一昨日、突然の人事内定があった。職務事情なので詳細は書けないが、要は、会社経営の中枢に関連する部署への異動が決まったのだ。
任期は2012年8月~2013年9月末(1年2カ月)
この間、職務の重さ、与える影響力の大きさから、相当高いコミットメントが必然的に生まれてくるし、その職務内容を聞く限り、とても手を抜ける立場にない、というほどの部署なのである。
それが一昨日、突然決まったのだ。
ただ、それはほんとうに晴天の霹靂だったかと言えば、そうではない。そのポジションに近い仕事にこれまで多少携わっていたし、前任者からの打診に対しても、MBA留学を最優先にはしたいがきっぱりお断りする、というところまではしていなかった。
その意味では、きちんとその部署へのPathに蓋をする対処に抜かりがあり、自分にも非があったのだろう。
起こることは何か。一昨日の衝撃でうまく整理しきれていなかったが、以下にまとめてみたい。
◆全体表
◆出願スケジュール
2013年のクラス(Class of 2015)が厳密に始まる時期は2013年7月初頭のSummer Schoolからだろう。早い人は6月下旬に渡航して、7月より開始するSessionに参加する。ということは、新しい職務の任期を全うする前提においては、13年9月までは任期なので、そもそも13年スタートが難しいということになる。
Summer SchoolはInternational Student向けに設けられるクラスで、米国の教育スタイルに慣れたり、基礎的な英語でのDiscussionができるようになる予備授業で、全員が受けるわけではない。ただし、自分の様な純ドメの人間にとっては、Schoolへの参加は必須だろうし、突然9月末(任期を前倒し終了することも考えられる)からクラス参加、というのは無理がある。
任期を完全に全うしてからの出願、ということなら、この時点で自動的にClass of 2016へずれ込むことになってしまう。
Class of 2016の出願を想定したときに、数値的には以下になる。
留学時点の年齢:30歳(になる年)
留学時点のWork Experience:満7年
卒業時点の年齢:32歳(になる年)
この数値、どうだろう・・・
ぱっと見、若年化が進んでいるHBSやStanfordなどDream Schoolは少なくとも、相当厳しい戦いになることが想定される。(Stanfordでは年齢にこだわりないとは言っているが、平均が4年ということで、ボリュームゾーンからは外れることは間違いない)
そして、当初から自分のなかにあった、「30代のビジネスライフをロケットスタートするための、20代の締めくくりとして、MBAを」という観点からも大幅に崩れることになる。この点、残念である。
◆「Essayに書けるような職務経験」と「Recommendation」
昨年10月に今の部署に移ってきて、我武者羅に働いた甲斐もあり、部署内では一定の評価をいただき、上司とのチームワークもSolidなものになったのだろう、質のいい仕事がバンバン入ってくるようになった。
とは言っても、新しい部署への異動までの期間を数えるとわずか10カ月しかなく、当然ラーニング期間も含まれていたわけで、自分としても、「これは自分が中心的になって成し遂げた実績だ!」と断言できるような仕事とは言い切れない状況にある。(もちろん、金額的にはけっこうな額の金融ビジネスに携わったので、こねようと思ったらいくらでもこねられるではあるが)
これは当然上司も同じで、Recommendationの書きぶりには難しいところがあるだろう。更に言えば、アドミ側としても「10か月でできる仕事がどのほどのものか」という視点である程度は割り引いて見てしまうだろう。
では、新部署での経験を書けばいいのでは、という話が出てくる。上の表を見てもお分かりの通り、任期満了直後に出願期間を迎えることになる。直前の1年2カ月をネタにしてEssayをかけばいいのではないかという話ができる。
たしかにこれは一理ある。総合商社という巨大な組織を相手に、経営の中枢に近いポジションで働けるため、通常の若手社員からするとかなりJump upした経験ができる。これは伝え方次第では相当なバリューがあるはずだ。また、先日のEntryでも書いた、「事業経営を軸足におきつつ、金融の力を使って、世界に価値を創造すること」というグラウンドビジョンからしても、この総合商社というとてつもない経営体の事業をとらえられるようになることは、大変意義のあることだとも思う。
時間的に専門性(金融)を追求することが難しくなる向こう1~2年は、単純だが
・全部の部署で死ぬほど働いて密度を上げることで専門性を一定レベルまで担保する
・部署を転々とすることをTake chanceして幅広い視野を身につける
の2点につきるのだろう。どの組織でも「ぶち抜く成果」を出せば、極論、誰でもRecommendationは書いてくれるはずだ。
ただ、繰り返しになるが、それぞれの部署での経験をストーリーとして仕立てないと、単なる社内Job Hopperに成り下がってしまうため、各経験をうまく腹に落としておかなければならない。
◆スコアメイキング
TOEFLの有効期限は気になるポイント。先日めでたく103点を獲得したが、これが2012年3月25日だったので、有効期限は2014年3月25日。単純に考えれば、1stか2ndで出願すれば、有効期限内なので何も気にすることはないように思える。一方、なぜ2年弱も前に取って出願が遅れたのか、など指摘するSchoolがなくはないような気がして、どう見えるかがやや気がかり。
先にも仕事を死ぬほどこなさないと真の成長につながらないと書いたとおりで、さらに新部署ではそもそもの職務の重さもあり、常時気を抜けず、相当ハードな毎日が続くことが想定される。任期中にGMATを悠長に勉強する時間がそもそもあるか、大きな懸念だ。
