2015年夏(Class of 2017)からの米国MBA留学を目指す、某仕事人の軌跡

2010年10月14日木曜日

HBSビジットレポート

「無く子も黙るHBS」「資本主義の士官学校」など、多くの異名を持つトップ中のトップ、HBS。ついにそのキャンパスに足を踏み入れた。




この日も生憎の雨。まだ熱が下がっていないうえ、鼻水もとまらなかったので、昨晩フィラデルフィア空港で買った風邪薬を再度投与。宿泊先からバスで向かったが、アメリカのキャンパスの広さを舐めてかかった結果、ハーバード大学の敷地の端にあるHBSに辿り着くのに時間がかかり、あわや遅刻という事態となってしまった。

授業開始間際にMBA友の会を通じて友人となったコンサルティング会社M社派遣の在校生と無事合流でき、ざっくりとHBSの基本情報を収集した。

・一学年当たり例年900人。内日本人は今年は12人。
・1クラス90人×10クラス
・1年目はCoreのみ(Electiveなし)、2年目はElectiveのみ
・教室は通年固定(教授が毎時間来てくれる)、席はセメスターごとにシャッフル
・International比率は約3割。Internationalの約7割はアメリカの高校・大学の教育を経験(留学または卒業)
・各クラスから1名ずつ、全6名のLearning teamがアサインされる。HBSは900人に全く同じペースで教えるため、別のクラスの者を集めることにより著しい認識の乖離等をスクリーニングした上で授業に臨む仕組み作りをしている。各自予習したその日の授業内容を毎朝1時間シェアしてからそれぞれのクラスに散っていく
・HBS敷地内にある寮から校舎まで徒歩3分程。地下通路で繋がっているので、冬に雪で埋もれても通学には何ら支障がない(それだけ勉強にどっぷり漬かれという意味か、苦笑)
・週に一度はパーティやイベントがある

この日のスケジュールは午前中に彼の授業2つを聴講し、1年生日本人在校生とのランチ、午後はキャンパス内をぶらり巡って、Kennedy校(公共政策大学院)へ。Kennedy校での話は後日別口で書いておこう。その後コンサルの友人と2人で軽く夕食、というHarvardづくしな一日だった。

 というわけで、授業内容。一緒に教室の写真もご覧あれ。



【Technology & Operation】

製造業の生産工場において、製造の流れ(ライン型/セル型)、一人当たりの業務範囲などをどう設定するかを考察するのがこの日のテーマ。この日はシュミレーションという変則的な時間割で、午後から翌日まで時間を使い、工場を模した会場でモノづくりを実際に行う日だった。テーマに沿ったケースが予め学生には与えられてあり、教授が学生のファシリテートを行い、ディスカッションが繰り広げられた。まさにイメージしていたHBS!というほど活発かつ鋭い意見のぶつかり合いがそこにはあった。

【Finance】

事前に配布されたケースが「貧困層向けビジネスから利益を獲得することは倫理的か?」をテーマだった。貧困層に無償でサービスを提供する場合と収益を獲得する場合を想定し、インフレ率と割引率の設定を変化させることでDCFがどう動くかを見ながら、企業としてどこまで貧困層ビジネスに着手すべきかを考える授業だった。ファイナンスというと、難しい数式が出てきて、複数の企業の財務状況を比較・分析する類の授業をイメージするが、HBSでは経営判断を下すにあたってのツールとしてファイナンスを捉えているとの印象を受けた。

 【日本人在校生とのランチ】

授業を2つ終えたところでランチ。食堂があまりに品がありすぎて若干気遅れしてしまう程だった。日本人がStudy roomを押さえてくれていたので、そこで話を伺った。話は主にエッセイと英語力についてだった。


<エッセイ:仕事の実績>
一部の突出した人材は既に会社を起業→上場→Exitしたとか一兆円クラスのM&Aディールで中心的な役割を果たしたなど、とても敵わないネタを持っているが、大抵は大組織の中で普通に働いてきただけだ。規模で勝負をすると先の一兆円案件の様な話を持ち出す輩に競り負けてしまうので、個別の環境下でいかに自分がチームに働きかけて動かし、結果を残したかが語る方がよほど良いとのことだった。また日本人は謙虚すぎる傾向があるので、5割くらい話を盛ると丁度良いのアドバイスがあった。

<エッセイ:Leadership>
未来のビジネスリーダーを養成するHBSでは、学校に入る以前からリーダーシップを発揮している人材を求めており、自身がリーダーシップをどう発揮したのかを論じる必要がある。日本人の典型的なタイプは「縁の下の力持ち」タイプで、羊飼いが群れを後ろから目指す方向へ誘導するといった例と一緒に用いられることが多い。これはHBS的に言うと、NGとのこと。ただでさえ控え目と思われている日本人が、日本人の中でも控え目でいたのでは、もしクラスにEnrollされても灰汁の強いHBS学生を前にShrinkすることが多いに懸念され、結果的に落とされてしまうのだという。カリスマ的なリーダーシップを発揮できる人間ならそれを書けばいいし、もし縁の下の力持ちがあり姿ならば、チームメンバーの考えを理解し纏める許容力と統制力のあるタイプであると書いた方が受け入れられるとのことだった。

<エッセイ:過去から一貫したストーリー>
通常のスクールではエッセイに書くネタは直近3年以内とするのが一般的だが、HBSでは過去からの一貫性を問われる様で、小学生から今までの成長過程と、それが今のキャリア形成及びHBSへApplyする一因になっていることを盛り込む必要があるとのことだった。

<英語力:会話能力>
ケーススタディは議論を経て形成されるため、アメリカ人とナチュラルスピードで議論を重ねられる英語力が求められており、Internationalの学生には、TOEFLハイスコアが当然と求められている。109点が足切りで、特にSpeakingの点数が重視されるとのことだが、今年の1年生ではSpeakingスコアが20点の方もいて(ReadingとListeningは満点!!)、TOEFLの内訳における足切りはないはずと言っていた。

 【日本人在校生との夕食】

風邪で辛いながらもKennedy校の方と一杯やってしまい体力を蝕まれつつ、HBSの友人と夕食をする予定だったので、気力を振り絞って向かった。

 友人も風邪をひいており(そういえばクラスでも咳をしている人がたくさんいたな・・・)インド料理屋でのカレーを食べたが、これまたアメリカンサイズだったので食べきれなかった。インド料理をつまみながら話した内容で特に印象的だったのは、HBSが何でもケーススタディに仕上げてしまうところ。

<iPhone事例>
AccountingでiPhoneのケースを扱う。iPhoneには機器販売後にOSアップグレードがあるため、売上の計上タイミングを3年に亘って行わなければならなかった。Appleとしては販売した年に売上を認識したいと考えており、何かしらのアクションを取らなければならなかった。さて、あなたがAppleのCEOなら、何をするだろうか?これがケース。販売手法を変える、製品に調整をかける、法律を変える等、対応策は複数考えられるだろう。答えはこうだ。Appleはロビー活動をして自社の主張を唱え、最終的には販売した当該年度に売上計上することに成功したのだった。このケースを聞いて「なるほど!」と思った。というのは、Accountingというルールに忠実な分野は、一定の知識を整理して終わりかと思っていたが、HBSでは「経営者としてAccountingに係る経営課題を認識したときに、どう判断・対応するか」という高い視点から学問をとらえていた。

