセル料4万円を残し返金されるものにした。
【2月中旬~3月中旬】
航空券の予約を皮切りに、ビジットのアレンジ開始。全くの手探り状態だったため、先ずはいつも読み漁っていたブログの書き主の「ユーザー情報」などにアクセスし、メールを送信。唐突のメールであることを詫びると共に、MBA留学への固い決意、ビジット時の面談を含めたコンタクトの開始を依頼した。
間々ならないうちに、HBS、MITのブロガーの方から面談を快諾するメールを頂いた。自分と同じルートでビジット時の面談依頼を随時受けている様で、対応には慣れていると見受けられた。
メールをやり取りする中で、その在校生の方から、ビジットする際にはアドミがWebサイトなどで募っているVisit Programや、日本人在校生が任意に運営するWebサイトを通じてアレンジするVisit対応を利用することを勧めてくれた。
なるほど各スクールのWebサイトには、たいていClass visitをRegisterできたり、事前登録はできないながらも、当日9時前にアドミに来ればClass visitができるとの記載があり、在校生とコネがなくても問題なく訪問できることがわかった。その後のアレンジは以下の通り。
HBS:ブログで繋がった在校生との面談に加え、Webに用意されているProgramで授業を一つ予約。
MIT:ブログで繋がった在校生から、日本人在校生のWebサイトにビジットの申し込みをした方が、多くの在校生と会うチャンスがあるとのことで勧められたので、ここから申込んだ。すぐに在校生から返信があり、自己紹介や興味のある分野を質問され、一つ一つ丁寧に答えた。コンタクトを取った時期が確か2月下旬か3月上旬だったため、在校生から「日程が近くなってからどの授業に参加してもらうか具体的に決めましょう」との返信があり、それに従った。以降は一旦ホールド。
Chicago:MITと同じく日本人サイトからビジットを申し出た。Chicagoは質問内容が細かく、自己紹介、バックグラウンド、興味のある分野、なぜChicagoに興味を持ったか、を聞かれたと記憶している。その分、どれも詳しく回答すると、在校生が自己のバックグラウンド含めて丁寧に返信してくれ、授業も自分に合ったものを選んでくれている様子がわかった。
Wharton:ブログで繋がった在校生との面談アポは取れたが、ビジット日程はちょうどテスト期間と重なっていて、授業はないとのことだった。
このようにざっくりと予定が組み終わったのが3月中旬くらいだったと思う。
次に国内航空券。シカゴ→ボストン、ボストン→フィラデルフィアの2区間の手配が必要だった。所長がアメリカへ家族と旅行に行くときは決まって格安航空券が手に入るExpediaを愛用しているとの情報を得たので、調べてみると、なるほど、格安で手に入ることがわかった。各区間だいたい80~100ドル、当時のレートは1ドル90円程だったから、十分安く感じた。空席が目立ったし、ビジットするのは平日だったので、すぐには満席にならないだろうと想定し、4月以降予約することにした。
同じく宿についても、3月中は情報収集期間とした。昔バックパッカーだったのと、コスト削減の観点から、社会人で金を稼ぐようになっても、ユースホステルのドミトリーを検索。案外あっさりと各都市のユースホステルのドミトリーが30ドル前後で見つかり、これもホールドしておいた。
【3月下旬~4月中旬】
日本に帰国してからアサインされる案件がかなりヘビーらしいとの情報を上司から得て、若干嫌な予感はしつつ、まぁ数日の有給なら取れるだろうと合点していおいた。が、帰国して唖然、帰国後の出社初日から3日連続、終電はとっくになくなる時間までひたすら仕事。時差ボケで日付が変わる頃にはウトウトしてしまいながらも、とにかく働いた。
平日は一切プライベートの予定は入れられる状況になく、休日出勤もしばしば。4月下旬のビジットの雲行きが怪しくなり始めた。Expediaの空席情報を見ると、3月にはあった80ドルのチケットが姿を消し、100~110ドル程度に上がってしまっていた。残り席数も減っていたため、ビジットそのものの実現性が下がりながらも、いざ実現したときに立ち往生するのは避けたかったため、已む無く購入。払い戻しはできない条件だった。
