やはり、Stanford GSBは、してやってくれた。
MBA留学を志すきっかけをくれたのも、Stanford GSBだった。
この日は改めて、MBA留学、そして特にStanford GSBへ行きたいという気持ちに火をつけてくれた。
まず説明会の始まりは、Steve Jobsの伝説のスピーチの抜粋からであった。
いくつかのMBA説明会に足を運んだが、Stanford GSBの説明会の独特な雰囲気は他のそれにはないものだった。
変化と進化を真に求めている。CompetitiveとCorperativeが融合された校風を持っている。アカデミックな部分にきちんと重きを置いている。そして、シリコンバレーとのアクセスが豊富で起業家を輩出するメッカである。
これらは、こうして書いてみるとその重みが伝わりきらないかもしれないが、説明会に出たことで、肌から伝わってきた。
特に、多くのスクールでDiversityの重要性が叫ばれているが、これらは通常、円グラフで国籍別、性別、 前職業種別などに分類することをもって説明されているのがほとんどだ。
GSBでは、勿論そういったデータはあるが、それに触れず、それぞれのパーソナリティ、価値観、過去の経験含めどんな人間として成り立っているのか、といった視点におけるDiversityを軸としている様に感じた。そのDiversityを追求した結果、国籍も前職業種も異なっているだけであって、始めから意図的にDiversityありきで人を選んでいないようにも受け取れた。(テクニカルには、アドミッションでDivercityを意図的にコントロールしているだろうが、ここでは本質論の意味で言っている。)
また、留学中の2年間を通して、CompletelyにTansformすると言っていた。これも多くのスクールで語られるがGSBでは、特にEntrepreneurialなMind setや、思いついたBusiness ideaを近くの学生とLaunchしやすい環境があることから行動を起こしやすい人間になる、という意味でTransformするのだと理解した。
最後に、Alumniとの交流タイムがあったが、ここでは面白い人たちと出会った。
まず、Alumni。 おなじみTEDにおける、TED Tokyoの設立者と出会った。彼は在学中にSocial businessの会社を起こし、その後Social businessを支援するNPOであるAshokaに移籍、現在は日本でTED Tokyoの設立者として従事している。
交流タイムはずっと彼と話していたが、流石Entrepreneurとあって、話は興味深かった。
日本はTeamworkを重視し、Hard workを厭わず、Outputの能力が優れている。しかし、リスク回避志向が極端に強く、失敗に対して許容度が低い。そのせいで、組織にリスクをAllocateしようとする働きや、前例に倣ったまわりくどいプロセスが必要となり、素直にやりたいことができず、動きがSlowになる。これがどこでも起きているため、日本経済全体がSlowになっている、と彼は指摘していた。
だが、日本にもリスクを取って自らの事業を思い通りに実行している人間はいて、そういう人間と繋がること、またその考えを理解しうる人を集めて価値観を共有することが大事だと言っていた。TED Talkstが日本でも収録される日があり、またSocial Entrepreneurが集う会らしきものがあるようで、こういうものに声を掛けるよ、と言い名刺交換をしてくれた。
彼との刺激的な会話の後には、15分ほどこの会話を共にしていたアプリカントと名刺交換をした。
この際、経済産業省の方(国費で今年中に受験をするステータス)と話し たが、これまた刺激的で、役所にいる方とは思えない程、Entrepreneurialな発想に対してAcceptableであった。
その心を尋ねたところ、こう答えが返ってきた。
日本経済をSlowにしているのは、変化に対し拒絶的な日本の体質が問題である、と。日本経済を動かす企業を束ね、日本国としての多様なプロジェクトを纏めていくにあたり、新しいものに挑戦しようとすればするほどリスクが発生する。Stanfordの様な場所で、いかにリスクのある挑戦に人を巻き込み実現させていくかが学べれば、そのプロセスを日本に持ち帰り、保守的なプレイヤーをもっと納得感をもって動かせるようになる、と。
なるほど、Entrepreneurからは程遠い政府機関であっても、こうした観点を得るためにB-Schoolに来るのか、と感心しながら話を伺った。
この後も意気投合し、帰りの電車の中でも、経産省が6月18日に発表した新成長戦略についての話題があり、日本がインフラをパッケージにして輸出することについて、自分からは日本企業のみにこだわるのでなく、例えば韓国も巻き込み、プロジェクト自体の質が上がれば良しとする発想を持つべきだ、と提案したりと、あっという間に時間が過ぎた。
School、Alumni、そこを目指すApplicant、やはり何かを自ら企てる人は、集まるところに集まってくるのだと再確認し、経産省の方との時間を後にした。
こうした有意義な時間を通して、MBA留学を志して良かったと思うとともに、ここへ行くために勉強に励もうというモチベーションが高まった。
このプロセス一つ一つが大事なのだ。この積み重ねが1年後の受験で結実するよう、地道に勉強し英語力を高めていこう。
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