 と、こんなところだ。プライベートの諸々の話もしながら、夕食を終えた。

HBSでの一日を通して思った感想を率直に書くとこうだ。

・緊迫感があり落ち着かなかった
・今の自分ではここで議論をできるレベルに程遠いことを痛感しテンションがかなり下がった

何だかネガティブ感が漂っているがこれが現実。去年のちょうど今頃、思いつきで西海岸にビジットしStanford GSBの授業を聴講したとき、英語はあまり聞き取れなかったが、ビジネススクールでのOpportunityに感動し、意気揚々と帰国してきた。今回は実際に留学する気構えで、授業に自分も参加していることをリアルにイメージしながらのビジットであったから、現実問題としてこの環境でSurviveできるのかという不安(というかむしろ恐怖感)を覚えたのだと思う。まぁ要はHBSのレベルの高さに正直ビビってしまったわけだが、ここで戦うことで限られた時間の中での深い思考能力と判断力は相当に訓練され養われることは理解できた。

Kennedyスクールは後日アップする。



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2010年10月12日火曜日

Wharton ビジットレポート

10月2日土曜にニューヨークに到着後、超速で観光し、10月3日にPhiladelpiaへ移動。翌4日はWhartonビジットに一日を充てた。

10 月4日、まだ時差ボケが残っている様で、朝5時には目覚めてしまった。ベッドでじっとしてもいられず、活動開始。ユースホステルから地下鉄で15分ほどで Wharton最寄りの34th駅に到着。キャンパスエリアが広く、Whartonを発見するまで20分程かかった。





カ フェで一休みし、8:30にはアドミオフィスに到着。「荷物は預けて、リラックスしてください。」と優しい黒人のオフィサーが気遣いをしてくれた。9時前 に学生がオフィスにやって来て、自分を含む数人のVisitorをエスコートしてくれ、教室へ。授業に2つ出席し(授業内容とその感想は以下にまとめて書 いておく)、その後キャンパスツアー、ランチ、午後も授業に出席と、充実したVisit programだった。





【International corporate finance】
選択授業だったようで、出席者は7人程。思い切りハズレの授業を選んでしまったかと一瞬思ったが、授業内容はヘッジに関わるもので、ちょうど仕事でも接点があったため、興味深く聞いた。

ヘッ ジをかけなかったがために大きな損失を被った例、ヘッジをかけていたために莫大な利益を獲得した例を挙げイントロダクションを行った。次いで為替ヘッジを 用いて、2年以上のヘッジ取引を行う場合と、毎年ロールオーバー(1年ごとにヘッジ取引を更新)する場合の差異を説明し、ヘッジコストの比較を行い、具体 的なヘッジ取引の手法を解説するという内容だった。さすがファイナンススクールと言われるWhartonだけあり、プレゼン資料に平気でΣなどの数式が並 べられ、実際に計算も行われていた。

【Investment management】
実 務的に投資先をいかにマネジメントするかという点にフォーカスした授業かと想像していたが、ポートフォリオ構築に関するセオリーを学ぶ授業であった。証券 アナリストで既に学んだ内容だったので何を説明しているかは理解できた。これまた数式が次々と登場し、もはやスクールカラーの様に思えた。

【Venture capital & Entrepreneurial management】
聴講許可を取らずにしれっと座っていると、教授から呼び出され、「許可を取らずに居座るとは何事だ!今すぐ出てってくれ!」と厳しい顔つきで言われたが、苦し紛れに弁解したところ嫌々許可をくれた。

テー マはVenture企業買収の際のTerms交渉に当たってカバーすべき点についてであった。主要な項目はストックオプションの設定、IPO時の条件など 買収先企業のインセンティブ設定に関わるもの、希薄化防止や拒否権の獲得など投資家の権利及び投資資金保護に関わるものだった。Venture Capitalはこれら条件をハードネゴシエートして初めて買収に至るのであり、この過程については良く学んでおくように、とのメッセージがあった。

それにしても、厳しいオッサンだったなぁ。。。

【Lunch with Students】
実はこのセッションでは、英語力不足からほとんど内容が理解できなかった。このQAができずに留学したらどうなる!?と自分に憤りを感じつつも、時間は過ぎてしまった。

【日本人在校生とのCoffee Chat】
2 年生8人程、1年生6人程が入れ替わり集まってくれ、「Wharton=金融=ドライ」のイメージがだいぶ和らいだ。在校生のバックグラウンドは国内証 券、外資証券、総合商社、会計事務所、政府系金融機関、外資PE、起業家と、金融寄りの方が多く、男女比は6:4ほどだったと記憶している。特筆したい2 つのトピックを後ほど触れるとして、その他一般的な情報を以下列挙する。

・Whartonは米国内のReputationはHBS、Stanfordに次ぐTop3校として君臨しており、ブランドネームの威力は相当程度ある
・ペンシルバニア大学の他学部との単位交換プログラムが充実しており、ビジネスの視野以外も広められる。
・Core授業は1年生を通してあるが、Waiveが可能なので自分が既に知っている分野はスキップしてその分Electiveに充てられる。ただし、1年生のクラスでネットワークが形成される場合が多いので、過度のWaiveは控えるべき。

と、こんなところ。特筆したいトピック2つは以下。

◆PEはフィナンシャルインベスター
自分がMBA留学を志願する大きな動機の一つに、投資と事業経営をきちんと学び、投資先企業のValue Upを図れる人材になりたい、というのがある。今の総合商社の「事業投資」と呼ばれるビジネスモデルは投資した企業へ人を派遣し事業改善を行うというもの で、今の環境で「投資と投資先Value Up」をできない訳ではない。しかし、Value Up(再生も含む)のプロがいるわけでもなく、日系企業であるがゆえにドラスティックな経営改革をする様な雰囲気でもない。事業会社やコンサルティング ファームからプロを募ったPEファンドなら、それができるのではないか。

この仮説を米国大手PEファンドのカーライル出身者にぶつけてみ た。すると答えは、「Value UpはPEファンド(ことカーライルにおいては)の仕事の範疇ではない。」だった。理由はこうだ。米国本社でのインターンのこと。大手PEファンドともな ると案件の持ち込みが多く、多い時は1日5件も案件が舞い込んできて、それらの投資判断をするために時間はあっという間に過ぎてしまう。手間暇かかる案件 のValue upにかける時間はないのである。

一方日本では米国に比べればハンズオンで経営に携わるケースも多いと言われているが、こ れはPE産業が未発達であり投資案件が少なく、やることがないがゆえに経営にあれこれ口を出しているに過ぎない、との説明があった。「やることがないから (暇つぶしに)Value Upをやる」という考えは納得いく気がする半分、意気消沈が半分であった。

