ビジット回顧録、最終回。
感想を一言、自分が目指すスクールは西海岸で間違いないと確信した。後はGMATをクリアし、合格を目指して一直線に打つべし、打つべし。
◆スケジュール
09:00~11:00 Haas授業見学(Finance)
11:00~11:30 アドミによるQAセッション
11:45~12:45 在校生とランチ
12:45~14:00 Student Ambasadorによるキャンパスツアー&Info session
15:00~17:00 GSE(Education)授業見学
17:15~18:30 日本人在校生とCoffee chat
◆気づき・収集情報
<09:00~11:00 Haas授業見学(Finance)>
8:30に一番乗りして到着。見学する授業が選べるというので、提示されたAccountとFinanceのうち、後者を選択(後で、実はMarketingもあったことが判明。そっちがよかった気が。。。)。
クラスでは、Net Present Valueなど、ファイナンスの基礎が中心。内容は新入社員の時に教わったレベルのもので、基礎中の基礎。教授と学生の議論が全て聞き取れるかをテストしてみた。理解度はざっくり7割程度で、高めていかねば、といった感想。
<11:00~11:30 アドミによるQAセッション>
東京のInfo sessionであったような内容ではなく、アドミがプレゼン資料で説明せずに、口頭での説明のみ。ポイントを列挙。
・4つのDefining Principlesの重要性を強調
Question the Status Quo
Confidence Without Attitude
Student Always
Beyond Yourself
・Cultural fit
・今年はEssayの聞くポイントを具体化。具体例をふんだんに盛り込んだ、Personalizeされきった内容にしてほしい
・Haasの質問にジャストミートする回答をしてほしい。他校向けにつくったEssayの使いまわしは、アドミとしては瞬時にわかる。
・インタビューのオファーは、締め切り後3~4週間後。それ以上かかる人もいるので、3~4週間で連絡がないからといって、諦めないでほしい
・毎年4000の出願、800~1200のインタビュー(最終的に合格が、バッファー入れて300とすると、出願⇒インタビューが3~5倍、インタビュー⇒合格が2.5~4倍の倍率)
<11:45~12:45 在校生とランチ>
参加者20名程度に対し、3人の在校生が対応。食堂で3グループに分かれて在校生から話を聞いた。自分のテーブルは1年生だったこともあり、学校生活やプログラムというより、出願のTipsやWhy Haasが中心となった。
<12:45~14:00 Student Ambasadorによるキャンパスツアー&Info session>
ポイントを箇条書き。
・Main purpose: Innovative leaders
・4つのDefining Principlesの重要性を強調
Question the Status Quo
Confidence Without Attitude
Student Always
Beyond Yourself
・Design Thinkingが1年生のCoreに含まれている。MBAの学生のみ。7週間。2年生でElectiveでDesign Thinkingの深堀を行う授業もあり、そこにはエンジニアスクールなど他スクールからも参加者あり
・UCBの他のスクールの授業も履修可能。卒業要件の51単位中MAX6単位(2~3コース) まで履修可能。
・ざっくり、2年間を通して40%がCore、60%がElectiveといったバランス
・HaasではExperiential learningが充実。1セメスターあたり通常1コースを履修。2年間で、大部分の人は1つ、多い人で4つ(Experiential learningはElectiveなので、全てのセメスターで1つずつ履修している計算)履修する。ワークロードが重いが、力には確実になる。IBD(International Business Development、Startup Labo、Social Sector Solutions、Design & Development of web-based productsなど、ざっと見た感じ30個くらいの選択肢があった)
・ 教授ではTerry Taylorがビジネスクールの教授全米5位にランク。若いのに力がある。
<15:00~17:00 GSE(Education)授業見学>