【4月下旬】
航空券が4万円のキャンセル料を残して返金が可能である日のギリギリまで、仕事の様子を見ながら意思決定を遅らせたが、相変わらずタクシーか終電間際の電車で帰る日々が続いており、とても有給を取れる状況ではなかったため、涙を飲んで、遅めの夏休みと称し9月~11月には必ずビジットを実現すると誓い、予定を全てリリースすることに決めた。
一斉にRegisterの解除、在校生への延期報告を行った。折しも在校生から「●●とXXの授業の出席をアレンジしました」など連絡が来てしまったのもあり、タイミングが悪くて誠に申し訳ありませんと断りを入れた上で、これらメールに返信した。
と、ここまでが4月ビジットの話。
【7月下旬】
虎視眈眈と次なるビジットのチャンスを狙いながら、仕事に没頭した。案件が峠を越え、ようやく自由を取り戻した7月下旬から、案件チームメンバーの夏休みの計画が話題になった。8月は授業が始まっていないのでビジットしても意味がない。下っ端である自分は、「上司の皆さんが最優先です!僕は最後に残った日にしますから!」と商社マンらしく人を立てながら実は自分に都合よくなることを言い、自分の夏休みが9月下旬から10月中旬くらいになる様に誘導した。
【8月上旬】
以前ビジットを計画した時にできたコンタクトに加え、MBA友の会きっかけにできた今年から留学している人とのコンタクトもあったので、双方にビジットをするに避けた方が用期間がないか(授業が始まっていない、テスト期間で授業がないetc)を裏取りしてから訪問日程を決定、航空券の検索を開始。
【8月中旬】
格安航空券が予想以上に混雑。格安の席が取れないと断り、その代替で提案される航空券がサーチャージ混みで20万円台のものがザラにあり、驚いた。運よくサーチャージ混みで10万円程度かつ、2週間前までは3万円のキャンセル料で済む航空券が見つかったので、予約完了した。
【8月下旬~9月中旬】
前回より練りこんだスケジュールにするべく、在校生との連絡を密にとり、お勧めの授業はないかと伺った。また、5月にMBA友の会でGood Luck Party2010とい今年旅立つ1年生を壮行するイベントの企画側に参加してからMBAに関連するネットワークが急拡大、また8月はアドミやAlumniによる学校説明会に積極的に参加したので、情報の量質ともに貯えが増えていたため、より具体的に授業の希望をお願いできるようになっていた。
難しかった点は、一つの学校に複数のルートで入ってしまうと、色々双方に気遣いが必要になるところだった。
一例。会社の先輩が今年から某スクールに留学している。4月ビジット時には全くコネがなかったので、先に書いたようにコンタクトを作った。2つのラインがある。こちらがメールしてから返信までの時間が人によって異なり、またアレンジしてくれる範囲もまちまちなので、一度送ったメールで一気にアレンジが進んでしまう場合もある。
とはいえ、時間も限られているため、同時進行で2つのラインに相談していかないと、うまくビジットのスケジュールが組めない懸念もある。もし先輩が気を利かせてくれて、「1時間目はこの授業に一緒に出よう」と提案してくれたとしても、後で4月ビジット時に繋がった方からは「1時間目はVenture Capitalで絶対お勧めする授業がありますので、それに出て頂いた後で、お話しましょう。」と言われてしまうと、困ってしまう。
学校によっては、日本人在校生の中にもアテンド担当がいるようで、その人以外が勝手にアレンジすると、在校生間で面倒なことになるところもあると聞いていたので、考慮して行動しなければならなかった。
幸い、準備期間を長めにとれたので、一つの学校で複数コンタクトラインがある場合は、基本線を決め、その人からの連絡があってからもう片方の人に、「既に●●さんに××の授業まではアレンジ頂いていますが、その他に何かお勧めの授業がありましたら教えてください。」と連絡する段取りが組めたので、比較的スムーズに行った。
うまくいったところは、単一ラインで動いていた時より多くの人と会え、授業もみっちり出られるスケジュールが組めた。
【9月下旬】