◆グローバルなドメスティックビジネスか、ドメスティックなグローバルビジネスか
日 系企業→MBA→外資系企業という、いかにもよくあるキャリアパス。ここには注意しなければならないことがある。この手のキャリアパスを目指す人には、大 きく2タイプがある。海外で働きたい、もしくは多国籍な組織で働きたいという「グローバル志向型」と、年功序列に縛られない成果報酬と昇進が当たり前の 「実力主義志向型」の2つだ。

後者は基本的に問題ない。外資系企業に行けば年齢など関係なく(経験や積み上げてきた人脈を使って高いパフォーマンスを出す人は勿論いるが)、実力に応じたポストが与えられていく。イメージ通りだ。

実 は前者が厄介者だ。「普段から働く同僚が多国籍、働く場所も本社支社問わず世界中のどこでも可能性がある、将来はアジア、欧米、中東どのManaging Directorにもなる可能性がある」そんなイメージのもと、MBAの経験をレバレッジして外資系(例えばマッキンゼー米国本社、P&G米国本 社など)に移籍したいと考える人は多いだろう。実際自分もそう思っていたし、今でもその可能性の有無を見極めたいと思っている。

だが、 MBA関連で会った多くの日本人に聞くと、口を揃えたように「米国社会で生きてきた日本人で、実質的なアメリカ人でない限り、米国本社で働くのは難しい」 という。となると可能性としては、外資系の日本支社に勤務するということになる訳だ。日本支社はあくまで「日本」支社であり、基本的には日本の顧客(外資 系日本法人も従業員のほとんどが日本人であろう)と対面することになるから、社内の同僚はグローバルだとしても、ビジネス上はドメスティックとなってしま うのだ。

稀に出張または短期派遣などで米国本社や世界各国で働く機会はあっても、米国本社に栄転し本社経営陣にのし上がっていくというス トーリーは、あまり考えない方がいいのではないか。一方自分は総合商社に勤務している。コロンビアへの短期派遣を経て得た持論は、総合商社は「グローバル なドメスティック企業」であるということ。世界中に拠点があり、海外とのビジネスは無数にあるが、海外駐在員の仕事の進め方は極めて日本的で、日本式の意 思決定を行い、生活も日本人を中心として回っている。数年後には日本に帰るのが前提。

このトレードオフに悩まされるが、理想的には外資系企業に勤め、世界中でビジネスをできる機会はないだろうか?こんな意見に対するフィードバックをWharton在校生に求めてみた。返ってきたのは以下。

外資系PE大手K社(日本支社)出身者:日本で生まれ育った日本人が米国本社に入れる確率はゼロに近い。人生の半分くらいをアメリカで過ごし、バイリンガルで米国文化を理解し、相当頭が良くて初めて採用される可能性が出る、というくらい道は険しい。

総合商社M社出身者:確かに総合商社は今後も日本人の純血組織を相当年数続けるだろうから、真のグローバル企業にはなってゆかないだろう。ただし、グローバ ルな環境で働きたいなら、出資先の企業に出向してしまえば実現できるとは思う。あなた(筆者)が言うグローバル企業でのグローバルビジネスは、例えばGE なら実現できるかもしれない。GEにはMBAホルダー向けに経営幹部候補生として迎える制度があり、まずは米国本社含む世界各国で研修を行い、将来的には 出身地域(日本人ならアジア)のDirectorになることを目指す、といった内容だ。やりたい事業と一致しているか不明だが、検討をしてみてはどうだろ うか?

外資系PE大手M社(日本支社)出身者:「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グローバルビジネス」のトレードオフ はまさにあると思う。自分がいた外資系中小PEは、典型的な外資系企業&国内ビジネスだった。探せば自分の理想とする「外資系企業&グローバルビジネス」 の組み合わせを実現できる企業があるはずだと思う。よく会社のことを調べてみてほしい。

総合商社S社出身者:確かに一般論でいえば、筆者の言うトレードオフはあるのとは思う。しかし、自分次第でいくらでも変えられると思う。採用の段階からその話をすれば、グローバル志向が高い人間として迎 えられるかもしれないし、自分もそれにフォーカスして仕事をして結果を出せば、自然とグローバルビジネスにInvolveされる機会が増えてくるだろうから、固定観念に縛られず考えたらいいのではないか。

なるほど、どの意見も非常に参考になった。ここまで議論を重ねて「自分は誰のために働 きたいのか?」という大きな軸を明確にする必要があると痛感した。結局は日本のために働きたいなら「外資系企業&ドメスティックビジネス」「日系企業&グ ローバルビジネス」のどちらでも実現できるはずだし、世界のために働きたいなら「外資系企業&グローバルビジネス」を目指せばいい、という点に帰着するの ではないかと思った。そこがブレているなら、まだ受験するには甘いですね、と自然と話すと、在校生からは「エッセイ上は勿論その点固めていないとダメだけ ど、実際はそういう問題意識への解を見つけるのと同時並行で留学準備を進めていいと思うよ。留学までに解が見いだせれば留学中はその方針に従って走ればい いし、見いだせてなくても留学中に全く異質の考えや情報が入ってきて変わる可能性は大いにあるし。」との温かい言葉を頂いた。

この議論は深淵で、今後の人生を大きく左右する重要なポイントだと思う。時間をかけて考え続けよう。


という訳で、初日から濃いビジットツアーが始まった。生憎の雨で気温が低かったせいか、体がだるくどうやら風邪をひいてしまったようだったので、Boston行きの飛行機待ちの時間に解熱剤を投与して、この日は乗り切ることにした。



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2010年10月3日日曜日

東海岸ビジット実現の舞台裏

 東海岸ビジットのレポートは後で熱く語るとして、このビジットが実現するまでのプロセスを記録しておこう。まず始めにアレンジ結果を箇条書きし、その後プロセスを時系列で振り返ってみる。苦労の結晶であるので、これからビジットされる方には、大いに活用頂ければ幸いである。

■ビジットのアレンジ結果

<凡例>
①アドミ主催のVisit Program有無
②アドミ主催のVisit Programに含まれるもの
③日本人在校生の組織化されたVisit対応有無
④日本人在校生の組織化されたVisit対応に含まれるもの
⑤日本人在校生との個別コネ
⑥アレンジ結果

◆Wharton
①有(当日受付)
②授業3つ、在校生とのランチ、Info session(9:00~16:00)
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(MBA友の会友人、会社先輩紹介)
⑥①にフル参加し、その後③のCoffee chatに参加、⑤の方もCoffee chatにJoin

◆HBS、Kennedy
①有(事前予約制)、しかし自分が行く日は対象外
②授業1つ
③無
④無
⑤有(ブログ申し出、MBA友の会友人、AGOS無料セッションで偶然社長と気が会い紹介してもらった方)
⑥⑤MBA友の会友人に1・2時間目、夕食with他在校生をアレンジしてもらった。AGOS社長紹介の方は出発直前に会い、その方からKennedy校の在校生を紹介してもらい、15時個別アポ、16時からのKennedy授業を紹介してもらう予定

