日本人の至極全うな考えとして、こんな考えがあるのではないか。
「受験」=「予備校へ通って受験勉強する」
これは主に日 本社会が受験戦争を繰り広げていることを商機と捉え、予備校産業が発達したが故に、大凡の受験生が何らかの形で塾や予備校にお世話になり、私立中学なり一 流大学に入った成功体験があるため、思いつく発想なのだと思う。
予備校もまた、不安を適度に煽りつつ分析しつくしたメソッドを、高額な授 業料という対価をもって提供する仕組み作りを確立している為、日本社会はそれでうまく回っているのである。
自分は予備校にお世話になった ことが、生まれてこのかたない。
高校までは推薦で入学し、大学は独学でパス。2流(もしくは2.5流)くらいの私立大学だったが、入試で 上位10位以上に入ったらしく、4年間全額無料で通わせてもらった。なぜ独学で大学受験をしたかと言えば、「安易に誰かが作ったメソッドを利用し、テクニ カルに勉強したくなかったから」というのが強かったと思う。
今更思い出すと、強がらずに予備校にきっちり通い、浪人生活を送っていれば、 世に言う1流大学とやらに入れたのかなと時々思う。
だが、その一方で、自分が組み立てた戦略で、自分の実力で、道を切り開いた結果であることは言 うまでもなく、その点は誇れると思う。
さて、話がそれたが、今回MBA受験を志すにあたり、予備校通いをするかについては、悩ましいもの があった。
純ジャパニーズである自分が、トップ校を目指し、TOEFL、GMAT、エッセイという怒涛のハードルを全て超えられるのか。
仕 事と両立しながらの勉強だ。無駄な意地は張らず、週末予備校に通い、テスト対策の手ほどきを受けた方がよほど安全だろう。
手段は選ばず、結果を出 す方が余程大事だ。その為の投資なら、安いものではないか・・・
留学予備校の代名詞ともいえるAGOSに行ってみた。
確 かに、しっかりと受験プランニングの相談も乗ってくれる。ネイティブ講師もいて、内容のある授業をしてくれそうだ。テストテクも蓄積しているのだろう。そ れはわかった。
だが、値段はやはり気にかかった。ざっくり言うとこうだった。
TOEFL:50万円也
GMAT:50 万円也
エッセイ:50~80万円也
合計:150万円~180万円也
優秀な講師をキープし、日夜テストテクを磨き、優秀な 留学生と人脈をメンテナンスする。
これくらいの金額を客から取っていかないと、上記が回らないのか、と考えた。
何となく費用対効果に見 合っていないのでは、と思ってしまった。
ある日、先のEntryで触れたGood Luck Party2010の準備MTGで、独学で留学を実現した新キャンディデートの方からこんな話を聞いた。
「世界的に『留学予備校』という 産業がこれほどに発達しているのは、日本くらいだ。TOEFLはTOEFLの問題作成者であるETS が作ったオフィシャルガイドがあり、そこでは『ネット、英語の教科書、English speakerと多く触れて読み・書き・話しの能力を高めることがTOEFL高得点獲得の秘訣です』と言っている。GMATも作成者がこれまたオ フィシャルガイドを発行していて、世界のApplicantはこれをベースに独学で準備をしている。エッセイコンサルタントはどこの国にもいる が、予備校というスタイルは少ない。」
単なる意地かもしれないが、自分で考え、自分で学び、自分の実力で勝負したい。それでだめなら、予 備校に行ってもきっとだめ。何故なら能力がないから。
これに尽きるのではないかな、と思った。
TOEFLでは、まず全て のセクションの基盤となる語彙力の強化が絶対的に不可欠。これはまさに独学&根性論の世界なので、OK。
次にListening能力。これもTEDやnprを始めとする ネットリソースでなんとかなりそうだ。
Writing能力。ここは微妙だが、まぁ使って添削サービスだろうか。
Speaking能力。こ れは予備校より、外国人の友達を作るなり、ネットの英会話レッスンなどがあるだろう。
GMATはテストテクが随分と必要になるから予備校 に行ったほうがいい、と言う方が割と多かった印象だが、別の新キャンディデートの方からは、「オフィシャルガイドを徹底的に、素直にやればクリアできる」 と聞いたので、なんとかいけると思っている。
また、世界の独学受験生が集まるコミュニティであるGmat clubな るものがあり、ここで受験の生情報、テスト問題がたっぷりととれるとのこと。
トップエッセイコンサルタントは、流石に文章のネイティブ チェックが必要だと思うので、雇おうと思う。
弁護士並みの時給がかかるそうだが、まぁこれは必要な投資と心に決めておこう。
と、 こんなところで、まずは実力だけでどこまで戦えるか、やや無謀感を感じてはいるものの、やれるだけやってみようと思う。
この判断がどう転がるかは 半年後、1年後あたりにはだいぶ見えてくるだろう。
これもこのブログのタイトルらしく、一つ一つの意思決定やプロセスを「軌跡」として記 しておきたい。
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