仕事面では、若干新規案件に巻き込まれそうな臭いもしていたが、無事解放され、ビジットの実現可能性がほぼ安泰となった。
Gmailで個別やり取りをしていたが、時間、場所、在校生の名前、連絡先、宿泊先、移動時間など一覧化して抜け漏れがないかチェックするため、出発1週間前の週末にスケジュール表を作成した。
作成すると、意外に抜け漏れがあることを発見した。まず、前回ビジットした時に繋がったMITの方に、8月中旬に10月近辺の予定を聞いて以降連絡が抜けており、アレンジができていないことが発覚。急いでメールを入れた。MITにはアドミが用意するビジットプログラムがあり、それに登録する手も同時に打ったが、すぐに在校生から返信があり、3日もしないうちにAM授業2つ、ランチ、PM授業1つを組んでくれた。はぁ、セーフ。
HBSも在校生友人にアレンジしてもらったが、1週間前に確定、Kennedyの在校生紹介は出発3日前で、仕事中こっそりGmailで即レスし超速アレンジ完了。
こんな感じで、以前先輩に紹介してもらった在校生との連絡が漏れていたり、連絡先を聞き忘れていたり、一部宿泊先の予約が漏れていたりと、表にして確認すると穴がいくつか見つかったので、これを整理した。
会社の上司から出張に行くときには、必ず出張先で会う人に土産を持っていけ、特に懇意にしている人には、日本でしか手に入らないもので欲しいものはないか必ず聞いておけ、と耳にタコができるくらい言われていたので、今回も聞いてみた。意外とあるもので、これらのリクエスト物品も週末にバッチリ買い揃え、かつ今回初対面の人にも菓子折りを買った。
会社で休暇前に纏めて仕事を片付けて遅くなった日を利用し、こっそりキャンパス・宿泊先の地図、移動手段、スケジュール表などまとめてプリントアウト。ネットが使えなくても滞りの無い様に段取りをつけた。もうここまで来ると仕事の出張準備と何ら変わりない気さえしてきた。
そしていざ出発し、昨夜NY入りした次第である。会社の上司にはビジットであることを悟られないよう、観光と称するアリバイ作りを急ピッチで進めるべく、エンパイアーステートビル、タイムズスクエアなどを巡った。とはいえ普通に観光をEnjoyしたので、その写真もついでに貼り付けておきます♪NYの街並みと美しい夜景をお楽しみあれ~
■ビジットのアレンジ結果
<凡例>
①アドミ主催のVisit Program有無
②アドミ主催のVisit Programに含まれるもの
③日本人在校生の組織化されたVisit対応有無
④日本人在校生の組織化されたVisit対応に含まれるもの
⑤日本人在校生との個別コネ
⑥アレンジ結果
◆Wharton
①有(当日受付)
②授業3つ、在校生とのランチ、Info session(9:00~16:00)
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(MBA友の会友人、会社先輩紹介)
⑥①にフル参加し、その後③のCoffee chatに参加、⑤の方もCoffee chatにJoin
◆HBS、Kennedy
①有(事前予約制)、しかし自分が行く日は対象外
②授業1つ
③無
④無
⑤有(ブログ申し出、MBA友の会友人、AGOS無料セッションで偶然社長と気が会い紹介してもらった方)
⑥⑤MBA友の会友人に1・2時間目、夕食with他在校生をアレンジしてもらった。AGOS社長紹介の方は出発直前に会い、その方からKennedy校の在校生を紹介してもらい、15時個別アポ、16時からのKennedy授業を紹介してもらう予定
◆MIT
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生とのランチ
③有
④授業、日本人在校生とのランチ
⑤有(会社元先輩紹介)
⑥出発直前までアレンジができていないことに気付き、慌てて①を予約したが、その後③で授業3つ、日本人在校生とのランチをアレンジしてもらった。⑤の方は、時間が合わず、朝イチで自宅でBreakfast MTGをすることに。
◆Chicago
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生のランチ、Info session