◆MIT
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生とのランチ
③有
④授業、日本人在校生とのランチ
⑤有(会社元先輩紹介)
⑥出発直前までアレンジができていないことに気付き、慌てて①を予約したが、その後③で授業3つ、日本人在校生とのランチをアレンジしてもらった。⑤の方は、時間が合わず、朝イチで自宅でBreakfast MTGをすることに。

◆Chicago
①有(事前予約制)
②授業1つ、在校生のランチ、Info session
③有
④授業、日本人在校生とのランチ、Coffee chat
⑤有(会社元先輩)
⑥①終了後、③Coffee chat。Coffee chatが11:45からなので、恐らく日本人在校生とそのままランチになると思われる。会社元先輩と夕食。日程が足りず、AM+ランチはChicago、PMはKellogとする。

◆Kellog
①有(当日受付)
②授業好きなだけ(授業が始まる20分前までにアドミでRegister)
③NA
④NA
⑤無
⑥滞在時間が短く、授業1つ見たらChicagoにとんぼ返り


■時系列での振り返り

【1月下旬】
「HBS ブログ」「MIT 留学」などで留学生のブログを読み漁り、留学のイメージを少しでも現実的なものにしようと努めた。

【2月初旬】
当時コロンビアにおり、4月に東京に帰国して以降の展開は予想できないながらも、5月GW付近に休暇が取れるだろうと見越して、格安航空券を予約。期間は4月27日~5月5日、ルートはChicago IN, New York OUT、価格は燃油サーチャージ等諸々含めて10万円程度だったか。途中に土日が入っていたので、巡れる学校は4校(Chicago、HBS、MIT、Wharton)だったと記憶している。

リスクヘッジのため、キャンセルした場合の損失が少ない旅行会社を選び、条件としては、3日程前までにキャンセルすれば、キャンセル料4万円を残し返金されるものにした。

【2月中旬~3月中旬】

航空券の予約を皮切りに、ビジットのアレンジ開始。全くの手探り状態だったため、先ずはいつも読み漁っていたブログの書き主の「ユーザー情報」などにアクセスし、メールを送信。唐突のメールであることを詫びると共に、MBA留学への固い決意、ビジット時の面談を含めたコンタクトの開始を依頼した。

間々ならないうちに、HBS、MITのブロガーの方から面談を快諾するメールを頂いた。自分と同じルートでビジット時の面談依頼を随時受けている様で、対応には慣れていると見受けられた。

メールをやり取りする中で、その在校生の方から、ビジットする際にはアドミがWebサイトなどで募っているVisit Programや、日本人在校生が任意に運営するWebサイトを通じてアレンジするVisit対応を利用することを勧めてくれた。

なるほど各スクールのWebサイトには、たいていClass visitをRegisterできたり、事前登録はできないながらも、当日9時前にアドミに来ればClass visitができるとの記載があり、在校生とコネがなくても問題なく訪問できることがわかった。その後のアレンジは以下の通り。

HBS:ブログで繋がった在校生との面談に加え、Webに用意されているProgramで授業を一つ予約。

MIT:ブログで繋がった在校生から、日本人在校生のWebサイトにビジットの申し込みをした方が、多くの在校生と会うチャンスがあるとのことで勧められたので、ここから申込んだ。すぐに在校生から返信があり、自己紹介や興味のある分野を質問され、一つ一つ丁寧に答えた。コンタクトを取った時期が確か2月下旬か3月上旬だったため、在校生から「日程が近くなってからどの授業に参加してもらうか具体的に決めましょう」との返信があり、それに従った。以降は一旦ホールド。

Chicago:MITと同じく日本人サイトからビジットを申し出た。Chicagoは質問内容が細かく、自己紹介、バックグラウンド、興味のある分野、なぜChicagoに興味を持ったか、を聞かれたと記憶している。その分、どれも詳しく回答すると、在校生が自己のバックグラウンド含めて丁寧に返信してくれ、授業も自分に合ったものを選んでくれている様子がわかった。

Wharton:ブログで繋がった在校生との面談アポは取れたが、ビジット日程はちょうどテスト期間と重なっていて、授業はないとのことだった。

このようにざっくりと予定が組み終わったのが3月中旬くらいだったと思う。

次に国内航空券。シカゴ→ボストン、ボストン→フィラデルフィアの2区間の手配が必要だった。所長がアメリカへ家族と旅行に行くときは決まって格安航空券が手に入るExpediaを愛用しているとの情報を得たので、調べてみると、なるほど、格安で手に入ることがわかった。各区間だいたい80~100ドル、当時のレートは1ドル90円程だったから、十分安く感じた。空席が目立ったし、ビジットするのは平日だったので、すぐには満席にならないだろうと想定し、4月以降予約することにした。

同じく宿についても、3月中は情報収集期間とした。昔バックパッカーだったのと、コスト削減の観点から、社会人で金を稼ぐようになっても、ユースホステルのドミトリーを検索。案外あっさりと各都市のユースホステルのドミトリーが30ドル前後で見つかり、これもホールドしておいた。

【3月下旬~4月中旬】
日本に帰国してからアサインされる案件がかなりヘビーらしいとの情報を上司から得て、若干嫌な予感はしつつ、まぁ数日の有給なら取れるだろうと合点していおいた。が、帰国して唖然、帰国後の出社初日から3日連続、終電はとっくになくなる時間までひたすら仕事。時差ボケで日付が変わる頃にはウトウトしてしまいながらも、とにかく働いた。

平日は一切プライベートの予定は入れられる状況になく、休日出勤もしばしば。4月下旬のビジットの雲行きが怪しくなり始めた。Expediaの空席情報を見ると、3月にはあった80ドルのチケットが姿を消し、100~110ドル程度に上がってしまっていた。残り席数も減っていたため、ビジットそのものの実現性が下がりながらも、いざ実現したときに立ち往生するのは避けたかったため、已む無く購入。払い戻しはできない条件だった。

【4月下旬】
航空券が4万円のキャンセル料を残して返金が可能である日のギリギリまで、仕事の様子を見ながら意思決定を遅らせたが、相変わらずタクシーか終電間際の電車で帰る日々が続いており、とても有給を取れる状況ではなかったため、涙を飲んで、遅めの夏休みと称し9月~11月には必ずビジットを実現すると誓い、予定を全てリリースすることに決めた。

一斉にRegisterの解除、在校生への延期報告を行った。折しも在校生から「●●とXXの授業の出席をアレンジしました」など連絡が来てしまったのもあり、タイミングが悪くて誠に申し訳ありませんと断りを入れた上で、これらメールに返信した。

と、ここまでが4月ビジットの話。

【7月下旬】
虎視眈眈と次なるビジットのチャンスを狙いながら、仕事に没頭した。案件が峠を越え、ようやく自由を取り戻した7月下旬から、案件チームメンバーの夏休みの計画が話題になった。8月は授業が始まっていないのでビジットしても意味がない。下っ端である自分は、「上司の皆さんが最優先です!僕は最後に残った日にしますから!」と商社マンらしく人を立てながら実は自分に都合よくなることを言い、自分の夏休みが9月下旬から10月中旬くらいになる様に誘導した。