では、異動までの残された3カ月程度で高得点を取ってしまうのはどうだろう?これはあり得る対策だ。GWは勉強をみっちりやる予定だし、7月後半にとりあえず受験日設定はしてある。これをターゲットに、GMATに集中すれば達成できる可能性は十分ある。ただこれも一方で、7月までをターゲットに現在の部署で新規事業の立ち上げを画策しており、5~7月のどこかで1カ月ほど海外に缶詰で死ぬほど働く可能性があり、GMATどころではないかもしれない。(とはいえ、英語圏なので、逆に相乗効果で成果が上がるかもしれない)
何事もできるうちにこなすという意味では、7月までに最低1回はGMATを受験し、高得点を目指すというのが、まっとうな選択肢だろう。
◆Essay
これは大変悩ましい。去年アゴスの特別奨学生に選ばれながらも、約束の12年夏からの留学を実現できなかったことから、一旦受講期間は終了したのだが、実は、スコアが出ていなかったので事実上ほとんどエッセイカウンセラーとの会話がなく、支払った金額をドブに捨てた状態になっていたため、ネゴの結果1年受講期間を伸ばすことにしてもらっている。ただこれも相当頭を下げたし、AGOSもやむなく飲んでくれた話なので、そこに来てもう一年伸びるという事情は、お互いに困った話である。
ただ、こうなった以上、AGOSには腹を割って事情を説明するしかなく、相手に迷惑をかけないためにも、潔く受講延長を取り消してもらうことを申し出るべきかとは思う。
それか、いっそのことDefferを前提として今年出願して合格をとってしまうという策もありえる。
◆社費と私費
Essay以上に、スポンサーの考え方には、相当悩ましい事情がある。昨年いろいろ考えた末社内選考を受験したが、この際に上司とは、「12年中は現場で腕を磨き、12年冬の社内選考に再チャレンジし、13年秋冬に出願し、14年夏から留学することを目指そう」という話で着地していた。その意味では、今の状況を順当に考えれば、悩むことはないように見える。
だが、AGOSとは12年秋冬の出願(順当にいけば13年夏からの留学)という話で折り合いがついていた。そのズレはというと・・・
作戦1:筆者が落選した13年夏からの社費留学に無理やりねじこむ。つまり、社費が決まったにも関わらず肝心のSchoolに受からない、もっとひどい例ではスコアがそもそも出ない、という人が例年少なからずいるようで、その人らが諦めるタイミング(13年1~3月ころ)に、筆者が「実は受かってました、留学させてください」と躍り出る、という作戦。実際これは過去事例があるようで、あわよくば、という考えである。
作戦2:Defferを前提に出願。つまり、出願は12年秋冬に終わらせてしまい、Schoolとネゴの上、留学時期を13年夏から14年夏にずらすという作戦。これはむしろよくある話で、仕事の都合で1年遅らせるというのはどのSchoolで受け入れ体制が整っているとのこと。ただし、Schoolによっては一切の事情を問わずDefferを認めないらしく、綿密な調査が必要だ。そして、先にSchoolの合格を決めてしまってから、社費選考を事後的に受け、社費をつけてもらう。
ということで、社費とAGOSの受講期間がそもそもずれていることにより、上記の作戦を考えていたのだが、そもそも新部署の任期の都合で作戦1が自動的に消え、作戦2しか残っていない。
もしくは、AGOSを一旦辞退して、上司と握っていた社費再チャレンジ路線に絞るか、という選択肢になる。(AGOS受講期間の再々延長(13年秋冬の出願)を申し出るという裏ワザは考えられなくもないが、さすがにやりすぎ感がある。)
整理すると、出願戦略は以下の2択に絞られることになる。
①作戦2(Defferを前提に12年秋冬に出願)
②13年秋冬に出願
①の場合は、②の出願スケジュールを念頭に置いている上司を説得しなければならない。上司としては、「若者よ、あせるな。順当に②のスケジュールでいいじゃないか」という反論をしてくる可能性が多分にありえる。
また次なる質問として、「じゃあ、仮に①でDeffer含めてSchoolに合格し、社費がつかなかったらどうする?Schoolを諦めるか、会社をやめるか、どっちだ?まさか、会社をやめるとか言わないよな?」というものが想定される。Recommendationを控えている身分として当然口先では、「もちろん、Schoolを諦めます!」と言うだろうが、いざ実際にSchoolに合格して社費がつかなかったら、正直に書くと、Schoolに最短で行ける手段を選びたいと思っているので、会社を辞めざるをえないと思っている。その場合、上司から「Schoolを諦めると言ってたじゃないか!この裏切り者め!」と非常に後味の悪い縁切れとなることが目に浮かんでくる。
①は確実かつ早期に決着をつけられる分、自ら背水の陣に追い込む危険な選択肢でもある。
②は、次のポイントで詳しく書くが、モチベーションと英語力の維持が大変というのが最大の難点で、次いでAGOSのサポートをせっかく再延長していただいたのに、それが無効になってしまう可能性が極めて高い、という点だろうか。
一方、社費や上司との人間関係上都合よく、Defferが不可なSchoolも受験できるという点では、メリットはあるだろう。また、新部署の経験もちょうど満了する頃にEssayを書くことになるので、そこでの経験も厚く書けるはずだ。
◆モチベーションと英語力の維持
14年夏、となると、2年以上先まで留学を先送りすることになる。たかが2年、されど2年。どっちとも取れるが、今の自分にとっては、10年の初頭にMBA留学を決意して当初は12年夏をターゲットにしていたし、それを13年夏にずらした時点で相当悔しかっただけに、更にもう1年、というのは、大変耐えがたいものを感じる。
初志を打ち立ててから、4年後の実現か。。。考えただけで、得も言えぬものがふつふつとこみあげてくる。
グッとこらえて、こらえぬくしかないのだろうが、それにしても、
!!!!!!!!!!!!(だけど黙る、耐える!!)