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(会社元先輩)
⑥①終了後、③Coffee chat。Coffee chatが11:45からなので、恐らく日本人在校生とそのままランチになると思われる。会社元先輩と夕食。日程が足りず、AM+ランチはChicago、PMはKellogとする。
◆Kellog
①有(当日受付)
②授業好きなだけ(授業が始まる20分前までにアドミでRegister)
③NA
④NA
⑤無
⑥滞在時間が短く、授業1つ見たらChicagoにとんぼ返り
■時系列での振り返り
【1月下旬】
「HBS ブログ」「MIT 留学」などで留学生のブログを読み漁り、留学のイメージを少しでも現実的なものにしようと努めた。
【2月初旬】
当時コロンビアにおり、4月に東京に帰国して以降の展開は予想できないながらも、5月GW付近に休暇が取れるだろうと見越して、格安航空券を予約。期間は4月27日~5月5日、ルートはChicago IN, New York OUT、価格は燃油サーチャージ等諸々含めて10万円程度だったか。途中に土日が入っていたので、巡れる学校は4校(Chicago、HBS、MIT、Wharton)だったと記憶している。
リスクヘッジのため、キャンセルした場合の損失が少ない旅行会社を選び、条件としては、3日程前までにキャンセルすれば、キャンセル料4万円を残し返金されるものにした。
【2月中旬~3月中旬】
航空券の予約を皮切りに、ビジットのアレンジ開始。全くの手探り状態だったため、先ずはいつも読み漁っていたブログの書き主の「ユーザー情報」などにアクセスし、メールを送信。唐突のメールであることを詫びると共に、MBA留学への固い決意、ビジット時の面談を含めたコンタクトの開始を依頼した。
間々ならないうちに、HBS、MITのブロガーの方から面談を快諾するメールを頂いた。自分と同じルートでビジット時の面談依頼を随時受けている様で、対応には慣れていると見受けられた。
メールをやり取りする中で、その在校生の方から、ビジットする際にはアドミがWebサイトなどで募っているVisit Programや、日本人在校生が任意に運営するWebサイトを通じてアレンジするVisit対応を利用することを勧めてくれた。
なるほど各スクールのWebサイトには、たいていClass visitをRegisterできたり、事前登録はできないながらも、当日9時前にアドミに来ればClass visitができるとの記載があり、在校生とコネがなくても問題なく訪問できることがわかった。その後のアレンジは以下の通り。
HBS:ブログで繋がった在校生との面談に加え、Webに用意されているProgramで授業を一つ予約。
MIT:ブログで繋がった在校生から、日本人在校生のWebサイトにビジットの申し込みをした方が、多くの在校生と会うチャンスがあるとのことで勧められたので、ここから申込んだ。すぐに在校生から返信があり、自己紹介や興味のある分野を質問され、一つ一つ丁寧に答えた。コンタクトを取った時期が確か2月下旬か3月上旬だったため、在校生から「日程が近くなってからどの授業に参加してもらうか具体的に決めましょう」との返信があり、それに従った。以降は一旦ホールド。
Chicago:MITと同じく日本人サイトからビジットを申し出た。Chicagoは質問内容が細かく、自己紹介、バックグラウンド、興味のある分野、なぜChicagoに興味を持ったか、を聞かれたと記憶している。その分、どれも詳しく回答すると、在校生が自己のバックグラウンド含めて丁寧に返信してくれ、授業も自分に合ったものを選んでくれている様子がわかった。
Wharton:ブログで繋がった在校生との面談アポは取れたが、ビジット日程はちょうどテスト期間と重なっていて、授業はないとのことだった。
このようにざっくりと予定が組み終わったのが3月中旬くらいだったと思う。