【8月上旬】
以前ビジットを計画した時にできたコンタクトに加え、MBA友の会きっかけにできた今年から留学している人とのコンタクトもあったので、双方にビジットをするに避けた方が用期間がないか(授業が始まっていない、テスト期間で授業がないetc)を裏取りしてから訪問日程を決定、航空券の検索を開始。

【8月中旬】
格安航空券が予想以上に混雑。格安の席が取れないと断り、その代替で提案される航空券がサーチャージ混みで20万円台のものがザラにあり、驚いた。運よくサーチャージ混みで10万円程度かつ、2週間前までは3万円のキャンセル料で済む航空券が見つかったので、予約完了した。

【8月下旬~9月中旬】
前回より練りこんだスケジュールにするべく、在校生との連絡を密にとり、お勧めの授業はないかと伺った。また、5月にMBA友の会でGood Luck Party2010とい今年旅立つ1年生を壮行するイベントの企画側に参加してからMBAに関連するネットワークが急拡大、また8月はアドミやAlumniによる学校説明会に積極的に参加したので、情報の量質ともに貯えが増えていたため、より具体的に授業の希望をお願いできるようになっていた。

難しかった点は、一つの学校に複数のルートで入ってしまうと、色々双方に気遣いが必要になるところだった。

一例。会社の先輩が今年から某スクールに留学している。4月ビジット時には全くコネがなかったので、先に書いたようにコンタクトを作った。2つのラインがある。こちらがメールしてから返信までの時間が人によって異なり、またアレンジしてくれる範囲もまちまちなので、一度送ったメールで一気にアレンジが進んでしまう場合もある。

とはいえ、時間も限られているため、同時進行で2つのラインに相談していかないと、うまくビジットのスケジュールが組めない懸念もある。もし先輩が気を利かせてくれて、「1時間目はこの授業に一緒に出よう」と提案してくれたとしても、後で4月ビジット時に繋がった方からは「1時間目はVenture Capitalで絶対お勧めする授業がありますので、それに出て頂いた後で、お話しましょう。」と言われてしまうと、困ってしまう。

学校によっては、日本人在校生の中にもアテンド担当がいるようで、その人以外が勝手にアレンジすると、在校生間で面倒なことになるところもあると聞いていたので、考慮して行動しなければならなかった。

幸い、準備期間を長めにとれたので、一つの学校で複数コンタクトラインがある場合は、基本線を決め、その人からの連絡があってからもう片方の人に、「既に●●さんに××の授業まではアレンジ頂いていますが、その他に何かお勧めの授業がありましたら教えてください。」と連絡する段取りが組めたので、比較的スムーズに行った。

うまくいったところは、単一ラインで動いていた時より多くの人と会え、授業もみっちり出られるスケジュールが組めた。


【9月下旬】
仕事面では、若干新規案件に巻き込まれそうな臭いもしていたが、無事解放され、ビジットの実現可能性がほぼ安泰となった。

Gmailで個別やり取りをしていたが、時間、場所、在校生の名前、連絡先、宿泊先、移動時間など一覧化して抜け漏れがないかチェックするため、出発1週間前の週末にスケジュール表を作成した。

作成すると、意外に抜け漏れがあることを発見した。まず、前回ビジットした時に繋がったMITの方に、8月中旬に10月近辺の予定を聞いて以降連絡が抜けており、アレンジができていないことが発覚。急いでメールを入れた。MITにはアドミが用意するビジットプログラムがあり、それに登録する手も同時に打ったが、すぐに在校生から返信があり、3日もしないうちにAM授業2つ、ランチ、PM授業1つを組んでくれた。はぁ、セーフ。

HBSも在校生友人にアレンジしてもらったが、1週間前に確定、Kennedyの在校生紹介は出発3日前で、仕事中こっそりGmailで即レスし超速アレンジ完了。

こんな感じで、以前先輩に紹介してもらった在校生との連絡が漏れていたり、連絡先を聞き忘れていたり、一部宿泊先の予約が漏れていたりと、表にして確認すると穴がいくつか見つかったので、これを整理した。

会社の上司から出張に行くときには、必ず出張先で会う人に土産を持っていけ、特に懇意にしている人には、日本でしか手に入らないもので欲しいものはないか必ず聞いておけ、と耳にタコができるくらい言われていたので、今回も聞いてみた。意外とあるもので、これらのリクエスト物品も週末にバッチリ買い揃え、かつ今回初対面の人にも菓子折りを買った。

会社で休暇前に纏めて仕事を片付けて遅くなった日を利用し、こっそりキャンパス・宿泊先の地図、移動手段、スケジュール表などまとめてプリントアウト。ネットが使えなくても滞りの無い様に段取りをつけた。もうここまで来ると仕事の出張準備と何ら変わりない気さえしてきた。

そしていざ出発し、昨夜NY入りした次第である。会社の上司にはビジットであることを悟られないよう、観光と称するアリバイ作りを急ピッチで進めるべく、エンパイアーステートビル、タイムズスクエアなどを巡った。とはいえ普通に観光をEnjoyしたので、その写真もついでに貼り付けておきます♪NYの街並みと美しい夜景をお楽しみあれ~



 






2010年10月2日土曜日

東海岸へ向け出発!!

というわけで、もう1時間もすれば出発だ。
準備期間約1ヶ月半、5月連休時に計画し断念したが、その時の準備時間も考慮すると、およそ2カ月半ほどか。結果的には、昨年9月の行き当たりばったり西海岸ビジットと比較にならないほどオーガナイズされたビジット計画となった。

このアレンジプロセスは履歴として価値があるかと思うので、改めて投稿しよう。

では、まずはニューアークへ向かって、出発だ!!


2-Oct 16:35 成田第1南 NYC行き
16:30 ニューアーク 到着




3-Oct 9:30 メトロポリタン 美術館観光
12:30 セントラルパーク 含む昼食
13:45 Penn St31th Philly行き(Megabus)
15:45 8th, 30th St station Philly着、徒歩で独立公園観光
4-Oct 8:40 アドミ@Wharton ビジットのRegister
9:00 教室 聴講(~10:20)
10:30 教室 聴講(~11:50)
12:00 キャンパス Campus tour & Lunch with student(~13:20)
13:30 教室 聴講(~14:50)
15:00 教室 Info session(~15:30で途中退室)
15:30 キャンパス内 旧友と再会
16:30 GSR262 在校生とCoffee chat
18:30 キャンパス発 空港行き
20:30 Philadelphia Intl. Boston行き(UNITED 1767)
21:45 Logan Intl 到着
5-Oct 8:40 HBS教室 聴講(Technology & operation~10:00)
10:20 教室 聴講(Finance~11:40)








