2015年夏(Class of 2017)からの米国MBA留学を目指す、某仕事人の軌跡

2011年5月30日月曜日

フルブライト奨学生へのインタビュー(2/3)

前回に引き続き、フルブライト奨学金出願についてフルブライト奨学生から聞いたTipsを惜しげもなく大公開!!




・先輩は研究テーマを何にしたか?

グローバリゼーションとHuman Resorce Management(HRM)の掛け合わせをテーマとした。
グローバル化が益々進む中で、海外で働く日本人はもちろん、国内で働く外国人をどうマネジメントするか。現状、日系企業で働く外国人が少ない事実から見ても、日系企業が外国人に働きやすい制度を構築しきれていない現状があることは明らか。

これが今後日系企業がグローバル化していくなかでボトルネックとなっていくだろう。また、日米比較という観点では、米国はHRMの研究が兼ねてからさかんで、米国の先進グローバルカンパニーでは人事制度が洗練されており、多国籍化が十分図れているケースが多い。

この点日本は遅れをとっていると言えるものの、会社への忠誠心は(今は昔ほどではないながらも)非常に強く、組織の求心力は効率主義の米国に比べて高く、全て日系企業を否定するわけでもない。

こういった日米双方の観点からグローバリゼーション×HRMを学ぶ場所として、アメリカのBiz Schoolは最適な場所と言える。こんな論調で研究計画を書いた。


・予備審査にTOEFLスコアはどの程度の影響力があるか?

高ければ高いに越したことはない。ただし、基準点を超えていれば無碍に足切りされるわけでもないので、あまり気にしなくていい。(先輩は予備審査時点で既に105点を超えていたが。)よく博士号を取りに行く35歳くらいの海外経験が乏しい純日本人がいるのを見かけたが、英語力はひどいものだった。


・予備審査合格のハードルの高さは?

予備審査は所定の基準を満たしていればそれほど難しいものではないと思う。むしろ難しいのは2次審査で、実質的な勝負はここにある。


・出願前説明会が予備審査締め切り前に数回実施(平日午後)されているが、それには行ったか。行く意味はあるか?

基本的に行く必要はないと思う。確かに出願手続きはやや煩雑なのできちんと確認すべきではあるが、電話でも丁寧に教えてくれるため、行く必要なし。

もしどうしても暇なら行ってもいいが、今後キャンパスビジット、奨学金や受験の面接、諸手続などで有給を取らなければならない場面があるだろうから、そういった重要度の高いイベントがあったときに上司・同僚から嫌な顔されないで会社を外せるよう、むやみに行かないことをお勧めする。


・研究計画策定にあたり、エッセイコンサルタントはつけたほうがいいか?

明らかにつけた方がいい。フルブライトのためというより、留学全般のためにエッセイコンサルタント(留学カウンセラー)は早めに押さえたほうがよい。多くのコンサルタントは一人当たり15人くらい面倒みるのが限度であり、例年春前後から人気のあるコンサルタントは埋まってしまうため、押さえるなら早めに動くべき。

普通の日本人はまず、自力でいいエッセイが書けると思わない方がいい。アメリカ人が見てすんなり入る文章、他の受験生と差別化を図れた高度な文章は、並みの日本人が書けるわけない。それぐらいエッセイは難しいものだ、という認識をまず持ってほしい。


・出願のエッセイはどの程度自分で書いたか?

英語の文章表現も大事だが、そもそも言語に関わらず内容のある文章を書くことが重要。よって、まずは日本語で骨のあるエッセイを書く心がけをするとよい。自分の場合は、日本語で推敲を重ね、プロの英文翻訳サービス会社に翻訳させ、それを自分で気に入るように修正し、更にそれをエッセイコンサルタントに筆入れしてもらって、完成度を高めた。

プロとエッセイコンサルタントの往復だけにして自分が一切入らないと、逆にぎこちない表現やミスがなくなり学校から「本当に本人が書いたのか」と疑われるので、避けた方がいい。むしろ、自分が筆入れしておかしな表現となっても、かえって外国人が書いた文章っぽくなって、よい。

倫理観や「留学は自力で実現するもの」という個人のポリシーの観点から翻訳サービスを使うことの是非に関する議論はあるが、それへの強い抵抗感がないならば、効率と効果の双方から翻訳サービスを強力なツールとして使ってもよいと思う。




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