4月に晴天の霹靂の人事通達を受けてからというもの、出願スケジュール全体の見直しを余儀なくされ、Defferも含めて出願戦略を考えてきた(前々回Entryの通り)。
ところが人間というものは弱いもので、留学を実現するという志には寸分の衰えもないのに、そもそも留学をするのを、現在の職務の任期を終えた後の2014年夏(Class of 2016)に照準を合わせてからというもの、何かと言い訳をつけてGMATから逃げ腰になってしまっていた。
仕事は仕事で、元来の職務の重さに加え、歴代最年少記録を更新しての就任であるためか知らず知らずプレッシャーもかかっており、通常以上の力を割く状況。それに加え、(いつかこのブログでも詳細を書くだろうが)昨年4月に立ち上げたNPOが軌道に乗り、ベンチャー組織らしくものすごい成長スピードであるため、これを妨げる訳にもいかない。諸々の責任が生じるフェーズに入っており、そこから抜け出すというオプションも捨てた。
その中でのMBA準備。今の自分には、3本柱として、①仕事、②Social Activity(NPO)、③MBA準備が聳え立っているという認識で、どれもそれなりのコミットメントを必要とするものであるから、この並立(「両立」のレベルを超えている)をいかに実現するかが課題となっている。
学生の頃の自分を振り返ってみると、7つも8つも同時に手掛けてしまい、そのうちのどれかをしくじったり、ムラが出たり、継続性がなかったりと、いくつもの失敗があった(もちろん、それによって得られた成果も多い)。
社会人になって多少の経験も得た今、昔の様に7つも8つも柱はない。自分には、3本柱に絞ったという点では進歩とすら言える。だが、3本柱のいずれも大きく、継続が前提で、それぞれ目指すレベルが高いから、1本ずつ取り組んでも十分大変なところを3倍の馬力で取り組まなければならず、非常に骨が折れる、というのが最近の本音である。
実際、学生卒業以来、何だかんだ最大出し得る力の6-8割くらいで何事も乗り切ってきた気がするが、最近はキャパシティオーバーすれすれのレベルにいる。
ただ不思議なことに、それが苦痛だとか、投げ出したいとかは全く思うことがない。それはなぜかと思うと、そのいずれも、自分が大事にする理念や方向性と合致していることであるし、辛い道のりはそこへ向かう過程にしかすぎないからだ、というシンプルな回答に行きついている。
一方現実には、GMATの勉強が辛くてサボってしまたり(「辛い」と「苦痛」は意味が違う。「辛い」は単に大変なだけ)、時に妥協して易きに走ったり(飲み屋街に繰り出してしまう 笑)、特にこの2カ月間はそれが如実だった。
その中で、全くMBA準備に手をつけないことには流石に危機感を感じ、毎日10分でもいいからGMAT、特に過去コテンパにやられて苦手意識の強いMathを勉強し続け、時にはMBA友の会のメンバーと個別に会ってまた気持ちを取り戻したりしながら細々とやってきた。
また今月は、特別にAGOSの特別奨学生の期間を延長してもらっていることもあり、カウンセラーからの声掛けがあってMath講座を受講してきた。一人で戦う身としては、こういうヘコたれたときのサポートが一際ありがたく感じられた。
と、こんなペースでのろのろとやってきたのがこのブログに更新もせずに沈黙していた2ヶ月間の状況である。
自分がこうしてのろのろとやっているうちに、しゃかりきに頑張った後人が自分の先人となって海外へ飛び出していっていると思うと、焦燥感を感じずにはいられないときもある。もっと毎日の生活を工夫すれば、GMATへの勉強時間を捻出できるはずなのに、それを本気でやっていない自分に、情けなくなるときもある。言ってしまえば、こんなブログなんて書いていないで、さっさとGMATを勉強した方がよい。
だが、これ以上根詰めて自分を追い込みすぎると、ガタが出始める気もしていている。要は、先にも書いたように、キャパ越え寸前ということなのだろう。こんな時は、茶でもシバいて、焦らず、できるペースで、でも必要以上にだらだらせず、ゴールを見据えてひた走ればいいのではないかと思い、こうしてブログでも書いている。
自分が大切にしている小話の一つを紹介したい。自分が勤めている総合商社の社長がまだ役員時代に飲んだ時に聞いたストーリーだ。
彼が役員に昇格するかしないかのタイミングで、彼は海外拠点へ飛ばされた。それ自体は左遷とまではいかない異動ではあったが、周囲は「やつもこれで出世街道から外れ、海外生活を経て引退だな」とどやした。彼も実際その予感はあったものの海外に飛ばされている最中にそれを悩んでもしょうがないと思い乗り切り、役員として返り咲き、ついには社長の座を射止めたのである。
それを彼は、趣味の短歌に乗せて、若造の自分に語りかけてきた。その短歌がどんな語呂であったかは思いだせない。ただその内容としては、「周りの人たちが出世したり、事を成していく姿を見るにつけ、焦るときは誰だってある。でもそんな時は、妻と一緒に花でも愛でて、心平静にやるべきことを淡々とやろうじゃないか。いつか必ず勝機は巡って来る。」というものだった。
正直、現時点ではMBA準備は順調ではない。だが、志には微塵の揺らぎもない。地味で本当に効果が出ているのか見えなくても、やれることはやり続けているつもりだ。当然、明日も1ヶ月後も半年後もこのスタンスは変わらず、出来ることをただひたすらやり続ける所存である。
それを言いたくて、今日は久々にこのブログに戻ってきた。決して心に灯した情熱が、風にさらわれたわけではないということを。これを機に多少頻度を上げて更新できるかもしれないし、また沈黙期間が発生してしまうかもしれないが、ここを自分の大事なホームとして、軌跡を刻んでいきたい。

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