15:00 Kennedy校 Kennedy校在校生と面談
16:00 教室 聴講HKS仮(~17:20)
19:30 TBD 夕食with在校生
6-Oct 8:30 MIT在校生宅 Breakfast meeting
9:55 TBA 在校生待ち合わせ
10:00 MIT教室 聴講(Industrial Economics for Strategic Decisions~11:30)
12:00 キャンパス Campus tour & Lunch with student(~13:20)
13:00 教室 聴講(Introduction to System Dynamics~14:30)
14:30 教室 聴講(Advanced Corporate Finance~16:00)
16:00 解散
17:30 キャンパス発 空港行き
19:25 Logan Intl. Chicago行き(AA1081)
21:00 オヘア空港 到着
22:00先輩宅 到着
7-Oct 7:45 アドミ@Chicago 早い者勝ち、授業選択可能
8:30 教室 授業(Strateic Develoment、~10:30)
10:30 教室 Info session(~11:30)
11:45 食堂内 在校生とCoffee chat
12:30 食堂 Lunch with students
13:30 教室 授業(New Venture Strategy、~15:00)
13:30 キャンパス発 Kellogg行き
15:00 アドミ@Kellog Class visit登録(最悪授業開始20分前到着)
15:30 教室 聴講(~17:00)

TBA TBA 先輩と夕食
8-Oct 4:30 先輩宅 出発
7:00 オヘア空港 NYC行き(CO1178)
9:54 ニューアーク 到着(要注意!!乗り継ぎ時間少ない。)
11:00 ニューアーク NRT行き(CO009)

2010年10月1日金曜日

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今日総合商社(他社)の友人と飲んだ。

数々の刺激的な話題が出た中で、印象的だった話をいくつか。

・自分の将来に責任をとってくれる人は他に誰もいない、自分だけである
・自分の置かれている環境ありきで、その環境の延長線上にある未来だけを考えてはいけない
・「ものさし」の大きさは、意識的に大きくしていかなければ、大きくならない。そのものさしが大きければ、大きなものごとを動かす力を得られる
・地頭の良さは少数の天才を除き、おおよそ一緒。頭を使い鍛錬していく意志があるかないかで、将来に歴然とした差が出てくる

それぞれのトピックについて詳しく書きたいところだが、箇条書きに留めておく。

MBAへの道を志している自分には、響く話が多かった。自分の責任で未来を考えた結果、今の環境に縛られることなく道を創り上げていくべきだと思い、MBA受験の決意をした。

ただ走り出す前から、特段優れた学歴を持たない自分が、果たしてハードルを越えるに値する脳味噌があるかと自問し、最後には「積み上げた努力が証明するだろう」と腹を決め、地道に頭を鍛錬し合格を目指している。

こんな状況の自分にとって、今日の話は響いた。今週末からもうビジット。きっとエキサイティングすぎて、えらいテンションが上がると思う。その中で、精神論だけでなく、具体論からもMBA留学実現に向けたステップを踏んで行こうと、改めて思った次第。

2010年9月29日水曜日

東海岸ビジット!!

最近全然更新できていなかった。

この間にいくつもトピックがあったので、近日中にアップしたいが、大きなトピックを一つ。

10月2日~8日まで、東海岸をビジットする。

2日NY観光
3日Philly観光 
4日Wharton
5日HBS&Kennedy(if possible)
6日MIT
7日Chicago & Kellogg
8日帰国便

こんなところ。アレンジは8月中旬から開始し、ほぼ終わった。
スケジュールを作成したが、朝は8時から夜は22時まで、移動を含めびっしり詰まっている。

きっと、あまりに刺激的すぎて一瞬で終わるんだろうな。

アレンジの過程、準備期間は出発日の飛行機待ち時間を使って記録しておきたいところ。

勿論、各校のビジット記録は、詳細にこのブログで紹介したい。

お楽しみあれ。

2010年8月29日日曜日

8/19 MIT説明会@丸の内 と その後。。。

8/19は単に説明会に行っただけでなく、考えさせられる一日だった。

まず、本題のMIT Sloan説明会。

集まったのは、ざっと150人ほど。立ち見が出るほどの満員で、意外とMBAに興味持っている人が多いことに一安心。

さて、内容はというと、アドミからは非常にシンプルなスライドを使ったプレゼンと、学生が製作したというMBAのプロモーションビデオで構成されていた。

アドミからのメッセージは以下。

・1学年あたり300~350人程度
・約半数がInternational
・男女比率は6:4
・Action-oriented かつ Hands-onのカルチャー
・TechのBackgroundが多い
・G-Laboという世界各国でConsulting bizやEntrepreneual bizに4~5人のチームで取り組むプログラムが特徴的
・EssayやResumeはContextベースで書くべし、Listすべからず

次にAlumniからの自己紹介やQA sessionの時間。

Tech系となるとメーカーから社費で来る方が多いのか、卒業後は元の会社に戻っているようだった。
話自体は鮮烈なほどエッジの効いたものはなく、淡々と学校の特徴やMBA取得後のキャリアを話しているとの印象だった。(要はあまり覚えていない)

全体を通して、少なくともこのInfo Sessionからはこれといった衝撃や発見があった訳ではなかった。
MITについては、ビジットしてみないと判断がつかない、というのがこの日の結論。

むしろ説明会終盤のOpen QAとその後のカフェでの話の方がハイライトであった。

まず、改めて自分の英語力の未熟さを痛感したこと。これが1つ目のトピックだ。
アドミに質問しようと思ったが、大した質問も思い浮かばなかったので、「Start-upを考えているが、Boston及びMITでの環境はどうか?」と聞いてみたが、質問していて自分の稚拙な英語にまず幻滅した。

そして、相手が答えたことに一歩踏み込んで追いかけの質問ができないことにも気づき、「聞いて終わり」のコミュニケーションレベルじゃ、まだまだだなと思った。

 次に、自分のキャリアややりたいことの方向性がまだブレているということ。

Why MBA関連のEntryでも書いたが、事業経営と投資を掛け合わせることで事業体や産業そのものを活性化できるとの考えから、それをやりたいと思ってはいる。

簡単にいえばPEファームである。その傍ら、Stanfordに行ってEntrepreneureshipを学び、Start-upもやってみたいとの考えもちらつく。しかし、2つに共通しているのは、「で、その中身のビジネスって、何?」という点にぶちあたってしまうことだと今日よく考えたら気付いた。

型は考えている。投資をして、経営関与をして企業価値を高めて、売却する。Start-upで新しい技術やサービスの仕組みをつくって一旗あげる。どちらも型はまぁ考えていないわけではない。だが、骨抜きなんだなぁ、どちらも。

具体的に、この産業またはこの分野なら、自分の力を発揮できて、世の中にも貢献できる、というSweet Spotを見つけ切れていないから、どこかブレているのだと気付いた。あとはそこに型があればなおいい。

事業経営と投資がいいなんてこのブログでさんざん語っておきながらも、アドミへ「Start-upの環境はどうだ?」と聞いてしまう自分に、自己矛盾を起こしていると気付き、上記に至ったのである。

説明会終了後は、Stanford Info sessionで会った方とその近くに座っていた方でカフェへ。

ここでも面白い話があった。

自分は、能力は別として公共政策とのDual Degreeができたら面白いと思っている。
戦略がなく、路頭に迷う昨今の政治。といっても、それはメディアからの断片的な情報に踊らされた国民の「人気投票」によって選ばれた政治家が起こしている茶番劇でもある。投票する我々も政治に関するリテラシーは乏しく、それらしく言っている人も、大抵テレビで評論家が言っていたことをさも持論かのごとく語っていたりする。

