2015年夏(Class of 2017)からの米国MBA留学を目指す、某仕事人の軌跡

2010年8月29日日曜日

8/19 MIT説明会@丸の内 と その後。。。

8/19は単に説明会に行っただけでなく、考えさせられる一日だった。

まず、本題のMIT Sloan説明会。

集まったのは、ざっと150人ほど。立ち見が出るほどの満員で、意外とMBAに興味持っている人が多いことに一安心。

さて、内容はというと、アドミからは非常にシンプルなスライドを使ったプレゼンと、学生が製作したというMBAのプロモーションビデオで構成されていた。

アドミからのメッセージは以下。

・1学年あたり300~350人程度
・約半数がInternational
・男女比率は6:4
・Action-oriented かつ Hands-onのカルチャー
・TechのBackgroundが多い
・G-Laboという世界各国でConsulting bizやEntrepreneual bizに4~5人のチームで取り組むプログラムが特徴的
・EssayやResumeはContextベースで書くべし、Listすべからず

次にAlumniからの自己紹介やQA sessionの時間。

Tech系となるとメーカーから社費で来る方が多いのか、卒業後は元の会社に戻っているようだった。
話自体は鮮烈なほどエッジの効いたものはなく、淡々と学校の特徴やMBA取得後のキャリアを話しているとの印象だった。(要はあまり覚えていない)

全体を通して、少なくともこのInfo Sessionからはこれといった衝撃や発見があった訳ではなかった。
MITについては、ビジットしてみないと判断がつかない、というのがこの日の結論。

むしろ説明会終盤のOpen QAとその後のカフェでの話の方がハイライトであった。

まず、改めて自分の英語力の未熟さを痛感したこと。これが1つ目のトピックだ。
アドミに質問しようと思ったが、大した質問も思い浮かばなかったので、「Start-upを考えているが、Boston及びMITでの環境はどうか?」と聞いてみたが、質問していて自分の稚拙な英語にまず幻滅した。

そして、相手が答えたことに一歩踏み込んで追いかけの質問ができないことにも気づき、「聞いて終わり」のコミュニケーションレベルじゃ、まだまだだなと思った。

 次に、自分のキャリアややりたいことの方向性がまだブレているということ。

Why MBA関連のEntryでも書いたが、事業経営と投資を掛け合わせることで事業体や産業そのものを活性化できるとの考えから、それをやりたいと思ってはいる。

簡単にいえばPEファームである。その傍ら、Stanfordに行ってEntrepreneureshipを学び、Start-upもやってみたいとの考えもちらつく。しかし、2つに共通しているのは、「で、その中身のビジネスって、何?」という点にぶちあたってしまうことだと今日よく考えたら気付いた。

型は考えている。投資をして、経営関与をして企業価値を高めて、売却する。Start-upで新しい技術やサービスの仕組みをつくって一旗あげる。どちらも型はまぁ考えていないわけではない。だが、骨抜きなんだなぁ、どちらも。

具体的に、この産業またはこの分野なら、自分の力を発揮できて、世の中にも貢献できる、というSweet Spotを見つけ切れていないから、どこかブレているのだと気付いた。あとはそこに型があればなおいい。

事業経営と投資がいいなんてこのブログでさんざん語っておきながらも、アドミへ「Start-upの環境はどうだ?」と聞いてしまう自分に、自己矛盾を起こしていると気付き、上記に至ったのである。

説明会終了後は、Stanford Info sessionで会った方とその近くに座っていた方でカフェへ。

ここでも面白い話があった。

自分は、能力は別として公共政策とのDual Degreeができたら面白いと思っている。
戦略がなく、路頭に迷う昨今の政治。といっても、それはメディアからの断片的な情報に踊らされた国民の「人気投票」によって選ばれた政治家が起こしている茶番劇でもある。投票する我々も政治に関するリテラシーは乏しく、それらしく言っている人も、大抵テレビで評論家が言っていたことをさも持論かのごとく語っていたりする。

真に国の将来を考えるならば、国の統計を自分で読み、政党の政策を自分の頭で理解し、政治リテラシーをもった市民と議論し、ようやくもっともらしい意見が出てくるのだと考えている。

そうした、「市民レベルで政治を語れる社会」にならなければ、日本の政治はいつまでたってもダメなのではないか。こう考えている。政治家を叩く前に、自分の足元を見よ、ということだ。

翻って、市民ですべきことは何か。まず、政治をきちんと勉強することである。であるならば、いきなり公共政策の大学院へ行くという解に達するには飛躍してはいるが、きちんと教育機関で政治を学ぶことは意味があるのではないか、こう考えがいたったことから、MBAでビジネスを勉強するとともに、一市民として政治も勉強してみたいという結論に至ったのだ。

前置きは長くなったが、この話を、Stanfordで会ってこの日もお茶をした経産省の方に吹聴してみた。
彼のリアクションは公共政策を仕事としているプロから見た面白いものであった。

まず、そもそも公共政策を学問とすることに意味を見いだせていない、と。

なぜなら、個別事情によって政策はいくらでも変わりえるし、数十年単位で行った政策が結果的にどうだったか振り返られるだけなので、ケーススタディなどで成功例なるものを学んだとしても、それを応用するのは実質的に無理なのではないか、と彼は論じていた。また、政治は金だけでは解決できない世界があり、こういった攪乱項を含めると、合理的な解釈ができないことがむしろ多く、体系化しにくいため学問として成立しないとの見方が彼の主張だった。

それに比べ、ビジネスは基本的には経済合理性に基づいて動いているため、経済的にWorkするものは基本的に実行されるし、そのMethodがモデル化されて、他で応用されることもある。その為、体系化して学ぶことが可能な領域なのだと言っていた。

ビジネスの世界でも経済合理性で動いていない(もしくは経済合理性があるように強引に納得する)面もあるのは仕事をしていても感じるが、確かに、あからさまに損するビジネスが、この世界では淘汰されゆく運命にあるのは真だ。

この会話で、公共政策はもういーらない、と判断するにはあまりにも拙速であるが、公共政策を生業としている方の一意見として、これは貴重であった。

帰り道、こんなことを頭の中でぼんやりぐるぐる考えていたら、こんがらがってきてしまったので、整理のためにも、Entryにぶつけてみた。(なんか、すっきりしてきた。)

何はともあれ、英語力をつけないことには、留学は実現しないし、仮にテストテクで乗り切ったとしても肝心の留学後に多くのチャンスを逃すだろう。

「自分は純日本人だから・・・」とか「帰国子女じゃないし・・・」

なんて言ったらダメだ。

やるしかないんだよ、やるしか。Just Do Itの世界ですよ。

そしてキャリア。これも型を学ぼうとしているのはいいんだけど、型なら型で、いつまで型でビジネスするのか、型の力を磨きながらもどの具体的ビジネスで戦っていくのかを同時並行で考える、こうこなくてはいけない。

型で一生食っていくというのも、一つの「具体的ビジネス」かもしれない。それならそれでいい。
ただ、「まずは型を身につけて、次には具体的に・・・なビジネスを」と言えるようになるのを目指しているならば、それをきちんと追求しなくてはいけない。数か月前に、Mixiでも同じことを書いた気がする。要はまだビジョンを明確に描き切れていない状態が依然続いているということなんだな。

と、書きながら自分を分析してみる。

なんだかさっきまでもやもやしていたが、やはり書いてみると落ち着くところに落ち着くのだなぁ。
勝手に納得してみたが、こうして折に触れ似たような円を描きながら、らせん状に上昇していければいいと思う。

さて、今日はこんなところにしておくか。

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