次に国内航空券。シカゴ→ボストン、ボストン→フィラデルフィアの2区間の手配が必要だった。所長がアメリカへ家族と旅行に行くときは決まって格安航空券が手に入るExpediaを愛用しているとの情報を得たので、調べてみると、なるほど、格安で手に入ることがわかった。各区間だいたい80~100ドル、当時のレートは1ドル90円程だったから、十分安く感じた。空席が目立ったし、ビジットするのは平日だったので、すぐには満席にならないだろうと想定し、4月以降予約することにした。
同じく宿についても、3月中は情報収集期間とした。昔バックパッカーだったのと、コスト削減の観点から、社会人で金を稼ぐようになっても、ユースホステルのドミトリーを検索。案外あっさりと各都市のユースホステルのドミトリーが30ドル前後で見つかり、これもホールドしておいた。
【3月下旬~4月中旬】
日本に帰国してからアサインされる案件がかなりヘビーらしいとの情報を上司から得て、若干嫌な予感はしつつ、まぁ数日の有給なら取れるだろうと合点していおいた。が、帰国して唖然、帰国後の出社初日から3日連続、終電はとっくになくなる時間までひたすら仕事。時差ボケで日付が変わる頃にはウトウトしてしまいながらも、とにかく働いた。
平日は一切プライベートの予定は入れられる状況になく、休日出勤もしばしば。4月下旬のビジットの雲行きが怪しくなり始めた。Expediaの空席情報を見ると、3月にはあった80ドルのチケットが姿を消し、100~110ドル程度に上がってしまっていた。残り席数も減っていたため、ビジットそのものの実現性が下がりながらも、いざ実現したときに立ち往生するのは避けたかったため、已む無く購入。払い戻しはできない条件だった。
【4月下旬】
航空券が4万円のキャンセル料を残して返金が可能である日のギリギリまで、仕事の様子を見ながら意思決定を遅らせたが、相変わらずタクシーか終電間際の電車で帰る日々が続いており、とても有給を取れる状況ではなかったため、涙を飲んで、遅めの夏休みと称し9月~11月には必ずビジットを実現すると誓い、予定を全てリリースすることに決めた。
一斉にRegisterの解除、在校生への延期報告を行った。折しも在校生から「●●とXXの授業の出席をアレンジしました」など連絡が来てしまったのもあり、タイミングが悪くて誠に申し訳ありませんと断りを入れた上で、これらメールに返信した。
と、ここまでが4月ビジットの話。
【7月下旬】
虎視眈眈と次なるビジットのチャンスを狙いながら、仕事に没頭した。案件が峠を越え、ようやく自由を取り戻した7月下旬から、案件チームメンバーの夏休みの計画が話題になった。8月は授業が始まっていないのでビジットしても意味がない。下っ端である自分は、「上司の皆さんが最優先です!僕は最後に残った日にしますから!」と商社マンらしく人を立てながら実は自分に都合よくなることを言い、自分の夏休みが9月下旬から10月中旬くらいになる様に誘導した。
【8月上旬】
以前ビジットを計画した時にできたコンタクトに加え、MBA友の会きっかけにできた今年から留学している人とのコンタクトもあったので、双方にビジットをするに避けた方が用期間がないか(授業が始まっていない、テスト期間で授業がないetc)を裏取りしてから訪問日程を決定、航空券の検索を開始。
【8月中旬】
格安航空券が予想以上に混雑。格安の席が取れないと断り、その代替で提案される航空券がサーチャージ混みで20万円台のものがザラにあり、驚いた。運よくサーチャージ混みで10万円程度かつ、2週間前までは3万円のキャンセル料で済む航空券が見つかったので、予約完了した。
【8月下旬~9月中旬】
前回より練りこんだスケジュールにするべく、在校生との連絡を密にとり、お勧めの授業はないかと伺った。また、5月にMBA友の会でGood Luck Party2010とい今年旅立つ1年生を壮行するイベントの企画側に参加してからMBAに関連するネットワークが急拡大、また8月はアドミやAlumniによる学校説明会に積極的に参加したので、情報の量質ともに貯えが増えていたため、より具体的に授業の希望をお願いできるようになっていた。
難しかった点は、一つの学校に複数のルートで入ってしまうと、色々双方に気遣いが必要になるところだった。