Technology Enhanced Learning in Scienceという、リサーチのクラスに出席。最後までよく状況がつかめなかったが、生徒がそれぞれ行うリサーチを発表し、フィードバックをしあう、という内容と理解した。
ケミカルのDrや、サイエンスのMasterなど、Education school以外からの出席者も多かった。
特に面白かったテーマの一つは、サイエンスを完全にオンライン教育化できるか(機械が先生をリプレイスした場合、子供たちは勉強するモチベーションを維持できるのか)を取り扱ったものであり、さすが西海岸!と感じさせる議論が繰り広げられた。
エッセイを書く観点からも、いいネタ集めになった。
<17:15~18:30 日本人在校生とCoffee chat>
この一日の中で、一番気づきが多かった。
・共通するカルチャーは、チャンスにオープンであり、イノベーションにやたら反応する人が多いこと。その一方で、自信過剰だったり、独りよがりではなく、積極的に周囲と協力関係を形成しようとするマインドセットを持っている。
・学校のリソースは勿論だが、ベイエリアのリソースがものすごい。少し学外へ足をのばせば、ピッチイベント、ネットワーキングイベント、起業家やVCの講演など、山のようにある。
・良くも悪くも、2年間を通して、StanfordやHBSのような激しいワークロードがない(毎日3時間睡眠で頑張っても消化できないほどのHomeworkなどはない)。 KelloggやTackのようながっつり系の学内ネットワーキングもない。Columbiaほど個人主義でもない。興味の分野さえ重なれば、1学年240人というSmall classが人間を結び付けてくれ、やりたいことを深堀出来る環境にある。その辺の緩さがHaasは魅力
・ベイエリアの特徴として、Pay Forwardの精神が強い(Stanfordの在校生も同じことを言っていた)
・Opportunityがとにかく多い(Whartonでも同じ言葉が用いられているが、Whartonでは、スクールサイズが大きく、学内のリソースの文脈で使っているのに対し、ここでは学外即ちベイエリア一帯のOpportunityを指す文脈)
◆所感
Stanfordに続いてHaasをビジットしてみて、ベイエリアという広いエリアの一構成要素としてB-Schoolが存在しており、それぞれベースの価値観を共有したうえで、個性が色付けされている、という整理を自分なりにした。
StanfordはChange the world即ち一線を画すような壮大なチャレンジを起こすべく、世の中に足りないものやなぜそれをやらなければならないのかを徹底的に突き詰めるスタイル。Haasは、もう少し肩に力が入っていないというか、スケールの大きさにこだわらず(Change the worldするオブリゲーションはないという意味で、デカいことを狙わないわけではない)それぞれが好きなことを追いかけた結果としてイノベーションを起こしていこうというスタイル。こんな印象だ。あとは、Haasはイノベーションの手段として当たり前にITを使う発想になるので、結果的には、ITオリエンテッドになる傾向が強いが、StanfordはChange the worldが最初に来るので、名だたるIT起業家を輩出しているが、ITに限られていない、という違いにもつながるのだと思う。
いずれにせよ、起業家、VC、スタートアップなど、常に自分たちが没頭出来ることを追求しようとする飽くなき冒険者が集結し、成功者がチャンスを次の人に還元し、 挑戦者を歓迎し、失敗を許容し、更なる挑戦者を招く、という、エコシステムが確立しているのがベイエリアの特徴であり、そこに身を置くことの意義を強く見出す2日間のビジットとなった。
2009年の突撃訪問とは比べ物にならないほど中身のある2校へのビジットを終えみて、HaasとStanfordの距離が相対的に近づき、2校への志望度が突き抜けるほど高くなった。強い確信というのは、このことであろう。Stanfordが第一で、Haasが第二。
あとは、GMAT・・・。もうほんとに、これに尽きる。
このビジット前は、エッセイも始まって、仕事も立て込んでいたため、何かとGMAT攻略に言い訳をしてしまっていたが、2nd出願までのラスト2か月を頑張らなかったことにより、GMATの点が出ず、社費派遣が取り消しになるなどというシナリオが絶対にあってはならないと、胸に深く刻みこまれた。
次回GMATは11月22日。
全身全霊を込めて、この山場に臨み、神風を吹かせたい。