という心境だ。
だからと言ってMBAへの想いが途絶えることはないので、その点は全く歯牙にもかけないが、この間にモチベーションを高く上げる環境を整えておくかは、考える必要がある。
・現在運営幹事を務めているMBA友の会に積極参加する
・各Schoolの在日Almuniネットワークにガンガン突っ込み、卒業後の一員となったつもりで交わる
・在日外国籍MBAホルダーと定期的に交流や勉強する場をつくり、勝手にMBA留学中の環境に近い状況をセットしてしまう
ぱっと思いつく限りはこんなところだ。
もうひとつ、英語力の維持も難題。これまでTOEFLで何度も勉強から逃げ、打ちのめされ、また挑戦し、何とか勝ち取った103点。穴のあいた浴槽にお湯を注ぐようのと同じように、練習を怠れば(=お湯を入れなければ)、英語力(=浴槽の水位)はみるみる下がっていく。13年秋冬の1stに出願するとしても、あと1年5カ月はじっと英語力の維持に取り組まなければならない。
この意味は、今までの勉強を振り返ると、そら恐ろしい話だと筆者には思える。
勢いに乗ってきている今、一気にGMATまで終わらせてしまい、その流れで今年の秋冬に決着をつけたい気持ちにはなってくる。うーん、これも大きな論点だ。。。
◆結論
なんだかんだ書いたし、重複するが、やはり選択肢は以下2つしかない。
①作戦2(Defferを前提に12年秋冬に出願)
②13年秋冬に出願
まずはAGOSに相談し、どちらの選択肢を基本路線にするか決める必要がある。また、いずれにせよ、GMATは7月中に何とか高得点を取るべく、急ピッチで勉強をするほかない。
嗚呼これはもう修羅場以外の何物でもない!!
やれることに集中し、気を抜かず、引き続き走り抜けよう。

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以前よりブログ読ませていただいてます同世代の人間です。ドラマの連続ですね。でも、熱く生きているからこそ、そういうドラマや試練に出会えるのだと思うと、頭が下がる思いです。MBA留学とまではいきませんが、僕も自分のやれることを着実に地道に積み重ねたいと思います。応援してます。負けないで下さいね!
返信削除こんばんは。
返信削除僕もこれから学ぶ立場なのでなんともいえませんが、仕事とかキャリアのほうが重要だと思うので、よい部署で働けることは非常によいことだと思います。
年齢的なものを考慮するのであれば、留学が遅れた場合はEMBAも選択肢に入れてもよいと思います。
Boothの場合はEMBAであればGMATも600でOKだし、TOEFLとかGMATのようなテストに時間をかけるよりも、社費ならEMBAはなおさら入学しやすいですし。
友の会の幹事されているのですね。5月20日のGLP2012に参加しますので、そのときにお話できると思います。
>貴行さん
返信削除激励のお言葉ありがとうございます!思った通りにいかないイベントの連続で、まさに試練の日々ですが、単調な毎日よりこういう機会に巡り合える方が幸せだと思って、くじけずがんばります!貴行さんは同世代の方なんですね。同世代の繋がりは特に大切にしたいので、今後も何卒よろしくおねがいします!
>fhidecyanさん
そうですね、あくまでMBAは士官学校、ビジネスの現場が戦場であり、戦場で戦果をださないことには何もはじまらないですしね。
EMBAも最終手段としてはありだと思っています。ただ、深く考える時間、さまざまな留学中のチャレンジをする時間を考えると、2年間の魅力は多いにあると思いますので、できるところまで2年制をめざしていきたいとおもいます!
GLP当日にお会いできることを楽しみにしています。