一例。会社の先輩が今年から某スクールに留学している。4月ビジット時には全くコネがなかったので、先に書いたようにコンタクトを作った。2つのラインがある。こちらがメールしてから返信までの時間が人によって異なり、またアレンジしてくれる範囲もまちまちなので、一度送ったメールで一気にアレンジが進んでしまう場合もある。
とはいえ、時間も限られているため、同時進行で2つのラインに相談していかないと、うまくビジットのスケジュールが組めない懸念もある。もし先輩が気を利かせてくれて、「1時間目はこの授業に一緒に出よう」と提案してくれたとしても、後で4月ビジット時に繋がった方からは「1時間目はVenture Capitalで絶対お勧めする授業がありますので、それに出て頂いた後で、お話しましょう。」と言われてしまうと、困ってしまう。
学校によっては、日本人在校生の中にもアテンド担当がいるようで、その人以外が勝手にアレンジすると、在校生間で面倒なことになるところもあると聞いていたので、考慮して行動しなければならなかった。
幸い、準備期間を長めにとれたので、一つの学校で複数コンタクトラインがある場合は、基本線を決め、その人からの連絡があってからもう片方の人に、「既に●●さんに××の授業まではアレンジ頂いていますが、その他に何かお勧めの授業がありましたら教えてください。」と連絡する段取りが組めたので、比較的スムーズに行った。
うまくいったところは、単一ラインで動いていた時より多くの人と会え、授業もみっちり出られるスケジュールが組めた。
【9月下旬】
仕事面では、若干新規案件に巻き込まれそうな臭いもしていたが、無事解放され、ビジットの実現可能性がほぼ安泰となった。
Gmailで個別やり取りをしていたが、時間、場所、在校生の名前、連絡先、宿泊先、移動時間など一覧化して抜け漏れがないかチェックするため、出発1週間前の週末にスケジュール表を作成した。
作成すると、意外に抜け漏れがあることを発見した。まず、前回ビジットした時に繋がったMITの方に、8月中旬に10月近辺の予定を聞いて以降連絡が抜けており、アレンジができていないことが発覚。急いでメールを入れた。MITにはアドミが用意するビジットプログラムがあり、それに登録する手も同時に打ったが、すぐに在校生から返信があり、3日もしないうちにAM授業2つ、ランチ、PM授業1つを組んでくれた。はぁ、セーフ。
HBSも在校生友人にアレンジしてもらったが、1週間前に確定、Kennedyの在校生紹介は出発3日前で、仕事中こっそりGmailで即レスし超速アレンジ完了。
こんな感じで、以前先輩に紹介してもらった在校生との連絡が漏れていたり、連絡先を聞き忘れていたり、一部宿泊先の予約が漏れていたりと、表にして確認すると穴がいくつか見つかったので、これを整理した。
会社の上司から出張に行くときには、必ず出張先で会う人に土産を持っていけ、特に懇意にしている人には、日本でしか手に入らないもので欲しいものはないか必ず聞いておけ、と耳にタコができるくらい言われていたので、今回も聞いてみた。意外とあるもので、これらのリクエスト物品も週末にバッチリ買い揃え、かつ今回初対面の人にも菓子折りを買った。
会社で休暇前に纏めて仕事を片付けて遅くなった日を利用し、こっそりキャンパス・宿泊先の地図、移動手段、スケジュール表などまとめてプリントアウト。ネットが使えなくても滞りの無い様に段取りをつけた。もうここまで来ると仕事の出張準備と何ら変わりない気さえしてきた。
そしていざ出発し、昨夜NY入りした次第である。会社の上司にはビジットであることを悟られないよう、観光と称するアリバイ作りを急ピッチで進めるべく、エンパイアーステートビル、タイムズスクエアなどを巡った。とはいえ普通に観光をEnjoyしたので、その写真もついでに貼り付けておきます♪NYの街並みと美しい夜景をお楽しみあれ~
2010年10月2日土曜日
東海岸へ向け出発!!
というわけで、もう1時間もすれば出発だ。
準備期間約1ヶ月半、5月連休時に計画し断念したが、その時の準備時間も考慮すると、およそ2カ月半ほどか。結果的には、昨年9月の行き当たりばったり西海岸ビジットと比較にならないほどオーガナイズされたビジット計画となった。
このアレンジプロセスは履歴として価値があるかと思うので、改めて投稿しよう。
では、まずはニューアークへ向かって、出発だ!!