真に国の将来を考えるならば、国の統計を自分で読み、政党の政策を自分の頭で理解し、政治リテラシーをもった市民と議論し、ようやくもっともらしい意見が出てくるのだと考えている。

そうした、「市民レベルで政治を語れる社会」にならなければ、日本の政治はいつまでたってもダメなのではないか。こう考えている。政治家を叩く前に、自分の足元を見よ、ということだ。

翻って、市民ですべきことは何か。まず、政治をきちんと勉強することである。であるならば、いきなり公共政策の大学院へ行くという解に達するには飛躍してはいるが、きちんと教育機関で政治を学ぶことは意味があるのではないか、こう考えがいたったことから、MBAでビジネスを勉強するとともに、一市民として政治も勉強してみたいという結論に至ったのだ。

前置きは長くなったが、この話を、Stanfordで会ってこの日もお茶をした経産省の方に吹聴してみた。
彼のリアクションは公共政策を仕事としているプロから見た面白いものであった。

まず、そもそも公共政策を学問とすることに意味を見いだせていない、と。

なぜなら、個別事情によって政策はいくらでも変わりえるし、数十年単位で行った政策が結果的にどうだったか振り返られるだけなので、ケーススタディなどで成功例なるものを学んだとしても、それを応用するのは実質的に無理なのではないか、と彼は論じていた。また、政治は金だけでは解決できない世界があり、こういった攪乱項を含めると、合理的な解釈ができないことがむしろ多く、体系化しにくいため学問として成立しないとの見方が彼の主張だった。

それに比べ、ビジネスは基本的には経済合理性に基づいて動いているため、経済的にWorkするものは基本的に実行されるし、そのMethodがモデル化されて、他で応用されることもある。その為、体系化して学ぶことが可能な領域なのだと言っていた。

ビジネスの世界でも経済合理性で動いていない(もしくは経済合理性があるように強引に納得する)面もあるのは仕事をしていても感じるが、確かに、あからさまに損するビジネスが、この世界では淘汰されゆく運命にあるのは真だ。

この会話で、公共政策はもういーらない、と判断するにはあまりにも拙速であるが、公共政策を生業としている方の一意見として、これは貴重であった。

帰り道、こんなことを頭の中でぼんやりぐるぐる考えていたら、こんがらがってきてしまったので、整理のためにも、Entryにぶつけてみた。(なんか、すっきりしてきた。)

何はともあれ、英語力をつけないことには、留学は実現しないし、仮にテストテクで乗り切ったとしても肝心の留学後に多くのチャンスを逃すだろう。

「自分は純日本人だから・・・」とか「帰国子女じゃないし・・・」

なんて言ったらダメだ。

やるしかないんだよ、やるしか。Just Do Itの世界ですよ。

そしてキャリア。これも型を学ぼうとしているのはいいんだけど、型なら型で、いつまで型でビジネスするのか、型の力を磨きながらもどの具体的ビジネスで戦っていくのかを同時並行で考える、こうこなくてはいけない。

型で一生食っていくというのも、一つの「具体的ビジネス」かもしれない。それならそれでいい。
ただ、「まずは型を身につけて、次には具体的に・・・なビジネスを」と言えるようになるのを目指しているならば、それをきちんと追求しなくてはいけない。数か月前に、Mixiでも同じことを書いた気がする。要はまだビジョンを明確に描き切れていない状態が依然続いているということなんだな。

と、書きながら自分を分析してみる。

なんだかさっきまでもやもやしていたが、やはり書いてみると落ち着くところに落ち着くのだなぁ。
勝手に納得してみたが、こうして折に触れ似たような円を描きながら、らせん状に上昇していければいいと思う。

さて、今日はこんなところにしておくか。

2010年8月20日金曜日

8/14 Stanford GSB 説明会@六本木

やはり、Stanford GSBは、してやってくれた。

MBA留学を志すきっかけをくれたのも、Stanford GSBだった。

この日は改めて、MBA留学、そして特にStanford GSBへ行きたいという気持ちに火をつけてくれた。

まず説明会の始まりは、Steve Jobsの伝説のスピーチの抜粋からであった。



いくつかのMBA説明会に足を運んだが、Stanford GSBの説明会の独特な雰囲気は他のそれにはないものだった。

変化と進化を真に求めている。CompetitiveとCorperativeが融合された校風を持っている。アカデミックな部分にきちんと重きを置いている。そして、シリコンバレーとのアクセスが豊富で起業家を輩出するメッカである。

これらは、こうして書いてみるとその重みが伝わりきらないかもしれないが、説明会に出たことで、肌から伝わってきた。

特に、多くのスクールでDiversityの重要性が叫ばれているが、これらは通常、円グラフで国籍別、性別、 前職業種別などに分類することをもって説明されているのがほとんどだ。

GSBでは、勿論そういったデータはあるが、それに触れず、それぞれのパーソナリティ、価値観、過去の経験含めどんな人間として成り立っているのか、といった視点におけるDiversityを軸としている様に感じた。そのDiversityを追求した結果、国籍も前職業種も異なっているだけであって、始めから意図的にDiversityありきで人を選んでいないようにも受け取れた。(テクニカルには、アドミッションでDivercityを意図的にコントロールしているだろうが、ここでは本質論の意味で言っている。)

また、留学中の2年間を通して、CompletelyにTansformすると言っていた。これも多くのスクールで語られるがGSBでは、特にEntrepreneurialなMind setや、思いついたBusiness ideaを近くの学生とLaunchしやすい環境があることから行動を起こしやすい人間になる、という意味でTransformするのだと理解した。

最後に、Alumniとの交流タイムがあったが、ここでは面白い人たちと出会った。

まず、Alumni。 おなじみTEDにおける、TED Tokyoの設立者と出会った。彼は在学中にSocial businessの会社を起こし、その後Social businessを支援するNPOであるAshokaに移籍、現在は日本でTED Tokyoの設立者として従事している。

交流タイムはずっと彼と話していたが、流石Entrepreneurとあって、話は興味深かった。

日本はTeamworkを重視し、Hard workを厭わず、Outputの能力が優れている。しかし、リスク回避志向が極端に強く、失敗に対して許容度が低い。そのせいで、組織にリスクをAllocateしようとする働きや、前例に倣ったまわりくどいプロセスが必要となり、素直にやりたいことができず、動きがSlowになる。これがどこでも起きているため、日本経済全体がSlowになっている、と彼は指摘していた。

だが、日本にもリスクを取って自らの事業を思い通りに実行している人間はいて、そういう人間と繋がること、またその考えを理解しうる人を集めて価値観を共有することが大事だと言っていた。TED Talkstが日本でも収録される日があり、またSocial Entrepreneurが集う会らしきものがあるようで、こういうものに声を掛けるよ、と言い名刺交換をしてくれた。

彼との刺激的な会話の後には、15分ほどこの会話を共にしていたアプリカントと名刺交換をした。
この際、経済産業省の方(国費で今年中に受験をするステータス)と話し たが、これまた刺激的で、役所にいる方とは思えない程、Entrepreneurialな発想に対してAcceptableであった。