準備期間約1ヶ月半、5月連休時に計画し断念したが、その時の準備時間も考慮すると、およそ2カ月半ほどか。結果的には、昨年9月の行き当たりばったり西海岸ビジットと比較にならないほどオーガナイズされたビジット計画となった。
このアレンジプロセスは履歴として価値があるかと思うので、改めて投稿しよう。
では、まずはニューアークへ向かって、出発だ!!
| 2-Oct | 16:35 | 成田第1南 | NYC行き |
| 16:30 | ニューアーク | 到着 | |
| 3-Oct | 9:30 | メトロポリタン | 美術館観光 |
| 12:30 | セントラルパーク | 含む昼食 | |
| 13:45 | Penn St31th | Philly行き(Megabus) | |
| 15:45 | 8th, 30th St station | Philly着、徒歩で独立公園観光 | |
| 4-Oct | 8:40 | アドミ@Wharton | ビジットのRegister |
| 9:00 | 教室 | 聴講(~10:20) | |
| 10:30 | 教室 | 聴講(~11:50) | |
| 12:00 | キャンパス | Campus tour & Lunch with student(~13:20) | |
| 13:30 | 教室 | 聴講(~14:50) | |
| 15:00 | 教室 | Info session(~15:30で途中退室) | |
| 15:30 | キャンパス内 | 旧友と再会 | |
| 16:30 | GSR262 | 在校生とCoffee chat | |
| 18:30 | キャンパス発 | 空港行き | |
| 20:30 | Philadelphia Intl. | Boston行き(UNITED 1767) | |
| 21:45 | Logan Intl | 到着 | |
| 5-Oct | 8:40 | HBS教室 | 聴講(Technology & operation~10:00) |
| 10:20 | 教室 | 聴講(Finance~11:40) | |
| 15:00 | Kennedy校 | Kennedy校在校生と面談 | |
| 16:00 | 教室 | 聴講HKS仮(~17:20) | |
| 19:30 | TBD | 夕食with在校生 | |
| 6-Oct | 8:30 | MIT在校生宅 | Breakfast meeting |
| 9:55 | TBA | 在校生待ち合わせ | |
| 10:00 | MIT教室 | 聴講(Industrial Economics for Strategic Decisions~11:30) | |
| 12:00 | キャンパス | Campus tour & Lunch with student(~13:20) | |
| 13:00 | 教室 | 聴講(Introduction to System Dynamics~14:30) | |
| 14:30 | 教室 | 聴講(Advanced Corporate Finance~16:00) | |
| 16:00 | 解散 | ||
| 17:30 | キャンパス発 | 空港行き | |
| 19:25 | Logan Intl. | Chicago行き(AA1081) | |
| 21:00 | オヘア空港 | 到着 | |
| 22:00 | 先輩宅 | 到着 | |
| 7-Oct | 7:45 | アドミ@Chicago | 早い者勝ち、授業選択可能 |
| 8:30 | 教室 | 授業(Strateic Develoment、~10:30) | |
| 10:30 | 教室 | Info session(~11:30) | |
| 11:45 | 食堂内 | 在校生とCoffee chat | |
| 12:30 | 食堂 | Lunch with students | |
| 13:30 | 教室 | 授業(New Venture Strategy、~15:00) | |
| 13:30 | キャンパス発 | Kellogg行き | |
| 15:00 | アドミ@Kellog | Class visit登録(最悪授業開始20分前到着) | |
| 15:30 | 教室 | 聴講(~17:00) | |
| TBA | TBA | 先輩と夕食 | |
| 8-Oct | 4:30 | 先輩宅 | 出発 |
| 7:00 | オヘア空港 | NYC行き(CO1178) | |
| 9:54 | ニューアーク | 到着(要注意!!乗り継ぎ時間少ない。) | |
| 11:00 | ニューアーク | NRT行き(CO009) |
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