その心を尋ねたところ、こう答えが返ってきた。

日本経済をSlowにしているのは、変化に対し拒絶的な日本の体質が問題である、と。日本経済を動かす企業を束ね、日本国としての多様なプロジェクトを纏めていくにあたり、新しいものに挑戦しようとすればするほどリスクが発生する。Stanfordの様な場所で、いかにリスクのある挑戦に人を巻き込み実現させていくかが学べれば、そのプロセスを日本に持ち帰り、保守的なプレイヤーをもっと納得感をもって動かせるようになる、と。

なるほど、Entrepreneurからは程遠い政府機関であっても、こうした観点を得るためにB-Schoolに来るのか、と感心しながら話を伺った。

この後も意気投合し、帰りの電車の中でも、経産省が6月18日に発表した新成長戦略についての話題があり、日本がインフラをパッケージにして輸出することについて、自分からは日本企業のみにこだわるのでなく、例えば韓国も巻き込み、プロジェクト自体の質が上がれば良しとする発想を持つべきだ、と提案したりと、あっという間に時間が過ぎた。

School、Alumni、そこを目指すApplicant、やはり何かを自ら企てる人は、集まるところに集まってくるのだと再確認し、経産省の方との時間を後にした。

こうした有意義な時間を通して、MBA留学を志して良かったと思うとともに、ここへ行くために勉強に励もうというモチベーションが高まった。

このプロセス一つ一つが大事なのだ。この積み重ねが1年後の受験で結実するよう、地道に勉強し英語力を高めていこう。

2010年8月15日日曜日

Writing for the TOEFL iBT (Barron's) 終了

7月26日のEntryに書いた通り、英単語の習得を一通り終えてから、Writing for the TOEFL iBT (Barron's)に着手してきたが、今日制覇したので、記録までに書いておく。



最近MBA関連イベントや学校説明会で予備校組のアプリカントらにWritingの授業内容を尋ねると、決まって「テンプレートを教えてくれるから、それを覚えれば授業はいらない」と返事が返ってくることがよくある。

”The author casts doubt upon...” とか単語暗記に近いようなフレーズを大量に提供してくれるのか、文章の骨格づくり(結論→パラグラフ1→パラグラフ2→パラグラフ3→結論再度)を教えてくれるのか、どの辺を指して「テンプレート」と呼んでいるのかわからない。

Barron'sのこのテキストを一通りやったが、文章の骨格づくりを丁寧に訓練して身につけられるようになっていて、一冊を終える最後の課題では、演習問題不足から時間配分には手こずるものの、それらしいエッセイが書けるようになっており、一定の手ごたえは得られた。

文法や英語表現が適切かをチェックしてくれる人がいないのが独学の辛いところではあるが、これは普段からの英語Input / Output量を増やすことで、自然に英語力をつけて乗り越えるしかないのだと思う。

まだ今のレベルでは、ReadingとListningの対比ポイントを落としてしまったり、 Barron'sで再三説かれている「与えられた時間の最初5分は構成に使い、最後の5分は見直しに使う」の見直し部分に届かないうちにタイムアップとなってしまう、といった弱点は残っている。

これは問題演習の数をこなして、論点を押さえる精度と書くスピードの双方を鍛えたい。

さて、Writingの基礎力形成ができた次には、鬼門Speakingに着手することにする。

自分は、TOEFLの勉強ステップは以下の様に踏むべきだと考えている。

Readingでは読み取る力、Listeningでは聞き取る力、と言わばPassiveな英語力をまずは身につける。次にこれをProactiveに「組み立てる」フェーズ、つまりWritingが次に着手すべき科目。ここでは読みと聞きで得られた情報を「書き」という冷静に考えながら文章を組み立てる英語力を身につける。そして最後に、読みと聞きから得られた情報を「話し」というリアルタイムに文章を組み立てる英語を身につける。

なので、自分の中でSpeakingとは、Writingの能力がある程度身に付いていれば、これをリアルタイムで口から発するのみで点数が取れるのではないかと考えている。ただし、その口から発するのが日本人にとってはものすごく下手なのでハードルが高く見えるのだが・・・。

Speakingの基礎力作りを終えたら、次はテストを一回受けて、実力がどの程度あるかを測ってみようと思う。10月には有給をとって東海岸をビジットすることとした。できればそこまでに最初のTOEFLスコアが出るようなスケジュール感で、勉強を進めていきたい。

2010年8月8日日曜日

Wharton Alumniによる非公式説明会@東京

いやー夏っすね!!

とテンション高めにスタートしてみた。だって夏だもん。

天気が良すぎて、PCと英語教材にかじりついていることが精神的な不健康さをもたらしているのではないかと弱い気持ちになりつつあったここ最近。

Wharton説明会があり行ってきたが、充実した内容だった。

ちょうど最近の勉強状況が、Writingを本格着手して苦戦しているので、Independent taskの練習も兼ねて、英語で感想を記載してみた。

英語力の程度がばれてしまい恥ずかしい面もあるが、良くも悪くもこれが今の実力であるので、定点観測の意味も込めて、敢えて投稿することにした。

Yesterday, I attended information session of Wharton business school at Marunouchi. The contents were very interesting to me. My image toward to Wharton was changed by the alumni. For example, I had described Wharton’s culture as stiff and dry, based on financial back ground. The alumni, however, did not behave as I expected; communicated closely each other, articulated their “Why MBA?” with passion, and infused themselves eager for respective way of business.

Another observation was that Wharton has cooperative culture, which is rarely found around East Coast. HBS is famous for “UP or OUT culture” such as dismissing 10 % of candidates who get lower grades during a year. HBS students are bellicose and disputatious, and the atmosphere makes the students less cooperative. This is the typical story found at East Coast, but Wharton, in my opinion, was not the case.

Meeting alumni was very informative. They provided me with information relating application process, interview tips, and specific business perspective. To clarify the latest one as “specific business perspective”, I tell you a story. I work for so called Sogo-Shosha, started from trading company and now operates thousands of businesses as a multi-sector investor, and I affiliated to financial department. As I has engaged to the strategic investment projects for three years, I would like to brush up my skills both finance and administration perspective. I believe that the best places would be Private Equity funds or Venture Capital so as to improve both finance and administration skills. At this moment, I am considering about transferring to PE or VC after graduation of B-School. So, I was searching alumni who had back ground or are working for the industry.

Fortunately, I met with an alumni, working for Japan branch of Advent International, a global and named PE player. He taught me PE market overview in Japan. According to him, almost all the player face setback because the market at here is immature right now and it is difficult to find companies to be invested in. In addition, he described about Advent International as having value-adding mind set, and connecting with global branches. He also advised me that although transferring place to work in Japan is tend to be treated as risky and reckless behavior, it would bring us a lot of opportunity and exciting adventure. He said,” There is almost no risk to founder when you are young. Unless you try what you can do at this moment, you would miss it and would look back the decision with remorse in the future.” To me, had determined to quit my job and to study at B-School, his words were so inspiring.

The information session gave me new views ranging from impression of Wharton to my mid-long carrier plan.